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エナメルブラックセット

2017.9.21に同居させた
レギウス84.7mm×51.6mmの
産卵セットを組む為、
冷蔵庫で保管していた
クマモンさん印のカワラ材を
常温で慣らしていた。





袋から取り出し、
指で力を込めて確認すると、
材は固くコクワガタ材では無かった。





樹皮を捲り、
材の芯を確認する。





素晴らしい材に何時もながら
感動し、





多産に期待を膨らませる。


同居しているケースから、





♀を取り出し、





産卵セットに投入した。





私は秋のペアリング、
産卵と好調な為、
ここから続々とセットを展開させる。


先ずはこのエナメルブラックの
レギウスで90mmの羽化を目指す。


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奮闘の使命

仕事を終え、
夕飯を平らげ、
車に乗り、
網を手に半月が浮かぶ
川に降り立った。





ここはヌマエビが驚く程
採集出来る川であり、
フラッシュライトで辺りを照らし、
斜面を降りて行く。






画像では判別し難いが、
ヌマエビの小さな目が
フラッシュライトで光り、
ポイントを定めて網を入れる。





夏に採集したサイズより
小ぶりなヌマエビを捕獲し、
vivids ssp.に向かった。


PM 10:10


自力脱出から約2ヶ月を経て、
ボーリンフタマタのベアリングを
行う事にした。





Aライン





Bラインと2ペアを同時に
開催する。


彼らの営みは非常に長い。


2時間は当たり前の為、
♀を攻撃しないかを確認後、








私は隣の部屋で
購入しておいたマットを詰める事にした。





フェロールマットを彷彿させる
発酵臭に驚きながら、
空気孔兼幼虫投入孔を作る。





マット種にはガラス瓶が適しているとの
持論の中、1900ガラス瓶を♂用に
詰めていった。


AM 0:10


2時間経過した為、
ペアリング状況を確認すると、








まだ営みは続いていた。


結局、
2時間半強繋がっていた。


超絶倫ボーリンフタマタの
監視下ベアリングは
私の体力を消耗させる。


1週間♀に個別にゼリーを与え、
産卵セットへと投入させる。


相棒のボーリンフタマタセットの
報告が無い今、私が奮闘しなければという
使命に燃える。


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キュービックアクアリウム

帰宅すると注文した物が
届けられていた。





既に穴が開いているのが
気掛かりながら開封すると、





早速破損を確認した。


返品も検討するが、
結合の際に便利なだけに
構わず組み立てた。





そして此方を開封すると、





中には安心感を与える
A4の紙が同封されており、





良店だと呟きながら
それを取り出した。





子供達からの強い要望を受け、
先日採集したナミゲンゴロウを
我が家で観察出来るようにした。





娘のイラストから
待ち侘びているようだ。


此れまでに拾った流木も
このサイズなら難なく入る。





後は耐震対策と
延長コードを導入し、
水草で彩りを添える。


センスが問われる
キュービックアクアリウム作りに
孤軍奮闘する。


PM 9:50


相棒masaさんが
vivids ssp.を訪れ、
ブラックコーヒーを飲みながら
ゲンゴロウを鑑賞した。





談笑後、相棒が夕飯を
食べていない理由から
何時ものラーメンを食べに出掛けた。





安定の味に二人
ズルズルと食しながら
歓談を続け、vivids ssp.にて
別れを告げた。


とんかちさんからは
緑の絨毯をとアドバイスを
受けた新たなアクアリウム完成を急ぐ。


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黒、始動

以前このブログにて
ドンキエルマスターから
アドバイスを頂いた。


黒ドンキこと、
ドンキエルハンプイのペアリングは
可能との事であり、
本日同居させる事にした。





65.8mm♂を掌に乗せ、
しがみつく力を確認すると、
何ら問題無かった。


40.8mm♀も同様に
掌に乗せて状態を確認する。





此方も万全の状態であり、
ペアリング場へ投入する。





タガメ飼育で使用する為に
カットした流木は、
ドルクスには堪らない構造であり、





このケースにて
1週間同居させる事にする。


♀はこの1頭のみとなり、
私らしく崖っ淵となる。


失敗は許されない緊張感は
嫌いじゃないが、好きでもない。


