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膠着和製パラワン

採集から戻り、
ケースを開ける。





と、このような光景が
何時の日か訪れるのか。


和製パラワンの異名を持つ
ツシマヒラタクワガタが羽化、
後食と雌雄が揃った。


今季最長個体は、





77.5mmと、今回も80mmを
超える事は出来ず、
上記掲載画像右個体のように
綺麗に羽化していない個体もいる為、
そろそろ新しい血を入れての
累代を検討しなければならないと
実感している。


膠着している和製パラワン、
80mmの厚い壁を
乗り越えるべく模索を開始する。





※オークションにて、レギウス・ローゼンベルグ・
アカアシクワガタ・ツシマヒラタ・WDヒラタクワガタ出品中



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窮屈の温床

子供達との作業をした
ヘラクレスマット交換。


2016.4.14と2016.5.8に
1400ボトルに投入した個体群となり、
温度は25°C管理とした。


通常20°C帯で管理しているが、
成長速度が異なるのではと
試したのではあるが、
4ヶ月という期間が空いてしまうと
何を求めたかったのか解らなくなる。





兎も角、1400ボトルでは
余りにも窮屈且つ、糞だらけの為
交換する事にした。


同じような体重を
幾枚も羅列する事となる為、
悪魔の申し子と、





最小体重





59.6gと
最大体重、





74.5gを記す。


しれっと此方も交換する。





ユダイクスミヤマクワガタ♂





33.2g


ヘラクレスを見た後だけに
印象は薄いものとなった。


ここからじっくりと
体重を乗せて貰う為、
20°C帯に移した。


マットを大量に消費する
ヘラクレス飼育、ネプチューンも
加わればその量は、、、今は
考えるのを辞めにしよう。


3ヶ月後の体重変遷を
楽しみに米びつケースの蓋を閉じた。



※オークションにて、レギウス・ローゼンベルグ・
アカアシクワガタ出品中。



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充実のラインナップ

双子の息子は
親分の販売会の功労として
生体を譲り受けていた。





嬉しそうにその♂に触れ、
次男と娘に♂の持ち方を
披露していた。





世界の暴君の流れから、
ヘラクレスのマット交換に向けて
娘が幼虫投入口を作成してくれた。





我が家にコードのある
掃除機が無い為、新鮮なのか
次男が掃除機を掛け、





長男はボトル洗浄の為、
中の菌糸やマットをゴミ袋に
掻き出し、そのボトルを娘が洗う、





システムフォーメーションが
機能し、単独で作業する
倍以上の働きが生まれ、
本当に助かった。


家に戻ると、親しくさせて
頂いている山梨の鈴木さんから
荷物が届いており、開封すると





見るからに口の中に
甘酸っぱさで広がる感覚に陥る
立派な葡萄が届けられた。


高尚な鈴木さんと
このブログとvivids ssp.を
通してお知り合いとなり、
このような頂き物をお送り頂き、
感謝感激である。


御礼を一つ頭に浮かんだ為、
行動に移す事にする。


子供達が寝静まり、
再びvivids ssp.で飼育作業に
没頭する。


ヘラクレスの交換は
後日掲載する事とし、
フローレンシスヒメカブトを
投入していた半透明の1400ボトルを
覗くと、マットの水分量から
土と化したと判断し、
豪快に掘り出していくと、





