evil hands
綴り終え、長男と娘を連れて
湾岸道路を飛ばした。
物凄い横風が吹き荒れる為、
速度を落とし、
目的のインターチェンジを降りた。
荒れ模様の空をバックに
到着したのは、

親分が販売会にて出品している
ブースを3人で探す。
長男と娘は親分とmasaさんの
区別が付かないらしく、
髪の毛の有無で判別する。
いや、正確には眼鏡と笑顔で
髪があっても親分とmasaさんを
見間違えるらしい。
私も初めて親分を見た時に、
masaさんが歳を重ねたら
このような風貌になると
安易に想像出来た程、
彼らは似ている。
探し歩くと、
寄りたくなるような
色柄が目に入り、
親分と声を掛けた。

まだ始まって間も無いものの、
親分は売上を気にされていた。
親分と話していると、
お客が現れ、クジを引き、
子供の瞳は輝きを増していた。
親分に私が提供出来る
個体を渡し、我々は昼食を摂り、
親分に別れを告げた。
GW中はげんきの郷にて
親分が販売されている為、
ご興味のある方は是非足を運んで頂き、
空クジ無しの新井式廻轉抽籤器を
回されて頂ければと思う。
事実、帰り際に1等が出る瞬間を
目撃している。
特等はヘラクレスペアと記憶する。
その後、子供達を公園で遊ばせ、
ダイソーで買い物を済ませ、
帰宅した。
次男は熱が上がるものの、
嘔吐下痢は止まり、
水分も補給出来ている為、
回復は早いと践む。
夜は子供達を寝かし付け、
暴風雨の中vivids ssp.を目指した。
成虫のゼリー補充をしていると、
インド アルナーチャル産
アンタエウス♀が
羽化している事に気付いた。

他の個体に目を向けると、

♂も羽化していた。
羽化日をラベルに記載しながら、
他のボトルに目をやると、

蛹室に侵食する
キノコを発見した。
これでは羽化不全となる為、
不本意ながらも救出に着手した。
蛹を取り出す為
慎重に掘り進み、

正に魔の手に
蝕まれる蛹室を取り出した。
蛹特有の動きを見せ、
生存を確認し、人口蛹室に移した。

アンタエウスはヒラタケ菌糸では
大きく育たない事が判った。
もし累代に成功した暁には、
他の種類にて試行錯誤してみたい。
そしてダイソーにて
購入したものの一つを綴る。

野菜干しなるアイテムに目を惹かれ、
産卵材の加水後の水分調整を
此方で行えないかと試しに購入した。
産卵材を入れてみた所、

これはいけると、
口角を上げた。
ジャリさんから支援を受けた
キヨタミ産卵も控えている為、
産卵材の用意は加速する。
冷凍した材の解凍を
この野菜干しにて
利用する事とする。
vivids AMG採集個体販売