羽化から1年の成熟期間として
待ち侘びたドンキエルハンプイの
累代に向けて始動する。


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秋の黄金セット

成熟を迎えたと、
モセリオウゴンオニクワガタを
掌に乗せる。





種親であった63.1mmを
超えた65.3mm♂と
44.2mm♀を同居させる。





♀がこの一頭のみといった、
私らしい崖っ淵であり、
失敗すればシルバー発色の
モセリオウゴンオニクワガタは
ここで累代が終わる。


慎重に事を運ばなければならないが、
萎縮しては成熟期を逃してしまう。


飼育は大胆に振る舞った方が
上手くいく気がする。


また、同じアロトプス属では、





ババオウゴンオニクワガタも
同様に同居させる。





此方は75.5mm♂と
50.0mm♀の組み合わせとなり、
次世代は80mm台を狙うラインとなる。


季節も良く、
秋の黄金セットにて
両大型化を目指す。


上手くいく、
そう念じて黄金ケースの上蓋を閉じた。


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悲願エメラルド採集

ヒメオオクワガタ採集を終え、
グーグルマップに記した池を目指す。


車を停めてから
徒歩にて山道を歩き、
杉林を越えて辿り着いた池は





素晴らしい景観ながら
水面に大きな波紋を作り上げる
鯉が現れ、落胆する。


鯉は全てを飲み込み
水草までも喰い尽くす為、
ナミゲンゴロウどころか
水生昆虫の居場所は無い。


子供達の肩を叩き、
車へと戻る。


車に到着すると
長男が一言漏らした。


「お父さん、今日は採れるよね?」


私にその自信は無く、
前を向くしかないと伝え、
男はそう簡単に諦めてはいけないと
アクセルを踏み込んだ。


このままでは今回も
ボウズ決定必至となる。


大きくポイントを変え、
陽が沈むまで採集魂に火を焚べる。


PM 4:00


記したポイントは干上がりが続き、
子供達は完全に諦めてしまった。


私のポイント選定に
問題があると自己嫌悪に陥りながら、
車から降りてその地を覗くと、
水位はとても低いながらも
少しばかり残った水面を見て歩いた。


遠目からも水面に動きがあり、
アメンボの波紋に目を取られながら
立ち止まり、正円を描く波紋に
目を奪われ、その瞬間身体が震えた。





双子の名前を大きな声で叫び、





ゲンゴロウが居ると叫ぶと
生気を取り戻した子供達が
駆け寄ってくる。





私が子供の頃から
採集願望に駆られた
ナミゲンゴロウが目の前にいる。


感動しながらその姿を
観察していると、
長男が走り寄り、私が指した
方向に目を向け網を入れた。


掬い上げた網の中の
ナミゲンゴロウを夢中で撮影した。











遅れて到着した次男が網を覗き、
3人でハイタッチをしたその音は、
大きくその地に鳴り響いた。


車に戻り、リンクさせて頂いている
クワデリさんから頂いた
お魚観察ケースに採集した
ナミゲンゴロウを入れて観察する。





前脚の形状から♀と判り、
それでは婿殿を探しに行こうと
採集意欲が戻った子供達と共に
再び採集地に戻った。


然し乍ら子供達から絶叫は聞こえず、
私も追加には至らなかった。


この地を徹底的に探そうと
車を走らせるも、水が干上がった
場所ばかりで話にならない。


それならばとこの辺りにマークした
池を探そうと、車を走らせた。


分厚い雲が夕陽を隠し、
薄暗くなる中辿り着いた池は、





水面に波紋の無い
所謂死んだ池であった。


車に戻り、ドアを閉めようと
ふと目が留まったのは





コクワガタ♂であった。


目が合ったねとドアを閉め、
次なる池を目指した。


恐らく時間的にも
最後のポイントとなる場所に
30分掛けて車を走らせた。


子供達にフラッシュライトを渡し、
田圃の上流にあるマーキングポイントに
到着し、その様に膝をついた。


「池の水、全部抜かれてる。」


この台詞に3人爆笑し、


PM 6:30


本日の採集に終止符を打った。


子供達は採集した
ナミゲンゴロウを車中で交互に持ち、
悲願だった採集達成の
余韻に浸っていた。


空腹である事に気付き、
夕飯を平らげ、近くのスーパー銭湯にて
汗を流し、家路を急いだ。


前日の睡眠不足と
採集疲労から簡単に睡魔が召喚され、
最寄りのSAで仮眠を取りながら


2017.9.24
AM 2:10


我が家に到着し、
子供達を寝かせ、
独り第3のビールで祝杯を上げた。


今回目標を掲げた美脚ブラックである
ヒメオオクワガタの採集と、
池のエメラルドである
ナミゲンゴロウを採集し、
二大ヘッドライナー採集は
1頭ずつと少数ながら完遂となった。


