AMG26改直仔 2015.07.31(Fri) 00:55 vivids AMG採集史上、最大体重を記録したAMG26改の産卵セットを暴く事にした。モーゼの杖を振り翳し、海を分かつかのように中央を齧り抜いた。WF0 75.2mm♂×40.5mm♀の直仔は何頭を記録するのか。手で触れると材の湿度が良いと実感し、期待は高まる。割り出し道具は必要無く、手で剥いていくと直様姿を現した。卵では無く、孵化仕立てでもないこのサイズで対面したかった為、願ったり叶ったりである。次々と現れる初令に、不安感は微塵も無い。ここで卵が現れ、拍子抜けした。後にも先にも卵での対面はこの1つとなり、胸を撫で下ろした。一つも潰す事なく、割り出しを終えた。初令21頭、卵1個で合計22頭の割り出しとなった。現在種親♂は、ひろさんが採集した♀とのペアリング中であり、更なる追加が見込まれる。このラインならWD採集個体からの80mmUPも夢ではない。次のセットにはカワラ材投入を検討しながらムニスゼッチ♀を探すネットサーフィンへと出掛ける。vivids ssp.SCHWARZ ML700 追加
伸長鬼門種 2015.07.30(Thu) 00:00 私の中の鬼門種、ムニスゼッチフタマタクワガタ。交尾後、産卵はするものの孵化まで至らずに次世代へと繋げていないこの種の、期待の♂のボトルを確認すると、羽化していた為、取り出す事にした。つぶらな瞳と目が合い、取り出し驚いた。幼虫時代からは想像も付かないサイズで羽化していた。フタマタ特有の、3令から爆発的成長を遂げたのだろう。サイズを測ると、75.8mmと私的には大満足のサイズであった。ここで最後のペア候補の♀が羽化出来ずに亡くなっていた為、この大型♂の累代を図るべく、お嫁探しを敢行する。vivids ssp.SCHWARZ ML700 追加
身を粉にする 2015.07.29(Wed) 00:00 4卵をプリンカップにて管理していたレギウスが孵化していた。1頭、色が悪く落ちてしまうと思われる。タランドゥスの産卵、孵化は順調に数を伸ばしているが、レギウスに関しては足踏み状態となっている。産卵セット中の75.2mm♂×47.5mm♀を覗いてみた。2015/7/11穿孔後となる♀の姿が確認出来た為、♀を取り出そうとカワラ材に手を掛けると、独特色の3卵が目に入った。♀をよく見ると、6本全ての符節が無くなっていた。♀にはゼリーを与え、私は採卵に挑む。今回の材は乾燥気味となり、息を吹きかけながら穿孔屑を飛ばしていく。色も形も良く、湿度がとても重要と再認識する。卵は次々と現れ、慎重に発掘するかのように進める作業は、緊張感に卵を潰さないようにと己に念じる。採卵は合計12個となった。符節を無くし、身を粉にした♀を称える。全てが孵化した後、この足踏み状態から前進したと報告する事とする。vivids ssp.SCHWARZ ML700 追加
タムダオ6卵 2015.07.28(Tue) 02:52 ベトナムタムダオ産 F6コンフキウスノコギリ♂87mm×♀44mmを1週間同居させた。ギラファノコギリとは異なるストレートな顎が印象に残る種となる。仕事を終え、真っ直ぐ向かったvivids ssp.でコバシャ大ケースを持ち上げた所、産卵を確認した。単独での大ケース底面撮影は難儀する。寝込んで両足の脹脛でケースを挟み、iPhoneを構える。この姿は人様には決して見せてはならぬと思いながらケース底面の6卵を確認した。その後、別種の産卵確認を実行したが、新聞配達員による労働の音が聞こえた為、明日の記事にする事とする。vivids ssp.SCHWARZ ML700 追加
臨場感撮影 2015.07.27(Mon) 00:38 夏休みに入り子供達の要求に応える中、突然思い立ってしまった事柄に夕陽が沈む前にと車に乗り込み、急いで走らせた。車室に示す外気温は37℃、今日はこの温度が保たれ、買い物の時も皆が眉間に皺を寄せ、私自身も眉毛からほうれい線にてXを浮かべながら歩いていた。顕微鏡モードにて接写可能なTG-3を持参し、森へと向かう。良さそうなクヌギを探し、ミストタイプのスキンガードを身体中に噴射し、その樹に近付いた。ノコギリクワガタペアと、この画像から上部にかけてカナブン連合が樹液場に活気を齎しめた。早速羽化個体である三重県産 SCHWARZ ML700の撮影に臨んだ。藪蚊の猛攻に耐えながら撮影した画像を確認すると、私のウェアの色が肢体に映り込んでおり、撮影にはvividが不向きと実感した。生体の動きも俊敏である為、野外での撮影の難しさに汗が弾丸のように引力にしてやられる。iPhoneとTG-3を駆使し、臨場感を追求していく。SCHWARZ ML700の魅力を感じて頂けるように様々なシーンを連写していく。