執念美脚ブラック採集
2017.9.23
AM 1:30
双子の息子達に声を掛け、
採集に出掛ける準備を整える。
準備はしてあると言った
二人に不備が多々有り、
車に乗り込んだのは
AM 2:00
美脚の持ち主である
ヒメオオクワガタと、
未だ採集に至らない池のエメラルド、
ナミゲンゴロウの2種を狙う採集で
北へと車を走らせた。
一時間の仮眠では
眠気は収まらず、SAで休憩を
取りながら第一ポイントを目指した。
AM 8:20
ヒメオオクワガタは気温が上がる
昼前を狙う為、先ずはポンドエメラルドの
ナミゲンゴロウを狙う。

池に網を入れる前に
二人に水面を観察するように伝える。
鯉が居れば大きな波紋が
水面に発生し、水底から水泡が上がれば
何かしらの生物が生息する。
アメンボさえ居ない池を
此れ迄見てきた経験から、
水生昆虫が生息出来る池かどうかを
見極めて行動する事が
体力温存に繋がるからである。
池の淵から観察していると、
クロゲンゴロウの姿を捉えた為、
網を入れる事にした。

大きなマツモムシや、

ミズカマキリや小さな
ゲンゴロウ等は入るも、
本命となるナミゲンゴロウは
入らなかった。
30分程で見極め、
別の池へと向かった。
途中、巨大なキイロスズメバチの巣を
横目にしながら、

斜面を登り辿り着いた池は、

良さそうな池に映り、
アメンボの波紋が遠くから
見えた為、子供達には待機して貰い、
ウェーダーを履いた私が網を入れる。

巨大なオタマジャクシが入るも、
水生昆虫は何も入らなかった。
先程の池とこの池の
2点距離間は1Kmもないのに
不思議な事だと首を傾げる。
新規ポイントに車を回すも、
予想以下の池ばかりが続き、
子供達の網が濡れる事無く
時間ばかりが過ぎていった。
徐々にヒメオオクワガタポイントに
近付いてきており、ここで以前降り立った
ガムシ、クロゲンゴロウが
唸る程生息していた池へと向かった。
放棄水田となるこの地は、
山から清水が流れ込む為、
枯渇する事はないようである。
早速散り散りに網を入れていく。


前回同様の種がバケツに集まり、

この地にナミゲンゴロウが
入らなければこの地域には居ないと
結論付け、一度ウェーダーを脱ぎ、
網を仕舞う事にした。
気分転換にと、
ヒメオオクワガタを採集ケースに
びっしり収めようと二人に
笑いながら伝え、車は標高を上げていった。
PM 10:50

ブナが見え始め、
心が満たされていく。
ブナとヤナギとクヌギを見ると、
私は充足感に満たされる。
車を停め、
ヒメオオクワガタを探して
藪を掻き分けていく。
斜面を登る度に
次男が声を漏らす。
長靴が小さくて足が痛いと。
子供の成長の早さに驚きながら、
新しい長靴を購入する約束を伝え、
何とかこのポイントだけは
乗り切るよう伝えると、
小さく首を縦に振った。
美脚ブラックである
ヒメオオクワガタでも現れれば
気が紛れるのだがと探すも
何処にもその姿は無い。
アカアシクワガタの姿すら
目にしない事態に、根こそぎ採集者の
仕業なのかと勘繰ってしまう。
ヤナギやダケカンバが自生する
斜面を登り切り、一頭も採集出来ない
事から採集ボウズの言葉が
頭を過る。
斜面を降りながら、
先程とは違った角度から
ヒメオオクワガタを探していった。
徐々に車に近付き、
クワガタゼロ採集が続くと
子供達は完全に諦めムードとなった。
木すら見上げる事を辞め、
車に戻る事を考えていた。
私はヤナギからダケカンバへと
見上げる樹を変えていた所、
遂に美脚ブラックをこの目で捉えた。

息子達を大声で呼び、
何処にいるか探すように
指示を出すと、二人は直ぐさま
それに向かって指を指した。
二人にジャンケンをさせ、
勝者である長男に網を渡し、
私と次男は落下に備え、
白のベッドカバーを敷き、
フォローに徹した。
長男の網捌きの悪さに
次男が野次を飛ばし、
私もそのしどろもどろな
網捌きに鼻で笑ってしまう。

中々網に入れることが出来ない
ヒメオオクワガタ♂は、
徐々に我々の下に降り始め、
結局は長男が背伸びをして
その手で掴んだ。
長男と次男とハイタッチを交わし、
長男が私に手渡した立派な
ヒメオオクワガタ♂は、

スケール測定すると、

50mmであった。
何とか執念で美脚ブラックを採集出来、
安堵の吐息を吐いた。
ふと思い返すと、過去の採集個体から
この地のヒメオオクワガタは
大型が多い事に気付いた。
この出来事で次男は
足の痛みを忘れ、何とか
車まで戻ってこれた。
その後、私だけが新規ポイントを
見回るも、クワガタの姿は無かった。
この地で他の採集者と会った事は無いが、
ヤナギへの採集者ロードが
出来上がっている為、皆無では無い。
採集者の影響なのか、
この地に他の影響があるのか
解らないが、この先ヒメオオクワガタを
採集出来る予感もしない為、
美脚ブラック採集はここで
幕を下ろした。
PM 0:45
再びゲンゴロウ採集モードに切り替え、
車を新規ポイントに定め走らせた。
To be continued.
※オークションにて出品中