また、2017.4.23にタガメ採集から始まった
Aqua gangster quest は5ヶ月後に
タガメとナミゲンゴロウを採集し終え、
悲願達成となった。


子供の頃から探し求めていた種に、
採集というカテゴリーではあるが
自身で感動してしまった。


諦めずに追い求める姿、
それを息子達に見せられた事を
大きな収穫とし、息子達の中間テスト後に
婿殿探しを計画する。


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執念美脚ブラック採集

2017.9.23
AM 1:30


双子の息子達に声を掛け、
採集に出掛ける準備を整える。


準備はしてあると言った
二人に不備が多々有り、
車に乗り込んだのは


AM 2:00


美脚の持ち主である
ヒメオオクワガタと、
未だ採集に至らない池のエメラルド、
ナミゲンゴロウの2種を狙う採集で
北へと車を走らせた。


一時間の仮眠では
眠気は収まらず、SAで休憩を
取りながら第一ポイントを目指した。


AM 8:20


ヒメオオクワガタは気温が上がる
昼前を狙う為、先ずはポンドエメラルドの
ナミゲンゴロウを狙う。





池に網を入れる前に
二人に水面を観察するように伝える。


鯉が居れば大きな波紋が
水面に発生し、水底から水泡が上がれば
何かしらの生物が生息する。


アメンボさえ居ない池を
此れ迄見てきた経験から、
水生昆虫が生息出来る池かどうかを
見極めて行動する事が
体力温存に繋がるからである。


池の淵から観察していると、
クロゲンゴロウの姿を捉えた為、
網を入れる事にした。





大きなマツモムシや、





ミズカマキリや小さな
ゲンゴロウ等は入るも、
本命となるナミゲンゴロウは
入らなかった。


30分程で見極め、
別の池へと向かった。


途中、巨大なキイロスズメバチの巣を
横目にしながら、





斜面を登り辿り着いた池は、





良さそうな池に映り、
アメンボの波紋が遠くから
見えた為、子供達には待機して貰い、
ウェーダーを履いた私が網を入れる。





巨大なオタマジャクシが入るも、
水生昆虫は何も入らなかった。


先程の池とこの池の
2点距離間は1Kmもないのに
不思議な事だと首を傾げる。


新規ポイントに車を回すも、
予想以下の池ばかりが続き、
子供達の網が濡れる事無く
時間ばかりが過ぎていった。


徐々にヒメオオクワガタポイントに
近付いてきており、ここで以前降り立った
ガムシ、クロゲンゴロウが
唸る程生息していた池へと向かった。


放棄水田となるこの地は、
山から清水が流れ込む為、
枯渇する事はないようである。


早速散り散りに網を入れていく。








前回同様の種がバケツに集まり、





この地にナミゲンゴロウが
入らなければこの地域には居ないと
結論付け、一度ウェーダーを脱ぎ、
網を仕舞う事にした。


気分転換にと、
ヒメオオクワガタを採集ケースに
びっしり収めようと二人に
笑いながら伝え、車は標高を上げていった。


PM 10:50





ブナが見え始め、
心が満たされていく。


ブナとヤナギとクヌギを見ると、
私は充足感に満たされる。


車を停め、
ヒメオオクワガタを探して
藪を掻き分けていく。


斜面を登る度に
次男が声を漏らす。


長靴が小さくて足が痛いと。


子供の成長の早さに驚きながら、
新しい長靴を購入する約束を伝え、
何とかこのポイントだけは
乗り切るよう伝えると、
小さく首を縦に振った。


美脚ブラックである
ヒメオオクワガタでも現れれば
気が紛れるのだがと探すも
何処にもその姿は無い。


アカアシクワガタの姿すら
目にしない事態に、根こそぎ採集者の
仕業なのかと勘繰ってしまう。


ヤナギやダケカンバが自生する
斜面を登り切り、一頭も採集出来ない
事から採集ボウズの言葉が
頭を過る。


斜面を降りながら、
先程とは違った角度から
ヒメオオクワガタを探していった。


徐々に車に近付き、
クワガタゼロ採集が続くと
子供達は完全に諦めムードとなった。


木すら見上げる事を辞め、
車に戻る事を考えていた。


私はヤナギからダケカンバへと
見上げる樹を変えていた所、
遂に美脚ブラックをこの目で捉えた。





息子達を大声で呼び、
何処にいるか探すように
指示を出すと、二人は直ぐさま
それに向かって指を指した。


二人にジャンケンをさせ、
勝者である長男に網を渡し、
私と次男は落下に備え、
白のベッドカバーを敷き、
フォローに徹した。


長男の網捌きの悪さに
次男が野次を飛ばし、
私もそのしどろもどろな
網捌きに鼻で笑ってしまう。





中々網に入れることが出来ない
ヒメオオクワガタ♂は、
徐々に我々の下に降り始め、
結局は長男が背伸びをして
その手で掴んだ。


長男と次男とハイタッチを交わし、
長男が私に手渡した立派な
ヒメオオクワガタ♂は、





スケール測定すると、





50mmであった。


何とか執念で美脚ブラックを採集出来、
安堵の吐息を吐いた。


ふと思い返すと、過去の採集個体から
この地のヒメオオクワガタは
大型が多い事に気付いた。


この出来事で次男は
足の痛みを忘れ、何とか
車まで戻ってこれた。


その後、私だけが新規ポイントを
見回るも、クワガタの姿は無かった。


この地で他の採集者と会った事は無いが、
ヤナギへの採集者ロードが
出来上がっている為、皆無では無い。


採集者の影響なのか、
この地に他の影響があるのか
解らないが、この先ヒメオオクワガタを
採集出来る予感もしない為、
美脚ブラック採集はここで
幕を下ろした。


PM 0:45


再びゲンゴロウ採集モードに切り替え、
車を新規ポイントに定め走らせた。


To be continued.