上翅が輝く♀を確認し、
取り出した。





艶に弱い私にとって、
この♀はドストライクとなる。


そして新たな
ラインナップとなるペアは、





コーカサスオオカブトとなる。


何だか知らない間に、
世界の暴君のラインナップが
充実してきている。


コーカサスは私の趣味とは逸脱するが、
長男には堪らなく格好良いとの事。


殆どの世話は私が行うが
休日に触れ合えれば
それで良しとしよう。


ヘラクレスだけでも
スペースを取られる
大型兜虫をどう扱うか。


息子の希望と照らし合わせながら
検討する事とする。


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遠監視下3ペアリング

妻に贈るケーキを購入しに行くと、
2時間程時間を要すると言われ、
PM 4:00以降に再来訪となった。


娘と2人で出掛けていた為、
空いた時間を飼育に充てようと
vivids ssp.に向かった。


採集に注力し、
手が回っていなかった
ミラビリスノコギリペアと、





もっちさん印で♂がこの1頭である
マグダレインペアと、





ウォレスノコギリペアの
遠監視下ペアリングを行った。





遠監視下とは、
隣の部屋にてゼリー遣りを
行いながらチラチラ見る事を指し、
私独自のカテゴライズとなる。


娘はゼリースプリッターで
二つに切る作業を好み、





率先して実行してくれた。


ゼリー遣りを行いながら、
チラチラ見るものの
意識は目の前の作業となり、
覆い被さっているからと
安心し切っていたのが間違いであった。


ミラビリスペアをよく確認すると、
正に♀の胴体を切断しようと
♂が挟み込んでいた。


画像を撮る猶予もなく、
最後の♀を殺られては堪らないと
♂の顎を力尽くで開かせ、
難を逃れた。


マグダレインは♀がコルクの
裏側に隠れ込む次第で、
交尾までのステータスは
遥か彼方のように感じた。


唯一メイトガードを取っていたのは
ウォレスであった。





チラチラと目を配りながら
予定していたゼリー遣りを終え、
まだ時間があるとユダイクスの
採卵プリンカップを覗くと、





孵化していた。


胸を撫で下ろし、
ケーキを取りに行く時間となり、
再度ウォレスペアを覗くと、





きっちりと任務を
遂行してくれたようだ。


ゲンゴロウラインの
ボディの持ち主である
ウォレスの次世代75mmUPを
目指す事とする。


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タンニターリ1号

熱は下がり、
歩行も上手く出来るようになったが、
頭が重く痛い。


それは本日のクレーム対応からと
思われ、早急に帰宅し身体を
休めてはvivids ssp.へと、
届けられた50Lマット運搬名目の下、
ハンドルを切る。


気になったボトルの
進捗確認を行うと、





ちょくさん印の
タンニターリ産
ババオウゴンオニクワガタが
孵化していた。


上の産卵空間の卵は
孵化せずに終わった為、
期待していなかっただけに
独り喜んだ。


産卵ボトルから出てきていた♀を
回収し、個別で餌を与えていた事から
再び同居させる事にした。





72.2mm×48.5mmのセットと、





顎にゼリーが付着したお茶目な♂、
差し詰め頬にご飯粒が付いたと同様な、





64.8mm×47.1mmのセットとなる。





体調が悪い時は睡眠を摂るよう、
皆様からご心配を頂く為、
これ以外にも作業はしたものの、
早々にvivids ssp.を後にした事は
間違いない。


直線的な顎を受け継がせる為にも
カワラタケブロックが必要となる。


何時も注文しているメーカーが
どうしても腐敗してしまう為、
別ブランドへと移行し、
タンニターリ1号以下へと
適用させる事とする。


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本末顛倒セット

月末に倒れる。


自身に嫌気が刺しながら
最寄りの病院に罹る。


尿検査、血液検査を経て
医師の診断を頂く。


発熱の真相は、
体力低下した際に
喉から細菌が入り込んだ。


確かに近頃うがいを怠っていた。


マダニ→発熱→日本脳炎の図式に
当て嵌らず、安心した。


1日休みを頂き、
驚く程寝込んだ。


その結果、夜眠れない。


眠れないのならと、
漸く思い通りに動かせる身体を使い、
車の鍵を握り締めてvivids ssp.に
向かった。


加湿器の給水を行い、
部屋を開けると、





ヒペリオンssp.が正に自力脱出を
試みていた。


愛くるしい顎を押し、
ケースに収めた。


さて、親分から受け継いだ
ネプチューンの産卵セットにて
8/23に卵を確認していた。





本日再度確認すると、
その卵が消えていた。


もしかすると♀が重機の如く
踏み潰しているのか。


慌てて飼育ケースを裏返す。





白い楕円の卵が現れ、





色が宜しくない卵も
現れた。





変形した卵も現れ、
前途多難な種かと溜息を吐いた。


白い卵も少しは採卵出来た。





そして恐らく、♀に轢かれた
卵も現れた。





新たな命を産み落とし、
そんな事すら忘れて
自らが轢いていく。


なんて本末顛倒な出来事なのか。


次からは卵が見えた時点で
採卵を心掛ける事とし、
♀を取り除く。





今回の採卵数は、





9個となり、孵化しそうにない卵も
ある為、より一層の監視が必要となる。


海神ネプチューンの
次世代確保にて邁進する事とする。


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奄美の新参者

本日は、早朝より依頼された
実績を拾い出すという、
私が大の苦手とする作業を行い、
サマータイムなる名目で
PM 5:00には会社を出た。


浮き足立ってvivids ssp.に
向かおうと計画を立てるものの、
身体が徐々に鉛を持たされているように
重く、思うように動かない。


これはマズイと会社の常備薬を
服用し、家路へと向かった。


薬の効果は現れる事なく、
スイミングスクールから
帰宅した息子達に会い、
病状を話した。


家族全員で夕食を摂り、
私は眠りに就いた。


寒さから冬の格好をして、
悪寒に備える。


まるでインフルエンザの症状か、
樹液採集や販売会がひと段落した事から来る
熱ならよいのだが。


時間が経つに連れ、
体温計は高温を示す。


眠れない事から
販売会を通じて知り合えた
とんかちさんからお届けものを
頂いていた個体を紹介する。





奄美大島にてバナナトラップを
多数仕掛けて採集された、





スジブトヒラタのペア、





此方をご好意で頂き、
産卵セットを組む事にした。





そしてもう一頭、
奄美大島の新参者が此方。





頂いた時は翅が仕舞われていたが、
上手く仕舞えないようだ。





イメージ的に材は柔らかく、
加水気味が良いかと
クマモンさんの寝かしすぎた材を
使用した。


アマミコクワガタ、
手足は長く、コクワガタよりも
ヒメオオクワガタ似か。


wiki様に依れば、
ミトコンドリアDNAからも
コクワガタの近縁ではないことが
明らかになっているという。


棲息数が少なく、
貴重な種を託して頂いた
とんかちさんに御礼を述べると共に、
産卵には成功させたいものだ。


頭痛、発熱、倦怠感。


体温計は39.5℃を表示した。





マダニにでも噛まれたのか、
顎に毛虫に刺された痛みと痒みが
4箇所あったが、それが要因なのか。


受診してその原因を辿る事とする。


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続 9ポイント採集行

次なるポイントは、
採集者が入り易いポイントとなり、
よくノコギリクワガタを目にした地となる。


入り易い故に
採集個体は少ないと踏まえ、
突入すると蜘蛛の巣が
至る所に張り巡らされ、
採集者激減かと首を傾げた。


相棒と坂道を登りながら
高所に可能性を感じる樹に
ラダーを掛ける事として、
車に取りに戻り、最上部を
覗き込むと、それはそれは
小さなコクワガタが私に驚き、
転げながら藪へとダイブして消えた。


汗だくになりながら
その樹を見終え、
次なるポイントへと向かった。


PM 10:40


車を停車させ、
目的の樹に近付く。


真夏の暴君だらけの
樹であった筈が甲虫の姿は無く、
地面に程近い捲れを覗くと、





ヒラタクワガタ♂を
目にした。


もはやドルクスオンリーかと
呟きながら、華のあるノコギリクワガタや
ミヤマクワガタを目にする事なく、
ポイントを転々と移って行った。


坊主ポイントが当たり前に続き、
以前から気になって仕方なかった
樹にラダーを掛け、最上部に登るも
エレガントゥルスかと思う程
小さなコクワガタが転げ消えて行く
パターンが続き、採集ボルテージは
とろ火となりつつある。


そして徐々に相棒の口数が減り、
睡魔と腰痛に追い詰められていく。


地図を見ながら
相棒に声を掛けるも空返事が続き、
疲労の色が隠せない中、
初めて紹介するポイントに降り立った。


10m程の高さに
群がっていた暴君の姿は無く、
その奥に連なるクヌギにも
甲虫の姿は無かった。


ポイントはまだある。


車に乗り込み、
次なるポイントへと向かう。


地図を見ていると、
慌てて急ブレーキを踏まれ
前を見ると、タヌキが
目の前を横切って行った。


本日は教習所のシミュレーションかと
思う程、獣に遭遇する。


PM 11:35


相棒の体力は底を尽き、
もはや車から降りる事も
出来なくなりつつあり、
車内にいるように伝え
私は木々に目を光らせた。


斜面に生えたクヌギの
裏側が見たく、
一度下まで降りて
斜面を登ると、





ポピュラーな彼が
樹液を吸っていた。


虫っ気の無さが際立つ中、
10m程の高さに
赤黒い甲虫が見え、
私の採集網7mでは届かず
相棒に話すと、車の上に立って
伸ばしてみてはどうかと
助言を受け、車の上に立ち、
網を伸ばした。


網は楽に到達するが、左手は
ライトを照らす為、右手で
網を操作して獲物に忍び寄る。


落下したら頼んだと相棒に伝え、
網はその獲物を捉えたように見えたが、
悔やみ切れないルッキング採集と同じく、
獲物は網に入る事無く、
魔空空間へと消えて行った。


自暴自棄に繋がる
網操作を悔やんでいると、
反対車線から3台の車が通過して行った。


驚いたに違いない。


車の上に乗った人間が
7mの竿を伸ばして立っているのだから。


2人して大笑いしながら、
車に乗り込み、次なるポイントへと
向けて走った。


日付は変わり、
AM 1:00


懐かしい地に降り立つと、
人の声が聞こえてくる。


暗闇の中から聞こえてくる声の
正体は、恐らくNHKラジオであった。


害獣対策であろうが、
それはそれは不気味に感じた。


キイロスズメバチがクヌギの洞に
巣を作り、飛び回る樹を
通り越え、ラダーを抱えて
樹液木に近付くと、
羽音が聞こえ光を当てる。





本日初となるノコギリクワガタの
出現に、独り採集ボルテージが
上がるが、相棒は限界の声を上げ、
車に戻ると私に言う。


その時、
林の奥で物音が響いた。


その方向にライトを当てると、
複数の獣が此方を見ていた。


声を上げながら
もう一度確認すると、
その獣は鹿の群れと気付いた。


猪、狸、鹿。


次はグリズリーか。


そんな事を想像するだけで
身の毛がよだつ。


相棒と共にこの地を離れ、
この日最後となる9ポイント目に
到着する。


相棒は車から降りる事無く、
シートを倒し眠りに就く。


私は本命棲息の可能性大となる
樹にラダーを伸ばし登るが、
想像しているものと大きく異なった。


地上に降り立ち、
相棒の元へと戻った。


AM 1:50


採集ウェアを脱ぎ捨て、
本日の採集に終わりを告げた。


帰り道、小腹が空いたと2人
すき家に入り、オーダ品を平らげた。


私の帰り道の運転に
些か不安を覚えた相棒が運転し、


AM 3:00


我が家に到着し、
相棒と拳を突き合い
大きく手を振った。


樹液採集終焉間近、
そんな事を思いながら
レンタルビデオ返却を終えて
睡魔にチョークスリーパーを
掛けられ意識が飛んだ。


残る樹液採集は
本命を完全に狙い撃つ。


そのXデーをいつにするか思案し、
終焉を迎える事とする。


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9ポイント採集行

2016.8.20
PM 4:45


採集相棒ことmasaさんから
到着したとの連絡を受け、
予定よりも30分前倒しに
驚きながら準備を整えて玄関を開けた。


涼しい顔をしながらも、
午後にジムにてデッドリフトなる
死体挙げを行なった際、
腰を痛めたと報告を受けた。


採集可能かと聞くと、
今のところ問題無いとの回答に、
荷物を載せてvivids ssp.にて
ラダーを積み込み、樹液採集集大成的に
知り得るポイントを回ろうと
車を走らせた。