AM 1:30
双子の息子達に声を掛け、
採集に出掛ける準備を整える。
準備はしてあると言った
二人に不備が多々有り、
車に乗り込んだのは
AM 2:00
美脚の持ち主である
ヒメオオクワガタと、
未だ採集に至らない池のエメラルド、
ナミゲンゴロウの2種を狙う採集で
北へと車を走らせた。
一時間の仮眠では
眠気は収まらず、SAで休憩を
取りながら第一ポイントを目指した。
AM 8:20
ヒメオオクワガタは気温が上がる
昼前を狙う為、先ずはポンドエメラルドの
ナミゲンゴロウを狙う。

池に網を入れる前に
二人に水面を観察するように伝える。
鯉が居れば大きな波紋が
水面に発生し、水底から水泡が上がれば
何かしらの生物が生息する。
アメンボさえ居ない池を
此れ迄見てきた経験から、
水生昆虫が生息出来る池かどうかを
見極めて行動する事が
体力温存に繋がるからである。
池の淵から観察していると、
クロゲンゴロウの姿を捉えた為、
網を入れる事にした。

大きなマツモムシや、

ミズカマキリや小さな
ゲンゴロウ等は入るも、
本命となるナミゲンゴロウは
入らなかった。
30分程で見極め、
別の池へと向かった。
途中、巨大なキイロスズメバチの巣を
横目にしながら、

斜面を登り辿り着いた池は、

良さそうな池に映り、
アメンボの波紋が遠くから
見えた為、子供達には待機して貰い、
ウェーダーを履いた私が網を入れる。

巨大なオタマジャクシが入るも、
水生昆虫は何も入らなかった。
先程の池とこの池の
2点距離間は1Kmもないのに
不思議な事だと首を傾げる。
新規ポイントに車を回すも、
予想以下の池ばかりが続き、
子供達の網が濡れる事無く
時間ばかりが過ぎていった。
徐々にヒメオオクワガタポイントに
近付いてきており、ここで以前降り立った
ガムシ、クロゲンゴロウが
唸る程生息していた池へと向かった。
放棄水田となるこの地は、
山から清水が流れ込む為、
枯渇する事はないようである。
早速散り散りに網を入れていく。


前回同様の種がバケツに集まり、

この地にナミゲンゴロウが
入らなければこの地域には居ないと
結論付け、一度ウェーダーを脱ぎ、
網を仕舞う事にした。
気分転換にと、
ヒメオオクワガタを採集ケースに
びっしり収めようと二人に
笑いながら伝え、車は標高を上げていった。
PM 10:50

ブナが見え始め、
心が満たされていく。
ブナとヤナギとクヌギを見ると、
私は充足感に満たされる。
車を停め、
ヒメオオクワガタを探して
藪を掻き分けていく。
斜面を登る度に
次男が声を漏らす。
長靴が小さくて足が痛いと。
子供の成長の早さに驚きながら、
新しい長靴を購入する約束を伝え、
何とかこのポイントだけは
乗り切るよう伝えると、
小さく首を縦に振った。
美脚ブラックである
ヒメオオクワガタでも現れれば
気が紛れるのだがと探すも
何処にもその姿は無い。
アカアシクワガタの姿すら
目にしない事態に、根こそぎ採集者の
仕業なのかと勘繰ってしまう。
ヤナギやダケカンバが自生する
斜面を登り切り、一頭も採集出来ない
事から採集ボウズの言葉が
頭を過る。
斜面を降りながら、
先程とは違った角度から
ヒメオオクワガタを探していった。
徐々に車に近付き、
クワガタゼロ採集が続くと
子供達は完全に諦めムードとなった。
木すら見上げる事を辞め、
車に戻る事を考えていた。
私はヤナギからダケカンバへと
見上げる樹を変えていた所、
遂に美脚ブラックをこの目で捉えた。

息子達を大声で呼び、
何処にいるか探すように
指示を出すと、二人は直ぐさま
それに向かって指を指した。
二人にジャンケンをさせ、
勝者である長男に網を渡し、
私と次男は落下に備え、
白のベッドカバーを敷き、
フォローに徹した。
長男の網捌きの悪さに
次男が野次を飛ばし、
私もそのしどろもどろな
網捌きに鼻で笑ってしまう。

中々網に入れることが出来ない
ヒメオオクワガタ♂は、
徐々に我々の下に降り始め、
結局は長男が背伸びをして
その手で掴んだ。
長男と次男とハイタッチを交わし、
長男が私に手渡した立派な
ヒメオオクワガタ♂は、

スケール測定すると、

50mmであった。
何とか執念で美脚ブラックを採集出来、
安堵の吐息を吐いた。
ふと思い返すと、過去の採集個体から
この地のヒメオオクワガタは
大型が多い事に気付いた。
この出来事で次男は
足の痛みを忘れ、何とか
車まで戻ってこれた。
その後、私だけが新規ポイントを
見回るも、クワガタの姿は無かった。
この地で他の採集者と会った事は無いが、
ヤナギへの採集者ロードが
出来上がっている為、皆無では無い。
採集者の影響なのか、
この地に他の影響があるのか
解らないが、この先ヒメオオクワガタを
採集出来る予感もしない為、
美脚ブラック採集はここで
幕を下ろした。
PM 0:45
再びゲンゴロウ採集モードに切り替え、
車を新規ポイントに定め走らせた。
To be continued.
※オークションにて出品中



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