撮影に夢中になり、耳の傍でホバリングする藪蚊も気にならなくなる。SCHWARZ ML700F1 72.5mm♂続いて♀の撮影に移る。♀は特に撮影者を身体に取り込んでしまう為、苦労に苦労を重ねる。SCHWARZ ML700F1 46.6mm♀折角臨場感撮影に来たのだからと、ツシマヒラタクワガタも撮影に試みる。顎の魅力を伝えられるよう、色々な角度で撮影を試みた。ツシマヒラタクワガタF2 72.5mm♂ツシマヒラタ♀もオオクワガタ同様、撮影者を肢体に取り込む。やはりクヌギによく映えると感じながら撮影を終えた。ツシマヒラタクワガタF2 ♀40.6mm撮影を終えると、藪蚊が万延していた事に気付く。身振りで蚊を払いながら、別の樹を見て歩いた。真夏の暴君に、大型なノコギリクワガタが夏の風景を彩った。車に戻り、汗が全身を覆う中、頭がフラつき頭痛に苛まれたので妻に伝えると、どうやらこれが熱中症というものらしい。こんな症状に寝込んでられるものかと子供達を寝せた後、vivids ssp.へと向かい、飼育作業に従事した。今回の撮影は自己満足の極致となる。次回の出品時に同じ行動をするかと尋ねられたら、答えは風の中と氷室チックに応えるようにする。vivids ssp.SCHWARZ ML700 追加にほんブログ村
痛恨の極み 2015.07.26(Sun) 00:54 2015/4/11ラベル、自己採集ボトルの交換を行う事にした。既成ボトル1400を用意し、いざボトルにスプーンを滑らせると時既に遅し。まさかの800一本返しとなり、痛恨の極みとなった。自己採集ラインであるKGL720も交換の必要性が無くなった。2015年度は飼育部屋革命となり、温度帯も以前とは比較にならない安定感を打ち出せる筈だ。オオクワガタに使用していた菌床も変更し、今期より本種と真剣に向き合うつもりでいる。vivids ssp.ヒメオオクワガタ追加
後ろ盾の理由 2015.07.25(Sat) 14:50 マットを大量に所有しているから。そんな理由を後ろ盾にし、新たな種をクリックした。今回の取引程迅速に感じた事はない。取引ナビによる連絡のやり取りと、入金したその日の発送。そして新たな種の為、飼育へのアドバイスを頂き、感謝の気持ちに浸る。新たな種は、台北県 鳥来産Rhaetulus crenatus crenatusタイワンシカクワガタ落札時5頭から追加2頭をお願いした所、死着保障の意味での追加1頭で合計8頭となる。生体を確認する為、プリンカップから転がり出たのは、初令であった。ここで子供達と約束した市民プールへ向かう為、残りは夜に確認する事にした。幼虫フェチの私の増種は、まだまだ続く事になりそうだ。先ずは種親♂55mm、♀33mm超えを目指していく。vivids ssp.ヒメオオクワガタ追加
精神と時の部屋にて 2015.07.24(Fri) 02:43 仕事から戻り家からvivids ssp.に向かい飼育に携わる。この部屋には大きな時計が無い為、時間の概念が無くなり、気が付くと平気で数時間が過ぎてしまう。その精神と時の部屋にて、産卵セットを数種類行う中、和製パラワンの異名を持つツシマヒラタクワガタもその内に入る。76.8mm♂と、40.0mm♀両頭共ゼリーをペロリと平らげており、ミニブラックボックスにて同居させる事にした。次世代では80mm超えを必ず果たす。そう意気込みながら、別種用に産卵セットに着手した。鼻が取れてしまうような発酵臭に耐えながらマットを詰め、中央に霊芝材を置き、再びマットで埋めていった。ガス抜き後、同居している♀を投入する事にする。耳を澄ますと、新聞配達の方々が作業する音が外から漏れてくる。私はこの音で近頃は眠りに就く。精神と時の部屋で時を忘れてしまう為に。vivids ssp.ヒメオオクワガタ追加
美脚放出 2015.07.23(Thu) 01:04 標高高く、氷点下でも生き延びられる美脚の♀が追加で羽化した為、友人と手掛けるvivids ssp.にて出品する事にした。岐阜県産ヒメオオクワガタ♂50.9mm同産地ヒメオオクワガタ♀36.2mm撮影時、動きを止める事は皆無に等しく、ピントが合っていない。岐阜県産ヒメオオクワガタ♂41.8mm同産地ヒメオオクワガタ♀35.1mmこちらも動き回り、撮影にかなりの時間を所要し、ピントは合わずに終えた。成虫越冬可能で、寿命も1~2年と長い。この機会に美脚累代に挑戦して頂ければ幸いである。標本としての需要の方が高まりそうではあるが。vivids ssp.ヒメオオクワガタ追加