道中、くだらない話を
いつも通り連投させ、
SAで夕食を摂る事にした。


2人はあっと言う間に夕食を平らげ、
第一ポイントへと向かった。


いつもの出撃時間からすると、
3時間早い行動に、逸る気を抑えつつ
未来予想図を描いた。


第一ポイントに到着すると、
陽は沈み、本命採集には持って来いの
時間帯と、心浮き足立ち採集装備を
施していった。


風は爽やかに吹き抜け、
秋の虫達の伴奏も
音量が増してきている気がした。


樹液採集終焉間近か。


lower back is broken的な
相棒にラダーは持たせられないと、
今回全てのポイントにラダーを
抱えてポイントへと向かった。


先回、樹液だらけの樹に
ライトを当てると、





どれだけ見回しても
真夏の暴君嫁しか張り付いていなかった。


やはり普通種が激減している。


これでは親分に供給出来るのかと、
2人の会話がこの台詞から
始まるようになる。


次なる樹は樹液が枯渇し、
樹液が出ている樹では
小さなポピュラーな彼が
申し訳無さそうに陣取っていた。


本命採集の可能性が
高い樹へと向かい歩くと、
樹液の匂いが漂い始め、
可能性に賭けるように
ライトを下から上へと照らした。


張り付く甲虫は皆無であり、
目に付くのはコックローチだけであった。


落胆しつつラダーを伸ばし
樹上へと登ろうとした所、
捲れに大きな黒い存在を捉えた。





その大きさ故に採集ボルテージは
うなぎ登りとなり、相棒に知らせ、
2人交互に覗き込み本命と2人断定する。


捲れから掻き出そうと
道具を手にし、再度確認すると
体色に鈍みを感じ、目を凝らすと、





光に怯えるその主は
顎を披露する形で
2人の声は低く唸る事となった。


捲レベルは0、
手中に収まったのは、





太さに目を引く
ヒラタクワガタ♂であった。


出てきたばかりと身体に艶が有り、
そのサイズで本命と見間違えた
♂に落胆しつつ、樹上へ登り
隈なく確認するも追加には
至らなかった。


潔く諦め、
次なるポイントへと
車を走らせた。


近場のポイントは
甲虫留守木が続き、
ポイントを大きく変える事にした。


採集地までの道程を
確認していると、
相棒が突然大きな声を上げ、
車を減速させた。


前を見ると、
走行側に猪の群れが
固まりながら走っていた。


瓜坊その数7~8頭。


クラクションを鳴らしながら
その群れから離れて行った。


次なる地は、息を切らせながら
斜面を登る地となり、相棒の腰に
不安視しながら2人登り詰めた。


樹液の匂いが漂い、
その樹に近付くと、





立派な兜の♂が
目に入った。


乾燥感を抱きつつ、
木々を見回る。





ヒラタクワガタ♂





豆ピカヒラタ♂と、
この地で初めてのヒラタクワガタ
採集となった。


斜面を降りながら
相棒に痛みを尋ねると、
下りの方が楽との回答に
安心しながら車へと戻った。


To be continued.


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販売privilege

2016.8.21
AM 3:45


昨夜の採集から戻り、
レンタルビデオの期限が
数時間後に迫っていた為、
シャワーを浴びて返却に走った。


帰り道、意識が吹き飛んでしまうと
思いながら家路に着き、
ベッドに倒れると共に
夢の世界へと飛んで行った。


AM 9:50


息子達と妻のやり取りが
響き渡り、よろめきながら起きる。


PM 0:30


昼食を摂り終え、
シャワーを浴びて
vivids ssp.に向かい、
親分の販売会で必要な物を
取り揃えてげんきの郷に向かった。


PM 3:50


双子の息子を連れて、
親分の元へ歩いて行くと、
かぶさんの姿を見つけ、手を振る。


販売状況を確認し、
空調の効く室内から
盆踊り会場の前にとブースを
移動させる。





盆踊り会場は目の前。





昆虫ショップから依頼、委託された
親分の元手を取り戻す為、
気合いを入れる。


西日が厳しく差し込む中、
皆で手分けしてブースを
再構築させ、息子達は注意喚起の
ポスター作りに励み、
それをベタベタと貼っていった。





息子達は以前の販売会経験を
生かし、顧客対応に勤しむ。





抽選器から4等の白玉以外の
玉が転がり出ると、その場の
者達で盛り上がる。





陽が暮れてもどうやら
昨夜よりも販売が思うように伸びず、
不安になりつつも声を張り上げ、
顧客へとアピールを行なった。





PM 7:50


皆の疲労が滲む中、
昨夜購入されたご家族が
再度1,000円クジを引き、
そのクジをお子様が広げると、
特等の文字が現れ、
鐘と歓喜の声がその会場を
飲み込んだ。


お子様は満面の笑みで
ヘラクレスペアを指差し、
その姿を見た販売会スタッフ一同、
主催者側であるが故に
目の当たりに出来る光景を
大変嬉しい気持ちでその商品を
手渡した。





この笑顔が見たかった。


そう思いながら
拍手でそのご家族を見送った。


汗が滴り落ちていく中、
販売会も盆踊りも佳境に突入していく。





PM 8:50


親分の掛け声で
ブースを片付け、
かぶさんに手を振り、
親分の倉庫へと荷物を運搬した。


PM 9:15


親分と私達は4人で
打ち上げの如く中華料理屋で
販売会終了を祝った。





息子達は親分に大変
お世話になり、販売会で
売れ残った個体のお土産まで頂いた。


4人はアッと言う間に夕食を平らげ、
私は親分と固い握手を交わし、
息子達は親分とハイタッチをして
別れを告げた。


息子達は帰りの車で
親分とmasaさんと採集に
行きたいと私に懇願する。


私はそれに応えたく、
色々と採集予定を思案する。


高速道路を走るなか、
声が聞こえなくなると、
息子達はシートを倒して
眠りに就いていた。


夕暮れの暑さに耐え、
殆ど座る事なく販売会に
挑んでくれた子供達に感謝しつつ、
私はヘラクレスを手に入れた
お子様の写真を繰り返し表示させる。


販売会を訪れる方々を
見ていると、奥様方の気持ち悪い、
飼育出来ない発言が圧倒的に多い中、
こうした満面の笑みを浮かべる
少年を見ると嬉しくなる。


恐らく私もこの子のような
顔をして、名古屋昆虫館で
ヒメオオクワガタを
頂いたりしていたんだろう。


販売会の特権である
喜ばれる姿を思い返し、
名古屋昆虫館での思い出を
独りプレミアムモルツで
反芻しながら喉を潤した。


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9ポイント樹液採集

明日、と言うかもう
数時間後。


親分主導の販売会がファイナルを
迎える為、最後の協賛品をと、
採集相棒masaさんと
9ポイントを回る樹液採集に出掛けた。





採集の詳細は後日
綴るとし、22日は協賛品を
持参して販売会のヘルプに
向かう為、今直ぐに意識を無くす。


8/20.21にて
愛知県大府市げんきの郷にて販売会開催中。
ご興味のある方は是非足を運んでみて下さい。


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それぞれの黄金卵

2016.8.8
機は熟したと、
モセリオウゴンオニを
同居させていた。





1週間の同居後、
カワラタケボトルに
投入した♀は直ぐさま
潜っていき、
2日後にはボトル底面に
3個の卵を確認した。





オウゴンオニは産んだ後、
メソトプスのように
いつまでも子守をせずに
出てくる為、次なるボトルの用意を
しなければならない。


そして隣のババセットを覗くと、





左は茶色く変色し、
右は膨らんでいた。


もう一つのセットも
同様に卵の確認が出来た。





孵化するまでは気を抜けない、
ちょくさん印のババオウゴンオニと
今回のモセリオウゴンオニ。


漸くカワラ虫の飼育が
軌道に乗り始めたように感じる。


産卵セット、幼虫飼育と
必要な物を準備し、
カワラタケ詰め急募、
親切丁寧に教えますの
メールをあの彼に送る事とする。


8/20.21にて
愛知県大府市げんきの郷にて販売会開催中。
ご興味のある方は是非足を運んでみて下さい。


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寝かし材セット

昨夜、メソトプスのセットを解体し、
洗い干した為、ケースの有効活用を
迅速に行おうと次なるセットの
用意に取り掛かった。





クマモンさんから購入した
カワラ材は寝かし過ぎた為、
柔らかくなり過ぎる、そして
材として終焉を迎えるといった
失態となり、自身のずさん管理に
反吐が出る始末となっていた。