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Wヘッドライナー採集

双子の息子達を連れて
美脚クワガタと
ポンドエメラルド採集に出掛けた。





詳細は後程綴る事とする。


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大台へ向けて

私はメソトプスの成熟を
羽化後3ヶ月から6ヶ月とし、
後食はひと月程させる。


それが正解なのかどうなのか
解らないが、我が家では
問題なく産卵をし、孵化に至る。


温度さえ安定すれば
産卵は困難ではない。


この秋から冬にかけて
産卵孵化のタイミングであれば
大型化にも自信を漲らせる事が出来る。


手にしがみ付かせた
84.7mm♂レギウスは
成熟の証とされる
バイブレーションを発する。





ペアとして選定した♀
51.6mmと対面させた所、





♂は♀に近寄っていく。





♀が逃げる様子も無い事から、





この時点でペアリングケースに
投入した。


1週間の同居を経て、
何時もの産卵セットを用意する。


90mmを突破している
レギウスのサイズに何処まで私が
近付く事が出来るか。


大台へ向けて培った飼育ノウハウにて
ブレないメソトプス飼育で臨む。


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猛省黄金セット

棚最上部に設置していた
モーレンカンプオウゴンオニクワガタの
産卵セットに気付き、
急いで蓋を開けると、





幼虫が這いずった後が見え、
忘れていた事に猛省する。





タライには終齢を迎えた
幼虫が転がり、





セットしていた材を食べ尽くし、





合計6頭がこの環境で
育ってしまった。


カワラタケボトルにそれぞれ
投入したものの、劇的な成長は
望めない。


一方、初令からカワラタケボトルに
投入していた個体は、





丸々と太り、





順調に成長していた。





サイズは、





最大18.8gであり、





12.9gが最小となり、





次点は18.4gとなった。


モーレンカンプも25gないと
話にならないと考え、
夏場の飼育よりも秋から冬にかけての
幼虫飼育の方が我が家では
大型化を見込める。


メソトプスとアロトプスを中心に
注力し、自身の壁を越えていく。


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台風一過出撃

2017.9.19
PM 8:00


台風18号の爪跡が残されているのか、
気になり出したら止まらなくなり、
用意を済ませて出撃した。


藪を掻き分けて進む
何時もの道が台風の影響で荒れており、
歩き易い道を選びながら進むと、
安堵の吐息が漏れた。


本命が生息する樹は健在であり、
ラダーを伸ばし登ると、





小さなコクワガタ♂を目にした。


更に上部へと段を登ると、





スズメバチが3匹群れていた。


キイロスズメバチとは異なり、
光に対して向かってくる事が無いので、
どちらかと言うと此方の方が扱い易い。


隈なくチェックし、
本命を探すもその姿は無く、





この隙間に身を隠す黒い
シルエットを刺激した所、





ヒラタクワガタ♂が落下した。


もうこの地での本命樹液採集は
終焉を迎えたのか。


肩を落としながら
車へと戻り、帰路を目指す。


ふと思い出したポイントがあり、
停車させ、その地に向かって
車を走らせた。


うろ覚えながら
そのポイントに何とか辿り着き、
確認するも樹液が出ていなかった。





仕方なく真夜中の探索を打ち切り、
家路へと急いだ。


夢中になって帰宅した時間は
日付が変わり、


AM 2:30


遅過ぎる晩飯を喰らい、
第3のビールを飲み干し、
台風でへし折られる事が無かった
ポイントに再び安堵しながら
意識を飛ばした。


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緊迫メタリック

前記事のアマミコクワガタよりも
更にミニマムな世界。





2017.9.13


メタリックボディの持ち主である
ヒマラヤコクワガタを成熟したと
見なし、同居させた。





♂の代わりはいるが、
♀がこの1頭しかいない為
緊迫したセットとなる。


冷蔵庫から取り出した
ハイパーコクワガタ材を取り出し、





何時ものように信頼する
埋め込みマットを固く詰め、





その上にハイパーコクワガタ材を乗せ、
埋め込みマットで埋める。





感覚では、このセットで
上手くいく筈。





5日間の同居を経た♀も
無事であり、冷蔵から融けた
材を見計らい、♀を投入させる。


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ミニマムな平々凡々

台風18号が日本列島を縦断する。


昨夜の強風に子供達は
眠れない程の音が鳴り響き、
私は採集地の樹が倒れないかが
心配で仕方なかった。


あの樹が折れたらと
考えれば考える程不安になり、
遠征地の樹も不安で仕方ない。


そんな想いを抱く採集者は
多いと思う。


こんな日は飼育に没頭する。


とんかちさん採集個体の
持腹産卵となるアマミコクワガタが
全て羽化し、活動を始めている。





前胸背板の輝き、上翅の筋から
♀はミニマムな
オオクワガタに見える。








♂のサイズは、





34.7mmと平々凡々なサイズである。





ギネスサイズが40.8mmと記憶し、
マットより菌糸を選択すべきか。


累代さえ悩むミニマムな世界の
40mm台も見てみたい気持ちもある。


台風の如く、
荒れ果てた飼育環境を整え、
何を残すのかを考える事とする。


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脚の棘

脱出の音が聞こえる。





上蓋を開けると、





罰の悪そうに身を隠す♀の姿があり、
掌に乗せた。





リノケロスフタマタクワガタが
無事羽化となった。


こうなると、羽化している
♂の姿が見たく、





穴を大きくすると、





最終体重18.6gとは思えない
大型な身体付きを目にした。


取り出すと、





立派な顎を披露し、
スケールで測ろうとした所、





洗礼を受けた。


タランドゥスやレギウスに比べれば
顎の力は大した事なく、
挟まれている時間も短く、
苦しめられる事はないがフタマタは
スケール測定時にダメージを受ける。





体長は86.0mm


測定時にもがく脚の棘に
地味な痛みを覚え、出血する。





なるべくならグローブを着けての
スケール測定は行わない主義である私も、
フタマタ羽化ラッシュ時は装着してしまう。


飼育種縮小対象の
リノケロスフタマタは
累代を行わず、いつの日かまた
余裕が生まれた時に再開する。


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樹液採集5thブラック

一気に心拍数が上がる。


もう一度ライトを照らし、
中のオオクワガタを確認する。





先程まで見間違えていた
コクワガタとは明らかに
身体の厚みが異なる。


親分に今からオオクワガタを採集する為、
落下してもいいように白い
ベッドカバーを敷くようにお願いする。


親分が梯子から離れ、
白いベッドカバーを敷き、
下での準備は整った。


ライトを再び照らし、
ステルスヒップパックから
VESSELのドライバーを取り出し、
それ以上奥に行かないように
挿し込んだ。





この洞なら逃げられる事は無い。


すると、ライトにキイロスズメバチが
向かってきた。


ライトを消し、飛び去るのを待ち、
再び点灯させ、挿し込んだ
ドライバーを抜き、ガチガチに
踏ん張っている脚を緩ませる為、
頭側からドライバーを挿し込むと、
一度後ろに下がりかけた。