夏の夕刻 2015.07.22(Wed) 00:00 遠くに積乱雲が見え、木々からは蝉の唸り声が響く。夏到来を肌で感じながらこのルートならばと、仕事の帰り道にヒラタ御神木を立ち寄った。捲れの亀裂は年々伸びていっている。捲れ内部を覗くと、コクワガタが恥ずかしそうに奥へと消えていった。毎年採れるヒラタクワガタの姿は無く、首を傾げながら樹を見回ると、真夏の暴君が肩に手を回していた。子供達が喜びそうなシーンを目の当たりにし、別の樹へと足を向けると、宝石箱から飛び出してきたかのようなエメラルドに目を惹かれた。この太いアベマキにもヒラタクワガタが付く為、繁々と観察していると足下にヒラタヘッドを発見した。やはりヒラタクワガタは存在する樹と、再度上部に目をやると、トップロープに登り、パフォーマンスをするかのようにヒラタクワガタが現れた。この画像では判別し難いが、60mm前後の♂が頭を左右に大きく揺らしていた。近くにある長い折れた枝で落とそうとするものの、そう上手くは行かず、それはアジトへと消えていった。本格的樹液採集への採集ツールを手に入れなければなるまいと、時間を見つけては検索を掛ける。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
プレス操舵 2015.07.21(Tue) 00:00 購入しておいたカワラタケ12ブロックを詰めなければなるまいと、我が身に奮いを掛ける。大抵3ブロックで飽きてしまう私が、1日で全行程を終える事が出来るのか。そんな気持ちの中、相棒masaさんが愛用のプレス機を持参してくれた。プレス機使用の工程を教わり、初めて触れる私は詰め役を、masaさんは海女の選別かの如く、ブロック潰し後の皮膜取り役として12ブロック制覇の航海に出た。要領を掴みながらハンドルを操舵し、800ボトルも、1400ボトルも、2000ボトルもあっという間に詰め終え、中央に開ける穴をmasa特殊道具にて貫通させた。汗を流す事もなく12ブロックを詰め終え、サウジアラビアの富豪による敬礼で航海に終止符を打った。汗をかかなかった理由は、外産部屋22℃で詰めた事と、潰し&皮膜取りを相棒が行った事による。終了間際、カワラタケの皮膜の固さから、砂いじりをする少年と化していた光景が忘れられない。プレス機を経験したら手詰めには戻れない。その名言は嘘では無かった。相棒の図らいで、プレス機をvivids ssp.に置いていってくれた。何時迄も甘えてはいられないと、自身で購入すべく計画を練る事とする。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
台風一過の森 2015.07.20(Mon) 02:53 AM 4:45相棒ことmasaさんの車に乗り込み、待ち合わせの場所へと走らせた。待ち合わせの場所にジャストの時間でひろさんが現れた。私がひろさんとお会いするのは1月以来と知り、久しぶりの結成メンバーでの集結となる。コンビニで水分を調達し、台風一過の森へと向かった。虫っ気が少なく、違和感を感じながら下草が濡れた地面を踏み締めていく。ノコギリクワガタ♀が樹液を吸っているのを確認し、夏到来を実感する。爆裂した捲れにはコクワガタが複数潜む。本命は居ないのかと目を光らせるが、厚みのある肢体は潜んでいなかった。カナブンが貼り付く樹液木と、その傍にある樹に佇むノコギリクワガタ♀ノコギリクワガタ♂も顎を振り威嚇する。唯、真夏の暴君ことカブトムシの匂いは漂うものの姿は見えず、違和感は継続する。台風一過の直後からなのか。場所を変え歩いていると、ひろさんの肩にナナフシが付き、名古屋昆虫館の岡田さんを思い出した。私が小学生の時にお世話になった方で、緑色のコカマキリ捕獲ミッションを頂いた時に、このナナフシについても色々と教えて頂いた。懐かしく、ほろ苦く。この森を散策し終え、私の知るポイントへと3人で向かった。大型のノコギリクワガタペアを目撃する。湿度と温度と日頃の運動不足で汗が弾丸のように滴り落ち、重力を再認識する。斜面を下り、そして尾根へと向かって歩く。すると真夏の暴君♀が姿を見せた。暫く歩くと、ミヤマカミキリが樹液を齧りノコギリクワガタ♂が慌てて逃げて行った。AM 8:00汗だくの衣服を脱ぎ捨て、恒例の採集後モーニングへと向かった。最近の事情や飼育法など、情報共有を冷たいアイスコーヒーを飲みながら果たした。モーニングを堪能し、vivids ssp.に3人で訪れた。ひろさんからは、ケムさん採集累代のサキシマヒラタを受け取り、再びサキシマ飼育に携わる。この結成メンバーにてvivids AMGの在り方について語り、社是を作り上げた。この社是を軸として、今後の方向性が決定し、私の中では結束が更に深まったと実感した。仲間がいる事を誇りに感じながら、採集・飼育に注力していく。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