使える材はないか。


袋から取り出し、
樹皮を剥き、オレンジの部分を
削ぎ落とす。





材は柔らかくなり、
ギリギリアウトか。





此方は柔らかいものの、
表面産みなら使えるか。





此方は先程よりも多少固く、
産卵に使えると判断した。





使えそうな材を組み合わせ、
現在2頭という寂しい累代数となる
リノケロスフタマタ♀をセットした。





此方はちょくさん印の♀





103mmと同居させた
マンディブラリス♀も
セットした。





そして、惨敗続きの
スマトラオオヒラタもこっそりセットする。





寝かし過ぎた材で
成果は得られるのか。


この材で産まなければ、
次なる一手、ナラ材で臨む事とする。


8/20.21にて
愛知県大府市げんきの郷にて販売会開催中。
ご興味のある方は是非足を運んでみて下さい。


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862の系譜

夏季休暇も終わり、
恐ろしく忙しい時間を過ごした。


朝から晩まで、
ほぼPCの前で作業し、
PM 8:00を過ぎた所で
頭痛を理由に仕事を明日に回した。


帰宅し、晩御飯を平らげ、
一瞬採集に繰り出そうかと頭を過るも、
今晩はvivids ssp.に向かった。


今夏の採集に全精力を注力している
事から、先送りになっていた
タランドゥスの割り出しを選択した。





幼虫の姿が見える
カワラタケボトルを手に取り、
掘り出すと、





現ギネスホルダーからの
購入♂、86.2mmの血を継ぐ者が
転がり出る。





霊芝材やカワラタケ材とは異なる
少数での対面に驚きを隠せない。





5頭を確保し、
次なるボトルへと手を伸ばした。


割り出しのタイミングが
明らかに遅れてしまった感が否めない。





頭幅が大きな個体群
10頭を確保し、次なるボトルを確認する。





そして此方の862の系譜はどうだ。





幼虫が転がり出る。





結果は、





8頭を確保した。


現在、862の系譜は23頭。


今夏、メソトプスの産卵に手古摺り、
当初の予定を大幅に下回る
幼虫採取となったが、
現ギネスホルダーの方の血を
受け継ぐ事が出来た事で
少し肩の荷が降りた。


予定が狂ったのは
産卵だけではない。





用意していたカワラタケボトルで
またも腐敗するボトルが現れた。





いざ幼虫投入とカワラタケを掘ると、
サクサク掘れるボトルは腐敗している。


また、そこそこ固くても
匂いを嗅ぐと、酸っぱい匂いが
鼻をつく。


同じ菌糸、
同じ詰め方、
同じ保管場所とあるにも関わらず、
腐敗するものとしないもの。


菌糸銘柄変更を想定し、
産卵セットを継続していく。


8/20.21にて
愛知県大府市げんきの郷にて販売会開催中。
ご興味のある方は是非足を運んでみて下さい。


vivids ssp.
vivids AMG採集個体販売


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ユーログラフ

親しくさせて頂いている、
くわがたるーむのyouさん印
ユダイクスセットに変化が現れた。


正円の卵を破り、
いつの間にか大きく成長していた。






2令であれば
割り出してこのケースを
別種で使用したい。


そう考え、
ケースを裏返すと、





放物線を描くグラフの如く、
幼虫が元気な姿で多数現れた。


幼虫はこの容量分あれば
凌げるよう。





割り出しの中からは、
大きな卵が楕円の形で
現れた。


他は全て幼虫であり、
総数は、





幼虫32頭、卵1個となり、
私にしては上出来過ぎる内容となった。


ユダイクス、
アクベシアヌス同様、
羽化までに時間が掛かり、
成虫活動期間は短い、
まるで蝉のようなクワガタだが、
隆起したユーロミヤマヘッドを
目標に、羽化まで辛抱強く
管理を継続させる事とする。