すぐ様お尻側にドライバーを挿し込み、
ドライバーで刺激させると
オオクワガタはこの洞を後にしようと
動き出した。


これは安易に採集出来る。


安心していると、
またキイロスズメバチがやって来る。


左手は樹に手を回している為、
キラービーを振り払えない。


仕方なくライトを消し、
オオクワガタがこの位置から
変わらない事を祈る。


羽音が聞こえなくなった時点で
次で抜かなければならない。


ライトを点灯させ、
ドライバーで刺激し続けると
オオクワガタは頭を出して
洞を後にしようとした。


右手で掴もうとすると、
光り輝く前胸背板が滑り
中々掴めない。


オオクワガタはもがきながら
再び洞に戻ろうとする。


滑る身体に負けじと
指に力を込めて取り出し、
親分に勝利を告げる。


親分も興奮して大声で叫んだ。


ライトを消し、
ゆっくりと梯子を降りて
採集したそれを親分に手渡した。





親分と肩を叩き、
拳を突き合わせる。





5thブラックは♀となり、
諦め掛けていた所からの
採集に達成感が満ち溢れる。


6m梯子を樹に掛ける際に
無理をしたのか、腰に痛みを覚え、
腕にも痛みを感じる。


親分に車に戻ろうと伝え、
梯子を畳み、担いで暗闇を後にする。


帰る間際も樹を見て回るが、
本命が棲み付きそうな樹は無い為、
車に戻り、梯子を仕舞い、荷物を乗せて
車を走らせた。


親分に絶賛のお言葉を頂き、
採集を振り返りながら
賑やかな車内の二人は
渇いた喉を潤そうとコンビニに向かう。


コンビニで恒例の祝杯を上げ、





採集した♀を眺めた。





店内の弱い光りでも輝きを取り込む
ブラックダイヤモンドに見惚れ、





裏の微毛を確認し、
ピカピカの新成虫と知った。


確認してから格闘している時は
45mm程と思っていたが、





実際は42mmであった。


私は現在累代したい地域を
満たしている為、♀を採集しない主義に
転じたが、この♀は2ndブラックを
託した親分が累代したい為、
親分に手渡した。





ノンアルコールを飲み干した二人は
車に乗り込み、親分と再び熱い
採集話を繰り広げながらアクセルを
踏み込み、帰路へと車を走らせた。


vivids ssp.に到着し、荷物を降ろし、
親分と固い握手を交わし、
満面の笑みを浮かべた車に向かって
大きく右手を振った。


家に到着し、
アルコールを身体に注ぐ。


今、私の身体には執念が
染み込んでいる。


今夏本命樹液採集10頭という
目標達成に向けて、
残り5頭となった。


朝晩が涼しくなり、
樹液採集が益々困難となる中、
諦めない気持ちでフィールドに向かう。


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目撃5thブラック

2017.9.14
PM 7:35


親分との待ち合わせに5分遅れてしまい、
頭を下げながら荷物を車に乗せ、
本命採集へと向かった。


道中は採集や飼育の話をしながら、
他愛もない話に花を咲かせた。


目的地に到着し、
装備を整え、6m梯子を担いで歩く。


前回は相棒ことmasaさんが
担いでくれた為、この重みが
歩く距離が増す程のし掛かり、
身に染みる。


休憩を入れながら
クヌギの樹を見て回ると、
真夏の暴君達が未だに樹液に群がっていた。


1本の樹に3頭程存在し、
6月の気温低下が影響しているのか
発生が通常より遅れているように感じた。


オオクワガタも発生が遅れていれば、
まだ樹液採集のチャンスがある。


そう心で願いながら、
暗闇の森を二人歩いて行く。


前回の採集時よりも
キイロスズメバチが多く、
親分から今年は異常発生している
ニュースを耳にしたと聞いた。


ライトを照らしていると、
すぐ様飛び掛かってくる為、
気を引き締めながら、ライトの消灯、点灯を
繰り返しながら歩みを進めた。


一本のクヌギを覗くと、
洞に隠れ損ねたクワガタを捕獲した。





コクワガタ♂となり、
この地のコクワガタは大型が多かった。


♀も幹を歩いており、





暗闇に照らされるライトの所為で
大きく見えてしまい、本命かと
声を上げながらいちいち驚いていた。


梯子を使わずに探すも低所では
本命の姿を捉える事は出来なかった。


私が最も重視している樹に
6m梯子を掛けて登り、
洞や捲れを確認するも
今回は留守のようで何処にも
見当たらなかった。


下で支えてくれている
親分に対し、降りる合図を送り、
ゆっくりと地上へと降り立った。


今回は採集出来ないのか。


悔しさが満ち溢れ、
親分と二人別れながら
もう一度見直す事にした。


徹底的に樹をチェックしていると、





世紀末救世主伝説の
よくはしゃぐ方々が着ておられる
服を想像させられるナナフシが現れた。


よく出来た構造と眺めながら
全ての樹を見て回り、
再び親分と話した。


最後にもう一度だけ、
この樹に対して角度を変えて登りたいと話し、
梯子を試行錯誤しながら苦戦しつつ
掛ける事が出来た。


ゆっくりと登る。


下から見ていた捲れや洞には
何も見えない。


やがてライトに向かって
無数のキイロスズメバチが
突進してくる。


消灯し、飛行音が遠ざかった所で
再び点灯させ、梯子最上段に登ると、
確認出来ていなかった洞に気付いた。


洞をライトで照らす。





声を上げ、ライトを消し、
親分に伝えた。


オオクワガタが居ると。


To be continued.


