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目撃5thブラック

2017.9.14
PM 7:35


親分との待ち合わせに5分遅れてしまい、
頭を下げながら荷物を車に乗せ、
本命採集へと向かった。


道中は採集や飼育の話をしながら、
他愛もない話に花を咲かせた。


目的地に到着し、
装備を整え、6m梯子を担いで歩く。


前回は相棒ことmasaさんが
担いでくれた為、この重みが
歩く距離が増す程のし掛かり、
身に染みる。


休憩を入れながら
クヌギの樹を見て回ると、
真夏の暴君達が未だに樹液に群がっていた。


1本の樹に3頭程存在し、
6月の気温低下が影響しているのか
発生が通常より遅れているように感じた。


オオクワガタも発生が遅れていれば、
まだ樹液採集のチャンスがある。


そう心で願いながら、
暗闇の森を二人歩いて行く。


前回の採集時よりも
キイロスズメバチが多く、
親分から今年は異常発生している
ニュースを耳にしたと聞いた。


ライトを照らしていると、
すぐ様飛び掛かってくる為、
気を引き締めながら、ライトの消灯、点灯を
繰り返しながら歩みを進めた。


一本のクヌギを覗くと、
洞に隠れ損ねたクワガタを捕獲した。





コクワガタ♂となり、
この地のコクワガタは大型が多かった。


♀も幹を歩いており、





暗闇に照らされるライトの所為で
大きく見えてしまい、本命かと
声を上げながらいちいち驚いていた。


梯子を使わずに探すも低所では
本命の姿を捉える事は出来なかった。


私が最も重視している樹に
6m梯子を掛けて登り、
洞や捲れを確認するも
今回は留守のようで何処にも
見当たらなかった。


下で支えてくれている
親分に対し、降りる合図を送り、
ゆっくりと地上へと降り立った。


今回は採集出来ないのか。


悔しさが満ち溢れ、
親分と二人別れながら
もう一度見直す事にした。


徹底的に樹をチェックしていると、





世紀末救世主伝説の
よくはしゃぐ方々が着ておられる
服を想像させられるナナフシが現れた。


よく出来た構造と眺めながら
全ての樹を見て回り、
再び親分と話した。


最後にもう一度だけ、
この樹に対して角度を変えて登りたいと話し、
梯子を試行錯誤しながら苦戦しつつ
掛ける事が出来た。


ゆっくりと登る。


下から見ていた捲れや洞には
何も見えない。


やがてライトに向かって
無数のキイロスズメバチが
突進してくる。


消灯し、飛行音が遠ざかった所で
再び点灯させ、梯子最上段に登ると、
確認出来ていなかった洞に気付いた。


洞をライトで照らす。





声を上げ、ライトを消し、
親分に伝えた。


オオクワガタが居ると。


To be continued.


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