8/13.14.15、20.21にて
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雨の日の生態

本日は子供達が引き続き
大阪で滞在し、妻が仕事の為、
採集を企てた。


行先は洞採集か、
ルッキング採集か。


洞採集は少し時間を空けたい理由から、
標高を上げてのルッキング採集を
選択し、車を走らせた。


前日から天気は良くなく
午前中は曇り、
午後から雨の予報であった。


現地最寄りのICを降りると、
パラパラと小雨が舞い、
鈍色の空は益々黒ずんでいった。


ワイパーの稼働が頻繁になり、
現地到着すると、雨が地面を叩く音が
聞こえる程、雨脚を強めていった。





天気予報よ、
ここまで当てにならないものか。


舌打ちを響かせながら、
美脚ヒメオオクワガタは雨の日、
どのように過ごしているのかを
テーマに掲げ、歩き始めた。


今回は単独であり、
普段は気にも留めないが、
ホームセンターで胸騒ぎがした為、
ぶら下げて歩く事にした。





ポイントに到着し、
木々を見上げるも、
曇り空と小雨で高所は
殆どよく見えない。


落下させた時、以前のように
子供達が拾いに走ってはくれない。


そこでリュックに押し込んできた
我が家不要の布団敷きを
広げて高所の枝を採集網で押すと、





教科書通りに何か
大きな♀が落ちてきた。


ヒメオオクワガタかと
急いで近寄ると、





ミヤマクワガタ♀であった。





今までも藪に消えていった
クワガタが多々いるんだろう。


そんな事を考えながら
隣の木を揺すると、





クワガタは落ちてこなかった。


雨が次第に
大降りになりつつある。


既に服は濡れてしまったが、
気にせず前を向く。


然しこの天気、
クワガタの姿が殆ど見えず、
幹や根付近を探るが
一体何処に身を潜めているのか。


疑問に思いながら、
最後のポイントで
途轍もなく大きなクワガタが
頭を下に向けているのが見えた。





この距離であのサイズ、
60mm近く見えたその主に
近寄る為、藪に突入する。





藪の葉の雨を全て受け止めながら
近寄る。


高所の枝に付くクワガタは
かなりのサイズであり、
網の射程距離にあった。


斜面になっている事と、
布団敷きを敷いている間に
落下する可能性から、
網だけで臨む事にした。


網を伸ばしながら
それに近づけると、
雨が本降りとなり、
見上げると雨が目に入り、
コンタクトレンズをずらした。





距離感が掴めない。


片目を瞑り、
網の位置を確認し、
クワガタに触れる。


ヒラタクワガタぐらい
がっしりした体型に、
この♂は外せないと
網で掬い、手繰り寄せた。


網の中には何もいない。


まさかと思い、
枝の真下を探すも、
その姿は何処にも無かった。


雨は無情にも本腰を入れる。


土砂降りの中、
恐らく20分は探したが、
結局見つける事が出来なかった。


諦め切れない気持ちから
他の木を見上げると、
小さな♂が背中を丸くしていた。


布団敷きを用意し、
木を揺すると雨音とは異なる音が
落下し目を向けると、





アカアシクワガタ♂を
確認した。


あの背中の丸みは
♀を抱え込んでいた筈と、
♀を探すもその姿は無かった。


暗雲から雷が轟き始めた為、
採集続行を断念し、
引き返す事にした。


採集網に落雷を受けて
ドロンボーのように
骨が見えて丸焦げなら笑えるが、
ここで命を落とす訳にはいかない。


布団敷きで網を巻いて
車へと向かうと、





この雨を喜ぶ者が
ノシノシと歩いていた。


PM 0:40


何とか車に辿り着き、
採集グローブを取ると、
雨で指がふやけていた。





ズボン以外を脱ぎ捨て、
おにぎりを頬張りながら
予定を考える。


ネットで調べようにも
圏外の為、今後の天気予報が
解らない。


雨が続くのであれば、
新規開拓をしようと
車を走らせた。


峠道を走り続けると、
満腹から睡魔が訪れ、
已む無く停車させ、
アラームを30分後にセットし、
眠りに就いた。


スヌーズをタップし、
PM 1:50


身体を起こすと、
さっきまで降り続いた雨が上がっていた。


来た道の先を見ると、
霧が立ち込めていた為、
戻る事はせずに新規開拓を
選択した。


PM 3:10


日差しが強く、
良さそうな雰囲気の場所に降りると、





ハンミョウが道先案内人となって
先を飛んでくれた。


樹液木は見つけるものの、
スズメバチばかりが目に付いた。


そこから大きくポイントを変え、
約2時間を掛けて辿り着いたポイントは、





ヤナギ、ミズナラと多々あるものの、
クワガタの姿は皆無であった。


標高、日照と条件は
揃っているにも関わらずいない。


首を傾げながら
下山し、車に戻り、
家路を急いだ。


ガソリン満タンにして
向かった採集は、





522.4kmを走破し、
補給を要した。


大物を取り逃がし、
雨のヒメオオクワガタの
生態も解らずに玄関を開けた私は、
妻に声を掛け、アルコールを
口に注いだ。


こんなモヤモヤとした感覚、
払拭すべきと沈思黙考す。


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One year later

昨日から子供達を
母親が大阪に遊びに連れてくれ、
妻と御墓参り後に片岡温泉、
AQUA IGNISに行く事にした。





私が上記施設を好む理由に、


施設が安価であり、
シャワーが自動で戻らない事、
浴場の檜の香りと、
洒落たデザインで仕上がっている事、
そしてこのカップ。





製作者の意図は読み取れないが、
クワガタのシルエットが
ホッと息を吐ける。


子供達がいない事を理由に、
妻は温泉を満喫し、
私は1時間畳で待っていると
身体の芯まで冷房に冷やされた。


もう一度入浴するのも手間であり、
そのまま帰宅した。


vivids ssp.では課題が多々有り、
本日はアクベシアヌスの
マット交換に決定した。


瓶の側面を見ても
幼虫の姿は無く、
慎重にマットを切り崩していく。





空洞部に潜む
♀の姿の腹部が気になるものの、
自力脱出に重きを置く私は
次なる瓶に手を伸ばす。





頭部が隆起した♂を確認し、
もしやと作業を繰り返す。





♀、





♀、





♀、





♂と見事に羽化していた。


素晴らしい同時期羽化である。


既に雌雄1ペアで
羽化した者がいる為、
アクベシアヌス飼育は
盤石の態勢で臨める。


休眠期間はどれぐらいなのか、
疑問に思っていた所、
親しくさせて頂いている
youさんから連絡を頂き、
お尋ねすると1年であると
教えて頂いた。


1年、、、
忘れてしまいそうな時間尺。


ルカヌス稼働までの期間は
別種に注力しよう、
一年後に会いましょうと
羽化済みラックに移動させた。


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6mmの差

アマミシカクワガタが
羽化後活動している。


ガラス瓶の中で
マットが原形を留めていない事を
理由に、掘り出す事にした。





顎は立派で前回測定した
個体を凌駕しているように見えた。


取り出し測定すると、





48.4mm


0.7mmも更新するとは
思いもよらなかった。


もう一本、♂と記載した
瓶を取り出し開けると、





ミニマムな世界と思い込んでいた
私は間違いを認めた。





途轍もなく大きく映る
その姿を測定する。





50.0mm


まさかの50mm超えが現れた。





ギネス個体は56.0mm、
9mmの差から6mmへと
変遷した。


♀を取り出す。





此方も大きく映り、





33.0mmを記録した。


親分から受け継いだ
アマミシカクワガタ、
どうやら素晴らしいポテンシャルを
秘めているようだ。


50mm♂を種親とし、
次世代で56mmに限りなく
近付ける事とする。


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黒い物体検知

妻が仕事という事で、
子供達を連れて美脚を求めて
車を北へと走らせた。


AM 10:30


車を降りて歩いて行くと、
木陰では涼しく感じるものの
日差しは強く、汗が滴り落ちた。


暫く歩くと良さそうな
ヤナギが見え始め、





樹をサーチすると
異物として捉える、


そんな見方をすると
次第にクワガタの存在が見えてくる。


子供達にそのの場所を指すと、
漸く捉えたようで、見える見えると
連呼する。


ペアで枝にしがみついている為、
撮影は長男に任せ、
採集網ブラックを伸ばしていく。





その瞬間、♀は落下し、
藪の中に消えてしまった。


皆で捜索するも、
一度落下したクワガタを
探す程困難なものは無く、
泣く泣く諦める事にし、
まだ姿の見える♂に狙いを定めた。


8m程の高さであのサイズ、
かなりの大物と思い、慎重に
網を近付けた。


初めての採集網ブラックの
操作は困難を極めるも、
何とか上手く網の中へと
入って頂いた。





採集網ブラックに
吸い込まれたのは、
驚く程大きなヒメオオクワガタ♂





いきなりの大物採集で
歓喜の声が上がった。


そして隣の樹にも黒い物体を捉え、
網を伸ばす途中で落下し、
直ぐさま拾いに走った。





此方も驚く程大きな
アカアシクワガタ♂であった。


よく目を凝らすと、
10m程の高さに黒い物体を検知した。


私の網は7m、
腕を精一杯伸ばしても届く事はなく、
その樹を蹴り上げる事で
落下させようと近付くと、





スジクワガタ♀が
張り付いていた。


この♀を別の樹に移し、
樹を蹴り上げるものの、
ビクともせず、黒い物体が
落ちる事は無かった。


あまりの高さに諦め、
道を進む事にした。


採集にあまり参加しない娘も、
今回は兄と共に坂道を登って行く。


木々を見上げては
黒い物体検知をする。


この作業を幾度となく
繰り返していくと、
とても首が痛くなる。


子供達は、先程のように
安易な採集が続くと
思い描いたようで、
中々現れない姿に疲労の声を
滲ませる。


ヤナギが乱立するポイントに
辿り着き、よく目を凝らすと、





黒い物体検知センサーが
働いた。


その樹に近付こうと
藪を漕いで行くと、
ヤラセ無しの木登り
アカアシクワガタ♂に出会った。





遠目から見上げた箇所を
睨むと、





小さな♂が見え、
採集網を伸ばす。





すると、
まさかのイレギュラーバウンドで
その個体は藪へと消えて行った。


高所の個体を採集する能力が
欠落していると、自暴自棄になりつつ、
別の樹へと移ると、
大型なペアを捉えた。





網を伸ばすと、





アカアシクワガタ♂は
捕らえるものの、♀の姿が無く
慌てて探すと、





奇跡的に採拾する事に成功した。


この後、樹を揺らすと
ポロポロと落ちてくるが、
全く拾い上げる事が出来ず、
自身の採拾能力の無さに
反吐が出る想いであった。


今回は採集後に子供達と
川遊びと温泉を約束していた為、
見切りを付けて車へと戻る事にした。


途中、木々を見直すものの、
新たな採集には至らなかった。


そして最初のポイントで
諦めた10m程の高さの
個体を見上げると、
変わらず張り付いていた。


ヒメオオクワガタなのか、
アカアシクワガタなのか。


その確認もしたく、
諦め切れない私は、
採集網で枝を押し、
揺らして落とす作戦を
決行する事にした。


息子達は何時でも落下地点に
向けて飛びかかれる位置に付いて貰う。


採集網で揺らし続けるが、
一向に落ちる気配が無く、
私の物体検知がブロークンしたのかと、
疑心暗鬼となる。


押す枝の位置を変え、
揺らすと、娘を除く3人が
声を上げ、黒い物体は重力の
存在を知らしめながら落下し、
小さな音に向かって双子が
駆け寄り、笑顔で此方に見せる。