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御利益神採集

御利益の神と呼んでも
もはや過言では無い。


親分同行による樹液採集の
オオクワガタ目撃率の高さに
気付かされる。





詳細は後程
綴る事とする。


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雌雄同定技術

自力脱出の音がする。


耳を傾けるとそのボトルは
ババオウゴンオニクワガタからとなり、
上蓋を開けると、





美しい黄金色の
長歯が目に入った。


素晴らしい体躯でありながらも、





目標としていた80mmには
到達出来なかった。


他個体も気になり
暴いていくと、





最終体重13.9gから♀と
判断していたボトルから短歯♂が現れ、
見抜けない自分を呪った。





ところが、この短歯は
先の1頭だけではなく、





他にもモーレンカンプチックな
個体が続いた。


体重が軽いから800ボトルで
済まそうとすると、
こうした短歯♂が現れる。


雌雄同定技術向上が必要と
痛感する対面である。


♀はと言うと、





同定通り上手くいき、





50mmと大型な♀が現れた。


アロトプスも大型化への
道程が薄っすらと見えて来ている為、
ブレない飼育にてババ目標である
80mmupを目指していく。


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継続的躍進

雨が降れば採集魂が鎮火し、
vivids ssp.にて飼育作業に没頭する。


気付けば日も変わり
AM1:30を過ぎていた。


翌日の会議にも影響してしまうと
頭では理解しても、





大きなタランドゥスが現れると、
作業は止まらない。





85.3mmと、現在のメソトプス事情から
いけば大したサイズではないが、
私にとっては継続的躍進となる。





この湾曲した顎も、





86.4mmレギウスの
直線的な顎も私の嗜好に
よく当て嵌まる。





夏場の飼育よりも
秋から冬にかけての
飼育の方が菌糸のコンディションから
大型化させられる為、
そろそろペアリングを展開させていく。


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モンスター披露

4thブラックを採集後、
相棒ことmasaさんに
大型WD血統iD76.6mmを披露した。


彼もこの姿に目を丸くした為、
1400ボトルで蛹室から
抜け出している♂を共に
掘り出す事で現の出来事と
認識して貰った。





菌糸を掘り出すと、





元気に動き回る♂が
確認出来、相棒の掌に乗せた。





開口一番、内歯の形状に
気付いた。





顎は太く、





張り出す形状に
見惚れていた。


他個体も披露すると、
この血の特徴を述べた。


大型であり、顎は短歯であり、
身体に厚みが有り、内歯の形状が
張り出している。





サイズは72.2mmと
特筆すべきものでもないが、


先程採集したWD51mm(左)
昨夏採集した顎太WD68mm(中)
WF1:iD76.6mm(右)を並べると、





相棒も私がiDをモンスターであると
話す事を飲み込んだ。


3人がこの血の地で採集した事から
この血統は現在私と親分しか
所有しておらず、来年の産卵期には
相棒にも託し、WD大型血統化を
試みて貰う。


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背後の乙事主

2017.9.9
PM 9:30


娘を寝かしつけ、
車に乗り込みvivids ssp.へ向かった。


ラダー、長靴、ステルスヒップパックを
手に荷物を車に乗せ、アクセルを踏んだ。





エアコンをかけなくても涼しく、
夏が終わるんだと実感しながら
車を走らせた。


目的地に到着し、
車から降り立つと
秋の虫達が我ぞ我ぞと
演奏に耽る。


ラダーを抱え、藪を掻き分けて進み
ゆっくりとライトを下から上へと
照らすと、樹液は未だ出ているものの
最盛期に比べれば三分の一程度か。


樹液採集の終焉が近づいている。


ゆっくりとラダーを地面に付けて、
段を伸ばしていく。


洞や捲れに当たらないように
慎重に位置決めをし、
ラダーを登っていくと
彼が樹液を吸っていた。





まだ活躍中であり、
夏はまだ終わらないを
主張しているようだった。


辺りの洞や捲れには
クワガタの影は無いが、





梯子で登ると見える洞には
ドルクスのお尻が見えた。





ドライバーで退路を塞ぎ、
掻き出していると顎が見え、
落胆しながらも取り出した。





ヒラタクワガタ♂


気を取り直して
ラダーを登りきり、
徹底的に洞や捲れを確認すると、





この隙間にドルクスの姿を確認した。


掻き出し落ちたのは、





グローブにアタックを仕掛けた
ヒラタクワガタ♂であった。


その後本命には出会えず、
ラダーを仕舞い、他の木々を見て回った。


霧掛かる中、ヘッドライトが照らすのは
幻想的な青白い光の視界、
一本のクヌギの樹の前で立ち止まり、
捲れにドライバーをと道具を取り出し、
その樹に近付きドライバーを
差し込んだ瞬間、
背後の草叢から悍ましい音が鳴り響いた。


巨体と思われる4つ足の獣が
私の近くからゆっくりと離れていく。


草の擦れる音、
地を踏みしめる音、
そして一度立ち止まり
鼻息と共に吐き出された声が
もののけ姫の乙事主を彷彿させた。


鳥肌が総立ちになる。


光をその音の方向に向け、
此方も大声を上げるも
その獣は動じない。


此処に留まってはいけない。


そう直感し、急いで斜面を登り
車へと足早に歩いていった。


久しぶりに恐怖を感じた夜だ、
汗をタオルで拭きながら回想すると
鳥肌が再び現れる。


車に乗り込み次なる
ポイントへと向かった。


その樹はヒラタクワガタを確認するも、
本命を採集した事がない。


その樹は蔦や樹の形状から
ラダーは不用となり、
独りよじ登っていく。


オオクワガタが好みそうな
洞の形状と樹液の質ながらも
空き家となっており、
ヒラタクワガタすら姿を見なかった。


帰り際に捲れにメタルチックな
色が目に入りよく見ると、
少佐さんが毛嫌うヤツだった。





車に戻り、
自販機を探す。


私は小学生の頃、
オオクワガタ採集の後は
必ずと言って良い程
Dydoのスポーツ飲料を好んで飲んでいた為、
その自販機を探し、ラベルは変えど
懐かしい味で喉を潤しながら
帰路を目指した。