それは最初の個体とは
サイズダウンとなるものの、
今回のターゲットとなる
ヒメオオクワガタ♂であった。





2人の頭を撫で、
私1人であれば採集を続行させたが、
娘もいる事から今回の採集を終えた。


遅すぎる昼食を摂り、
約束した川遊び後、
温泉に入り、
妻の待つ我が家へと家路を急いだ。


狙って採るvivids AMGの
社是を相伝しつつ、
息子達の物体検知眼力向上を
密かに願い、またの採集を約束した。


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採集網ブラック

普段持参している7m網、
使用してみての所感は、
付属の引っ掛け棒が短く、
ほぼ意味を為さない事。





捕らえるには難易度が増す。


引っ掛け棒のみ
長さを変えて購入しようと考えた所、
その棒のみの購入では済まず、
此方を手に入れた。





此方の網でピンと来た方は
流石である。





比較すると、
15Rを変形させ作成されたもののよう。


採集網ブラックを装着させ、
ターゲットを定める。


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想定外の樹液採集

山の日から6連休を迎える、
そう考えると居ても立っても
居られなくなり、
早々に仕事をやり遂げ、
家路を急いだ。


停留所から家までの間、
秋の夜風、秋の鳴く声が
肌と耳を伝う。


帰宅し、採集の用意を施し、
出掛けようとした所、
双子の息子が採集参戦を
強く希望した為、連れて行く事にした。


途中、渋滞が我々の行く手を
阻むが、息子達の学校での出来事、
そして大好きな水谷豊主演の相棒の
話を2人して饒舌に話してくれた。


特に学校の話は把握していながらも
より詳しく話してくれた事が
とても嬉しかった。


採集地に到着すると、
子供達は星の数、輝きに
こんなに綺麗な空は初めて見たと
感動していた。


私も同感する程、
この星空は何時までも
眺めていられた。


採集装備を施し、
ラダーを抱えて樹液木を探す。


ひとつめの木からは
樹液が至る所から噴出しているものの
甲虫の姿はゼロであった。


今年は皆様のブログや話を
総合すると、異常な年であると
深く頷ける。


先駆けた採集者の功績だとばかり
思い込んでいたが、
灯火採集をされる方の情報から、
通常飛んでくる普通種が
何時もの時期で10分の1以下の数と
教えて頂いた。


5月から採集出来た事から
何時もの年とひと月ズレている、
地域によって異なるであろうが
そう分析するのが妥当と思う。


子供達に鈴なりの樹を
見せてあげたかっただけに、
残念な予感が頭を過る。


どの樹も枯渇した樹液から
主がいなくなる、溢れ出た樹液にも
関わらず姿は無く、
木々を観察しながら
3人で夜の闇を歩いて行く。


遠目からも漂う樹液臭に、
人間でも引き寄せられる木を
ライトで当てた所、
高所にクワガタの姿が見えた。





このサイズ、まさかと
ラダーを伸ばし近付き確認する。





下から見上げる息子達が
興奮した声で何者かと尋ねる。


上翅に筋は薄い、





ヒラタクワガタ♀であった。


その♀の上の小洞には、





ヒラタクワガタ♂が
身を潜めていた。





他に甲虫の姿は無く、
2人にヒラタクワガタを
見せると、見慣れたコクワガタ、
ノコギリクワガタとは異なる
顎の形状に新鮮な目で
見つめていた。





ここで見切りを付け、
次なるポイントに移動する。


子供達は昼よりも
夜の採集が好きだと言いながら
水筒の水を口に含んだ。


次なる木からも
強烈な樹液臭を浴びるものの、
甲虫の姿は無かった。


私は樹の上部まで登り、
細かく確認し、長男に
登れる所までおいでと言うと、
軍手を置いてきてしまった次男は
遠慮し、長男は自分でルートを
考えながら登り始めた。





その勇気を讃え、
2人して樹を降りた。


車に乗り込み、
次なるポイントへと
車を走らせた。


降車後、藪を掻き分け
樹を見上げると、
真夏の暴君♀が樹液を吸っていた。


親分が欲しがると言うと、
僕たちが採ると言い、
網を伸ばしていく。





見事捕らえ、





親分喜ぶかな?と、
ケースに仕舞った。


然し甲虫の数が少ない。


最後のポイントには
期待もせずに3人で
見上げた樹には、





子供達が初めて目にする
黄金の産毛の持ち主、
ミヤマクワガタを照らした。


これがミヤマクワガタかと
大きな声を張り上げ、
次男に託した網を自ら伸ばした。





網に吸い込まれた
雌雄に御満悦な2人が
飼育したいと言う。





小さな個体ながらも
その他とは異なる頭の形状、
色等から息子達は繁々と眺めていた。


まさかミヤマクワガタが
採れるとは思っていなかった為、
想定外の出来事に楽しい時間を
過ごせた。


帰り道は2人、
今日も楽しかったと
笑顔を見せてくれた。


6連休の休みをどう使うか。


これから思案する事とする。


※お盆まで毎月第一、第三土日にて
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進捗披露

2016.8.7
PM 2:00


親分がマイベース、
vivids ssp.に到着した。


見慣れぬ車からは
昨年の販売会でお知り合いに
なられたとんかちさんが
挨拶をしながら歩いて来られた。


握手をし、
vivids ssp.に入って貰うと、
きしめんと汁を手渡された。


とんかちさんはお蕎麦屋さんであり、
親分曰く絶品との事。


いつの日かお伺いしたいと
考えていたが、まさか
お土産できしめんを頂けるとは
思いもよらなかった。


私は子供の頃から
きしめんを好んで注文していた。


それは小学生の頃、
原点相棒とJRの立ち食い
きしめん亭で採集の際に
よく食べていた背景から。


歯応え、食感と申し分ないのに
このマイナーな存在。


信じられないと、
呟きながら翌日の月曜日に
妻が茹でてくれた。





手打ちではないと聞いていたが、
その味は絶品であり、
美味い美味いと麺を啜った。


妻も美味しく食したと言い、
機会を見つけて家族で
食べに行きたいと企む。


きしめんを食べ終え、
急いで車に乗り込み
vivids ssp.を目指した。


PM8:30ジャストで
到着すると、相棒の車が
既に停車していた。


日曜に届いたカワラタケ9ブロックを
詰めたく、彼にメールを送信した。





【急募】おはようございます。
カワラタケブロック詰め、
若干名急募となります。


このメールを受けて、


「若干名では無く、俺1人に送信した
約一名だろ?」


と、言いつつも
親切丁寧に教えますの返しに
即日対応してくれた。


何時ものくだらない話を
しながら役割を遂行し、





9ブロックを
2時間弱で片付け、





共同購入したボーリンフタマタの
進捗披露を行った。





この他にもう一頭の♀が
蛹室で綺麗に羽化し、





マット飼育の♂が
これまた綺麗に羽化していた。





これで♂3頭が綺麗に羽化した為、
機会を見て1ペアを相棒に託し、
難関種の産卵に備えて貰う。


彼なら難なくこなしてしまう、
そんな気がしながら
労働の対価と称し、
ガストでPM11:00まで
ドリンクバーの飲み物を飲みながら、
採集について熱く語った。


彼を見送り、
再びvivids ssp.に戻り
更なる後片付けを行った。


間も無く始まるボーリン第2ラウンド、
前回経験した内容を糧に
フタマタ最高峰の産卵に再び挑む。


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No adventurer,No life.

坂を登り、
木々を確かめていく。


水牛が張り付いていても
おかしくない樹の筈、
遠目から樹液は確認出来るも
虫気が無い。


坂を下り、
相棒の元へ歩いて行くと、
採集装備を施している姿に安堵する。


車に乗り込み、
私が歩いた少し先に
停車させ、2人散り散りに
木々を確認していく。





この捲れには
小さなドルクスが見え、
掻き出すと、





オオクワガタのように、
サイズが小さくなると♀に似る、
艶ピカヒラタ♂が現れた。


相棒の元へ向かうと、
お互い高所の捲れが気になり、
2人して交互に上がるも
ドルクスの姿は無かった。


雰囲気のある樹の
捲れには主人の姿は無く、
次なるポイントへと車を走らせた。


捲れを覗くと、
マット色の彼を確認し、
念の為取り出す。





車に戻り、灼熱の採集から
水分補給を小まめに摂り、
エアコンの風に酔いしれる。


ここでこのまま採集を
続けても本命に出会えない事を察し、
グーグルマップと等高線を駆使し、
新たなポイント探しへと
車を走らせた。


陽が西へと傾くものの、
灼かれたアスファルトから
熱気に襲われ、降車後直ぐに
汗が噴き出す。


遠目からとても良い雰囲気の
樹を見つけ、2人して意気揚々と
近付きラダーを伸ばす。


その樹は蔦に巻かれ、樹液、
洞と最高のシチュエーションであったが、
クワガタの姿は無かった。


然し乍ら、このポイントに
出会えた事は途轍も無く尊い。


夕暮れを考慮し、
真夜中に本命採集した地を
再度確認する事にした。


到着し、降り立つと
地元の方が此方に視線を
向ける為、此方から挨拶をした。


クワガタを採りに来た事を
伝えると、その方は
「その山はいないだろう?
冬に広島から来る採集者が
全部採っていくから」


相棒と顔を合わせ、
かっしーさんの事だと頷いた。


本命採集した山の持ち主を知り、
挨拶をしたく、その方に聞くと
地主の方では無かったが、
入山しても構わないと話された。


相棒がラダーを携え、
2人して歩いていると、
犬の散歩をしている方に出会い、
地主の方と思い話し掛けた。


すると、その方は地主では無いものの、
山の所有者の名前を挙げ、
入山は構わないと何の権利からか
許可を頂けた。


クワガタを採集していると
話すと、猪も採集して欲しいと
3人で笑った。


その方に挨拶をして、
本命採集した樹にたどり着くが、
変わり映えは無かった。


流石に数時間で
劇的な変化が現れる筈が無いと、
相棒と肩を落とした。


この樹に戻ったのは
他でもない。


私はケースから
大歯を取り出す。





裏返すと♀に千切られたであろう、
符節欠けが痛々しく映る。





私と相棒は今夏、
絶好調の如く本命採集に至り、
今回採集した大歯は元の場所へ
リリースする事にした。


それは次回、
嫁を娶っている可能性をも
視野に入れて。


ラダーを伸ばし、
高所にいる相棒に大歯を渡し、
元の捲れに戻って貰った。


2人下山し、
今回の採集にピリオドを打った。


汗まみれの2人は、
スーパー銭湯に出向き、
私の希望となる夕食にて
ノンアルコールで乾杯し、
舌鼓を打った。





満腹中枢がしてやられると、
私は運転不能となり、
かなりの距離を相棒に運転して貰った。


途中運転を代わるも、
眼鏡を外したのび太の如く
逆3の目で何とか我が家に到着した。


AM 4:00


新聞配達員が労働される中、
拳を突き合わせ、
相棒に向けて右の拳を上げた。


今回の遠征樹液採集にて、
相棒が同行してくれた事は
私にとって嬉しい誤算であり、
感謝しきれない内容となった。


次なる本命採集を成功させる為にも、
採集眼力を高め、残り僅かとなりつつある
樹液採集を心の底から楽しむ事とする。


No adventurer,No life.


今の私の心境はこんな言葉が
よく似合う。


※お盆まで毎月第一、第三土日にて
愛知県大府市げんきの郷にて販売会開催中。
ご興味のある方は是非足を運んでみて下さい。


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雌トヘロス

いつもセットしてある
アラームがAM 6:00に
鳴り響き、身体を起こす。


辺りは明るく、
隣で相棒は起きる気配が無い。


車窓を解放した事から
藪蚊に襲われ続けた事、
昨夜の大歯樹液採集で
アドレナリンが放出した事から
深い眠りには至らず、
重い身体に鞭を打ち、車を降りた。


空は晴れ渡り、
灼熱の採集を予想しながら
コンビニへと向かい、
トイレを済ませた。


車に戻ると、
疲弊した顔で呆然とする
相棒に声を掛けた。


以前、2人で臨んだ冬季採集で
睡魔から逃れられず、
目的地から近いSAでグーグー寝てしまい、
何度スムーズ機能が働いても
起きる事が無かった教訓を生かし、
出撃を発令させ、再びコンビニに入店し、
朝食を買い込んだ。


購入し終え、車に戻る際、
このコンビニの全てのシフトに
会えると笑いながら話し、
朝食を平らげた。


AM7:00


車を走らせ、
第一ポイントへと向かった。


車から降り、採集装備を施すと
汗が滴り始め、うろ覚えの樹に
向かって足を踏み出した。


近付くと、足元で気配を感じ
目を向けると、





蛇が此方を向いて威嚇していた。


アオダイショウか、
相手にせず、回り道をして
クヌギをチェックする。


樹液はダラダラと流れ落ちるものの、
クワガタの気配が無く、
お互いヒラタクワガタなら居そうと話すも、
何も存在しなかった。


ここは違うと来た道を戻り、
坂道を登って遠目のクヌギに
目を向けた。


藪が余りにも生い茂る為、
冬季に確認しようと
暗い林へと足を向けた。


昨夏に訪れたロケーションに
向かうものの、中々辿り着けず、
途中の木々の状態と虫気の無さで
この地に見切りを付けて
車に戻った。


車が表示する外気温は35℃、
第一ポイントで無駄な
体力を消耗してしまった
不甲斐ない作戦に、
自棄になりかける。





汗だくで車に乗り込み、
アブの総攻撃から逃れ、
停泊したコンビニに舞い戻った。


深夜、早朝のシフトとは
異なる店員からドリンクを
購入し、次なるポイントへと
車を走らせた。


停車出来そうな場所に
車を停めて民家の直ぐ傍の
クヌギにラダーを掛けて
高所を相棒にチェックして貰った。


その間、
私は地面に近い場所から、





ドルクスと格闘し、





ヒラタクワガタ♂を、





捲れから、





ヒラタクワガタ♂を、


高所をチェックした
相棒の後から、





ヒラタクワガタ♂を採集した。





私がラダーから降りると、
民家の方が現れた為、
挨拶と共にクワガタ採集中と話し、
会話の中から「昔はもっといた」と、
話され、邪魔ではないとの事から
採集を継続させた。


次なる樹の高所には、





真夏の暴君が
洞を占拠していただけだった。


然し♀の姿を全く見ない。


♀トヘロスでも唱えたかと、
相棒と話しながら時計を覗くと、
正午を過ぎていた為、
昼食を摂る為車を走らせた。


ここでしか食べられない
昼食を満喫し、車を走らせると
2人して睡魔に襲われ始めた。


30分の睡眠は午後からの
活動に有効と判断し、
PM 2:00にアラームをセットし、
木陰で瞳を閉じると、
嘘のように2時を報せる
アラームが鳴り響いた。


隣で相棒はピクリとも起きず、
私もスヌーズをタップした。


9分後、再びアラームが鳴り
無理矢理起きた。


このまま前回同様の
グーグーブラザーズに
なって堪るかと、歯を食い縛り
よろめきながら採集装備を
身に付けていくと、相棒が起き始めた。


私は相棒の装備を待てず、
近くを確認した。


To be continued.


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真夜中の星々の下

2016.8.4
PM 6:00


仕事を切り上げて
家路を急いだ。


翌日の金曜日に
有給休暇を取得し、
単独樹液遠征採集を
企画していたが、
採集相棒であるmasaさんが
同じように休みを合わせ、
私の採集に同行してくれる事となった。


これ程嬉しく、
有難い事は無いと、
相棒の心意気に感謝した。


家に辿り着くと、
既にmasaさんが
待機してくれていた。


シャワーを浴びる時間を頂く為、
我が家にてブラックコーヒーを
飲んで貰った。


烏の行水を終え、
すぐ様車に荷物を積み、
vivids ssp.にて採集ツールを取り、
腹ごしらえをする為、
定番のラーメン屋に向かった。


二人して大盛りを喰らい、
急いでインターチェンジの
ゲートを潜り抜け、
車を走らせた。


遠足の日の如く、
本命採集に向けて高揚感溢れる
会話を連ね、運転を代わりながら
降車インターチェンジ最寄りのSAで
採集装備を施し、睡眠ほぼゼロで
真夜中の樹液採集へと車を走らせた。