自身で掲げた本命採集10頭は
大きな大きな壁となり立ちはだかる。


樹液採集で達成させる夏の闘いは
とても困難であり、また非常に楽しい。


私はこの難易度の高い
採集で達成させたいと目標を立てる。


樹液が枯渇するまで、
獣にも臆する事無くフィールドに
降り立ちたいと考える。


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樹液採集4thブラック

先日目撃した4thブラックを
採集しに行く為、友人からお借りした
6m梯子を車に乗せた。


単独では藪に落下した場合の
捜索と、私の落下の可能性を考え、
今回は久しく採集に参戦していない
相棒masaさんに同行をお願いした。


彼と共に目的地へと車を走らせると、
夜空に浮かぶ黄金の満月に
目を奪われながら、
最近の話題を連ねた。


藪蚊対策にスキンガードを
施し、目的の地に足を向ける。


すると、早速ライトに
キイロスズメバチが突進し、
2人ヘッドライトを消灯させながら
暗闇に目を慣らせ、
月の光で大体のルートを取った。


未だ真夏の暴君が
君臨する森。





相棒は暴君の存在に驚きながら、
6m梯子を担ぎ歩く。


樹液木を確認していると、





ラダーにクツワムシ?が
張り付いていた。


このサイズ、
嫌いじゃないと思いつつ、
ポイントまで歩く。


樹液が出ている樹には
至る所にキイロスズメバチが点在し、
ライトを照らしていると直ぐさま
寄ってくる為、非常に不愉快であった。


クワガタの姿はチラホラ見かけるも、
一瞬でコクワガタと判別出来る中、





遠目からも異彩となる
輝きを放つ個体を確認し、
相棒と本命ではないか?と
その樹に登り手を伸ばした。





その輝きは
ヒラタクワガタ♂のものであった。


豆ヒラタに用はない。


本命を探し歩くも
地上からは確認出来ない。


早速、前回見掛けた4thブラックの樹に
6m梯子を用意すべく準備に取り掛かる。


折り畳まれたラダーを直線にし、
樹に掛けようとすると、
途轍もない重量となり、
フラつきながらその樹に掛けた。


いつもの伸縮ラダーとは異なり、
全開で使用しなければならない為、
捲れを破壊しないように慎重に
梯子の位置を決め、その洞目掛けて
登った。


ライトを照らすと
そこには何度見直しても
クワガタの姿は無かった。


逃げられた。


相棒に伝えるも
ひょっとしたらと周りを
確認していると、キイロスズメバチが
ブンブンやって来る。


ヘッドライトを消灯、
フラッシュライトを点灯、消灯を
繰り返しながら一度樹から降りた。


この樹は高所にて
ボコボコ捲れや洞がある為、
6m梯子の位置を変えて
もう一度登って確認していると、





先程の洞からも更に上部に
本命の姿を捉えた。


ヘッドライトで照らし、
この写真を撮るまで何度
キイロスズメバチに襲われた事か。


振り払いながら
下で支えてくれている相棒に向かって
本命採集に取り掛かり、落下させる為
ヒメオオクワガタ採集で使用した
ベッドカバーを用意するようお願いした。


下から準備万端の声が上がり、
6m梯子の最上部に登り、
ステルスヒップパックから
一番長いドライバーを取り出し
本命に触れた。


捲れから直ぐさま離れ、
落下する黒い物体に声を上げ、
相棒に託すも、用意した白い
ベッドカバーの位置から離れた場所に
落ちたようで、相棒も焦りながら
見当たらないと叫んだ。


私は急いで梯子を降りながら
上からライトを照らしていると、
中間地点で脚を竦めた
大きなクワガタが目に入り、
相棒に伝え、地上に降り立った。





中歯の本命ブラックが
地面で輝きを放つ。


相棒と拳を突き合わせ、
黄金の月に咆哮が上がる。


ライトで繁々と眺めていると、
キイロスズメバチが取り付いてくる為、
急いでケースに仕舞い、
他の樹にいないか探した。


素晴らしい洞のある樹に
梯子を掛け、相棒も登り覗くも
クワガタの姿は無く、
追加とはいかなかった。


6m梯子を畳み、
2人意気揚々と車に戻り、
藪蚊に取り巻かれている為、
急いで荷物を乗せてこの地を後にした。


コンビニを探し、
2人ノンアルコールビールで
祝杯を上げた。





前回目撃した洞で
不在だった時は冷や汗が出たが、
こうして4頭目となるオオクワガタを
採集し、2人想いを語り続けた。





裏返すと微毛が確認出来、





新成虫であると知る。


サイズは、





51mmをやや上回る。


9月に入り、立て続けに
オオクワガタ採集に成功している。


この調子で目標となる
残り6頭採集を目指して、
樹液が枯渇するまで
フィールドに向かう。


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継続or終止符

現在出品している
ファブリースタカクワイを取り消し、
累代を決めるか。


そんな悩ましい個体が
目の前に現れた。





ギネスは88.8mmであり、
次の累代をすればその辺りには
到達させられる自信もある。


そんな個体の体長は、





85.6mm


現在出品している83mmが霞む程、
立派な個体の出現に動揺は隠せない。


継続か終止符か。


他個体の確認後、
本種の進退を決める。


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パンドラのコロニー

今年程、採集に没頭している年は
無いかもしれない。


今までチームや相棒との
時間を合わせての採集が多かったが、
樹液採集で本命が採れない事から
自分のペースで採集する
単独採集、即ち原点回帰した年と
現時点で思っている。


皆に合わせていては
私が立てた目標となる
本命樹液採集10頭達成には
到底辿り着けない。


そんな想いが毛細血管まで
浸透している中、
飼育に掛ける時間が
疎かになりつつあり、
正直このカテゴリーは
私が採集に興じた結果、
The endを迎えたと思っていた。


それは3月から手を触れていない、
ヤエヤママルバネクワガタとなる。


親分御用達の業者から
破格の値段で赤枯れマットを
入手していた事から、
安堵していた部分も大きい。


いつでも換えられる。


そんな心の拠り所から
今日まで手を触れていなかった
ヤエヤママルバネに対し、
パンドラの箱を開ける気持ちで
半年振りに上蓋を開けた。





丸々と太った3令幼虫が現れ、
絶句した。


半年間何もしない中、





採集に興じている私に関係無く、





この飼育環境で
立派に成長していた。





桜の赤枯れ材から作製した
マットで産卵させ、
それで大きく成長させた事に対し
レシピに間違いは無かった。





また、多頭飼育の
裏付けにもなった。


丸々組を測定すると、





19.5g





21.4g





21.5g





21.9gと小さなコロニー形成にて
無事育っていた。


同じマットを作製しながらも
全滅や1頭のみ生き残ったマットの特徴は、





黒土化に程遠いものが
その傾向にあった。


中にはグラントシロカブトの如く、
孵化日に疑念を抱く幼虫も現れた。





別ケースからは、





このような中ケースにて
このような数が現れるとは
夢にも思わなかった。





ヤエヤママルバネは
多頭飼育上等、





手を触れない強みを実感した
出来事となった。


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目撃4thブラック

単独採集にて樹上から
誤って落下し、呻き声を上げていたら
野犬が私の声と同調しながら
遠吠えして以来、梯子での採集に
とても慎重でいる。


親しくさせて頂いている方から
6m梯子を拝借しているが、
もし本命が落下した場合の
藪からの捜索困難と、
私の落下によるダメージを考えると、
単独採集での持参の選択は外した。