AM 1:55
25℃


空には月が無く、
数え切れない蔓延する星が
我々に注目するかのように見えた。


狙うクヌギまで足音を
忍ばせながら近付き、
ゆっくりとライトを上げていくと、





カミキリムシの会合に
出会った。


本命が生息してもおかしくない
クヌギにラダーを掛け、
相棒が高所を覗く。





捲れにクワガタの姿を
目撃した相棒は、早速格闘し、
それはあっさりと勝利した。





ヒラタクワガタ♂を私に手渡し、
更に厳しくチェックを続けた。


私は手の届く範囲に
眼を光らせる事にした。





真夏の暴君♀が樹液場を占拠し、
水牛は姿を消したようだ。


丹念に調べるものの、
本命の姿は無く、二人して
首を傾げながら次なるポイントへと
車を走らせた。


次なるポイントに到着し、
ラダーを抱えつつ、
漆黒の闇に二つのライトが交錯しながら
目的の樹へと向けて歩いて行く。


安易な道程では無い為、
既に二人の顔には
汗の雫が無数に張り付く。


藪蚊の数も夥しく、
動きを止めると
針をチクリと刺すように
攻撃を喰らう。


藪蚊など相手にせず、
目的の樹を二人して丹念に
調べ上げていく。





大型なコクワガタペアを確認し、
地上から捲れを照らすと、
大きなドルクスの姿を捕らえた。





高所へとラダーを伸ばし、
その姿の下に少ずつ
近付いて行くと、
ターゲットの立体的な顎の
形状が目に入り、
相棒にその正体を明かした。


相棒は驚きつつも
この樹ならと納得し、
私の勝利を待ち望んだ。


私は掻き出し棒を右手に携え、
捲れの奥で踏ん張る
ドルクスに向けて掻き出し棒を
顎に当てると、転げ落ちるように
私の手の中に吸い込まれた。





真夜中の星々が輝く下、
オオクワガタ大歯の採集に至った。


採集した♂を相棒に見せ、
その樹を降り、
拳を突き合わせた。


身体中を藪蚊に刺されてはいたが、
採集の影響か、痒みは一切感じなかった。


私に見落としの可能性から、
相棒に樹上へと上がって貰い、
私はその樹の下の洞、捲れを
確認した。


本命の姿は無く、
この樹の周辺を二人して
探し歩くと、





この時期は彼らの座に
成り代わったようだ。


鈴なりの如く真夏の暴君達が
一本の樹に張り付いていた姿は
圧巻であった。


この地に見切りを付けて
車へと戻り、今夜の寝床となる
コンビニにて先程採集した
大歯を測定してみた。





57mmを見惚れながら
恒例の乾杯を行い、





出だし好調な遠征採集に
二人して明日の意気込みが増していった。


AM 4:30


心地よい風が流れる為、
車の窓を全開にして
瞳を閉じる事にした。


To be continued.


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有給採集へ

2016.8.4
PM 20:00


5日金曜日の有給休暇を
取得し、遠征採集へと
車を走らせた。


2016.8.6
AM 4:00


新聞配達員が労働される中、
何とか無事に帰宅した。


暑く熱い記事の
詳細は後日綴る事とする。





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人生初のブラックダイヤモンド採集は

2016.8.3


仕事中、自宅から連絡が入り
嫌な想像を膨らます。


電話口は長男からであり、
慌てた口調でこう話す。


「お父さん、大変な事が起きたよ!
家の裏でオオクワガタを捕まえたよ!!
ゼリーが無いからどうしたらいい?!」


まさかと思い、
本当にオオクワガタなのか?と聞くと、
本当にオオクワガタだと言い切り、
餌についてはバナナを与えれば良いと
返すと、長男は納得し、電話を切った。


我が家の生体は全て1年前に
vivids ssp.に移している為、
私の個体ではない。


よくある同定ミスではないか。


然し乍ら私の息子は
オオクワガタを幾度も見ている。


想像を膨らませながら帰宅し、
息子の机の上に置かれた
ボトルを確認する。




確かにオオクワガタだ。


そんな馬鹿なと、
ボトルから取り出し
掌に乗せる。





サイズ、そしてお腹の
形状を見ても明らかに
菌糸で育てあげられた
個体に見えた。


翌朝、息子に詳細を聞き、
何処で捕まえたのかを問うと、
家の北側にある隣家の壁と言う。


その場所に案内して貰うと、





洞好きオオクワガタらしいと納得する
穴に身を潜めていたそうだ。


よくぞ見つけたと
頭を撫でながら、やはり
オオクワガタは地面には
潜らないと再認識させられた。


しかし、このオオクワガタは
一体何者なのかと思案していると、
向かいに住む友達のオオクワガタが
逃げ出した事を次男から聞き納得した。


いや、待てよ。


そのオオクワガタは、
昨年の親分の販売会に
その友達を連れてクジを引き
選んだ個体であり、その後
私が菌糸で育て上げた個体ではないか。


99.9%向かいの友達個体であるなら、
逃げ出した個体を友達に渡すように
妻に言われた長男は、


「嫌だ、僕が見つけたんだ、
僕が飼いたい!」


と、珍しく首を縦に振らなかった。


妻が言う。


「逃げ出したオオクワガタを
あなたが飼ってるのを知ったら
友達関係がおかしくなるから
返してあげなさい。採りに行けば
いいでしょう。」


長男はすかさず応酬する。


「お母さん、オオクワガタは
簡単に採れないんだよ!
知らないでしょう!!」


私は深く、
大きく頷く。


二人のやり取りを見兼ね、
私が提案する。


私の休みにオオクワガタを
採りに行こう。


だから、
その個体は返してあげなさい。


長男は涙ぐみながら
理解し、そのようにすると
約束してくれた。


長男の人生初となる
ブラックダイヤモンド採集地は
家の北側となり、この出来事により
息子の採集熱意を強く感じた。


妻の休みが取れず、
火の國行きも無くなった為、
お盆休みは息子達を連れて
遠征採集を企てる。


ポケモンと違って、
自ら格闘して採集する
素晴らしさを伝える為にも。


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Second hyperion

第一セットで48頭を記録した
ヒペリオンssp.の第二セットを
暴く事にした。





ケースは第一セットより小ぶりで
ケース中央に材を入れている事が
異なる点となる。


ケースからマットを押し出す瞬間が
堪らない。


それは側面や底面に
確認出来ているから。





材とマットの間にいた
個体が溢れ、





取り出したかったサイズで
対面を果たせた。





幼虫は次々と現れ、





材の中からも確認出来た。


総数は、





16頭となり、
前回採取と合わせると
64頭を記録する事となった。


64、ムシ、、、
今季樹液採集日は6/4、
この語呂合わせは心地よい。


総数64頭の結果を見て頂ければ、
オークションにて再び
違反申告される事もないだろうか。


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海神始動

先日、親分から譲り受け、
脱走を企てられた個体。


私は親分との会話の中で
てっきり幼虫の話と思い込んでいた。


実際手渡されたのは
成虫ペアであり、
カブトムシに無知な私に
このような立派な個体は
不釣り合いであると思いつつ、
一度触れてみたかった種の魅力に
飼育挑戦を選択した。





砲台を複数所有する
ネプチューンオオカブト





ペアがvivids ssp.の
飼育ラインナップに加わった。


即ブリード可能とあり、
早速同居させてみると、





本能に赴くまま
態勢を整えた。



そして本日確認すると、





餌など明後日の方を向き、
まるでそう、
田原俊彦の歌にあるような、


「触れたら壊れそうな瞳だよ 今夜は
片手で抱き寄せて 君の事守りたい」


とでも囁いているかのように見えた。


立派な頭角、胸角に育て上げた
親分にバック出来るよう、
海神ネプトゥヌス飼育に注力する。


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絶叫ヘラクレス

2016.7.31


親分から譲り受けた
ヘラクレスヘラクレスの
マット交換を今か今かと
息子達にせがまれていた。


大抵は成虫へのゼリー遣りと、
オークションの発送で
終わってしまう子供達の手伝いも、
本日は必ず着手しようと
息子達直筆の体重変遷が
記されたケースを取り出した。


マット交換の為、
新マットをタライに出し、
水分調整を行った。






洗濯ネット内には
夥しい数のコバエの亡骸が
確認出来、外に出て
108円の米びつを裏返すと、





一瞬、事態が飲み込めず、
長男と顔を見合わせた。


驚異的な大きさで横たわる蛹に
子供達は大絶叫となる。


蛹化した♂を持ち上げ、
長男の掌の上に乗せた。





ズシリと重く
のしかかる蛹の蛹室は、





小さな容器を斜めに
上手く利用し、作られていた。


次男のヘラクレスも蛹化しているかと
確認すると、





巨体の終齢であった。


次男の掌で成長した
個体を乗せる。





体重は、





96.3gと順調に右肩上がりで
推移している。


体重変遷は、
2015.8.17 17.1g
2015.10.31 46.4g
2016.3.13 81.9g
2016.7.31 96.3g


これ以上の成長は見込めないと
思われるが、新鮮なマットに
投入し、羽化を待つ事とする。





蛹室を破壊してしまった為、
オアシスで人口蛹室を作製した。





私の所有するノギスマックスに
近い蛹に子供達は歓喜の声を上げる。





無事の羽化を待ち侘びながら
♂の勇姿を思い描き、
そのケースを閉じた。





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