その臆病風に
吹かれたのがいけなかった。


ラダーを伸ばし、
更にズームにて撮影した
この画像に大型なドルクスが
映っており、4thブラックと判断した。


ラダーからでは届かず、
6m梯子の出番となるが
本日は持ち合わせていない為、
改めて出撃する事とする。


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採集ツール入手

息子達を採集に連れて行く度に、
「お父さんのようなライトが欲しい」
と、幾度もせがまれていた。


友人にライトを勧めていると、
私も閲覧している内に欲しくなり、
この際安価な為、息子達用にタップした。





フラッシュライトと言えば
リンクさせて頂いているクワデリさんの
お勧めは間違いが無い。





クワデリさんの過去記事から
息子達用に選択したのは、





クラルスST15
光束は1100ルーメンとなり、





私が所有するTD16の1000ルーメンを
超えるものとなる。





同時購入は18650電池となり、





4本購入したが、
私が所有するTD16には
使用する事が出来ない太さの為、
後日改めて注文する事とする。


男心を擽るデザインと
タフな設計と一発点灯、消灯が
私の採集には求められる。





このライトの授与で
大喜びの息子達と、
私にとって大喜びの出来事がある。





高所で策を講じていた私に
6m伸縮梯子を貸してくれた
娘友達の家族に感謝し、
届かなかった樹上での対決が
現実となる。


想像していたよりも遥かに軽い
このツールを使い、本命採集に挑む。


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樹液採集3rdブラック

2017.9.3
PM 3:20


単独、
本命を探しに森に足を踏み入れた。


昼はアブと藪蚊アタックに参る為、
アブの居ない夜に来るべきと思いつつ
クヌギの樹を目指して歩く。


樹液には真夏の暴君が
張り付き、





その大型な体躯に
目を奪われながら斜面を登っていく。


そろそろ気を付けなければならない
スズメバチの位置を確認し、
本命を探していくと、





前回親分と採集した
捲れには、





残念ながら
コクワガタが居座っていた。


取り出してみると、





右顎が欠けているが、
立派な♂であった。


今回はラダーを持参し、
高所の捲れや洞をしっかりと確認する。


樹には緑色のハラビロカマキリと、





茶色のハラビロカマキリを見かけ、





茶色は貴重と思いつつも
本命探しに集中した。


ラダーを最大に伸ばし、
スズメバチを振り払いながら
捲れを覗くと、





上翅にしっかりとした
点刻列を確認し、独り右拳を握り締めた。


洞の形状では無い為、
気を付けなければならないのは
藪への落下のみとなる。


慎重に掻き出すと、
すぐ様逃げ足で住処を離れ、
やがて私のライトの上に落ち、
私はそれを右手で掴んだ。





掴んだ瞬間、
小振りな♀と思いきや、





3rdブラックはまさかの
上翅点刻列を持つ超短歯
オオクワガタ♂であった。


これには驚きながらも
3頭目となる本命採集に酔いしれた。


別の樹にオオクワガタが
入りそうな洞がある為、
ラダーを最大にして登った所、





洞にノコギリクワガタが
涼んでいるように見えた。


触れると即脚元をフラつかせながら
落下し、藪から拾い上げる。





洞ノコギリと笑いながら
採集したクワガタを並べてみると、





過去、このような絵面は
見た事が無い、コクワガタの大きさに劣る
オオクワガタが一番小さいという構図。


これらは全てリリースし、
車へと戻った。


今回の採集と共に得た
大きな収穫は、先程の洞ノコギリの
位置から更に高さを上げた位置に
大型のクワガタが見えた事である。


私のラダーでは到底届かず、
独り無理をすれば落下間違いない為、
策を練って再訪する事とする。


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北米の岸壁

北米の紅こと
エラフスミヤマクワガタの
割り出しを行おうと、
娘に伝える。





幼虫の姿を複数見ていた為、
二桁は固いと考えている中、





製氷皿に乗せていくが、
側面と底面しか見当たらない。








もっと居てもおかしくないと
言いながらマットを崩していくと、
マットに触れる事を嫌がっていた
娘が一緒になって探してくれた。





探してくれた甲斐無く、





4頭と崖っ淵飼育決定となった。


娘に少ないねと
現実的発言を受け、
ここからが腕の見せ所なのだよと
大手を振ってみせなければならない。


自身を追い込んで、
再び紅の容姿に対面する。


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火の國ブラック

2017.3.20
火の國にて採集した個体の
ボトルを開けると、





同定通り、
オオクワガタが羽化した。


掌に乗せる重量は、





これぞ私の知る
WDオオクワガタのサイズと
実感する。


♀も無事羽化し、





累代は可能となった。


先日掲載した
iDと共に掌に乗せる。





初令からと3令からの
差はあるが、iDの体格には
驚きっぱなしである。


ただ、念願の採集となった
火の國ブラックをiDと共に累代し、
自己採集個体の変遷を楽しむ。


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魅力再認識

WDオオクワガタを採集し、
そこから累代した経験がある為、
WF1でここまで大きく、
また顎が太い個体は見た事がない。





かっしーさんはF1で80mmは
出ると仰られていた為、
驚く事でもないのかもしれないが、
私は目を丸くした。





この内歯の形状や
太さにも唆られ、





この脱出容疑個体は、





71.7mmとピッチは
WF1らしいが存在感が
今まで見てきた個体とは異なる。


他羽化個体を確認したく
掘り出すと、





特徴はそのままで横幅が
増した個体が現れ、また感嘆の声を上げた。





ここまでオオクワガタに
見惚れた事は今迄あったのか。


自分自身に問い掛けながら
最終体重25.1gで、





76.6mmであった。


前記事でも綴ったように、
♀に関しては46mm以下を
現在の所目にしておらず、





スケール測定した所、





48.0mm





そして此方は、





48.4mmであった。


80.6mm久留米と並んでも
遜色ない体格に今後期待してしまう。





オオクワガタの魅力を
再認識させられた、
自己採集個体からの
大型血統化を図る。


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