心の友へ 2015.07.19(Sun) 01:52 午前中、心の友へのミッションを完遂させようとするが、妻達が病院と美容院を回り、車を使えず、希望された日に到着出来ないのではないかと焦りが募った。PM2:00ようやく車に乗り込み、vivids ssp.に急いで向かう。昼下がりの飼育部屋温度を確認すると、外産部屋が22℃、オオクワガタ部屋が26℃と魔法瓶の部屋は健在であった。発送させる個体を急いで取り出した所挟まれた。撮影の時には顎が離れ、難を逃れたが、タランドゥスの威力はトムとジェリーに出てくる悲鳴を咆哮したかった。送る個体を定め、スケール測定を行い、70.1mm♂を送る事にした。霧吹きで内部を湿らせ、保冷剤を入れて発送を終えた。宅配業者に到着日を確認したところ、希望通りとなり、心の友へのミッションコンプリートを果たした。ペアで送れなかったのが非常に残念であるが、エナメルブラックの魅力が広まればと拡大解釈し、眠りに就いた。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
猛々しい種 2015.07.18(Sat) 10:07 増種は打ち止めにしていた筈だった。オークションで落札出来なかった種が出品されている事に気付き、その出品者の2種に手を付けたが、仕事で最終日を閲覧出来ず、本命は落札する事が出来なかった。もう一種は落札出来、本日それは届けられた。開封すると保冷剤が見えた。今回の台風で猛暑は凌げると考えていても、保冷剤は安心感を増大させてくれる。丁寧な梱包から5つのプリンカップを取り出した。そして直様生存確認を行った。元気良く動く様子に安堵しながら確認していく。マットの水分量も適度であった。インドネシアスマトラ島西スマトラ州産CBF2Dorcus mirabilisミラビリスヒラタクワガタ5頭の生存確認を終え、取引ナビにて連絡を入れ、感謝を綴った。猛々しい特有の顎を、種親の勇姿を超える個体と対面出来るよう、管理を行っていく。※掲載画像は出品者様に承認を得ています。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
アシンメトリー羽化 2015.07.17(Fri) 02:58 最終体重26.7gパダン産マンディブラリが蛹室を作製せず、ボトル上部で蛹化し、その姿は脚がアシンメトリーとなっていた。その個体を人口蛹室で羽化させた所、2015/7/9上翅の締まりが悪い程度で済んだ。羽化不全を想定していただけに、このような結果に驚き、また一つ勉強になった。♀に続きようやく羽化に至った♂達が蛹室から抜け出していた。成虫を整理し、累代へと向けて動く事にする。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
ウォレスとネオマット 2015.07.16(Thu) 02:35 仕事終わりで樹液採集に出掛けようと企むものの、雨に見舞われる。こうして計画した樹液採集ダイエットは頓挫していくのだろうと、持ち前の3日坊主精神が大きく根ざす。よく毎日クロノグラフを更新しているものと、他人事のように感心する。こんな日はvivids ssp.にてブリードに没頭すべきと、ウォレスノコギリクワガタ用に用意した菌床の温度慣らしを経て、プリンカップから引き摺り出す事にした。オマケがド初令の名目で落札したウォレスを初めて目にする。頭色や身体付きを目に焼き付ける事にする。転がり出た幼虫は、国産で言えばコクワガタの頭色、身体付きであった。2頭目もド初令ではなく、2令となる。この個体は元気が無く、死神の鎌が見えているかもしれない。こちらはサイズを期待してしまう体躯であった。そして最後のプリンカップからは、幼虫が転がり出る事はなく、土と化してしまったようだ。サービスに対して落ち込む事なく、全頭をオオヒラタケ菌床に投入した。時間を感じることの出来ないvivids ssp.にて、私の睡眠時間を確認しながらヒペリオン用のマット詰めを行った。二つのマットを混合させてヒラタ系に合わせたマット作りを心掛けた。水分量も自身の感覚で合わせ、美味しそうなネオマットが出来上がった。初めて使用する黄色系のマットから放たれる牛舎を彷彿させる匂いにサイズアップを予感させる。匂いが気にならなくなるまで放置し、ヒペリオン交換に備える。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
成長曲線回帰 2015.07.15(Wed) 00:00 2014/10/1マット投入から開始したユダイクスミヤマクワガタ、1本目のボトルは好成績となり、2015/1/17に27.1gを記録した。その後の同マットの栄養面が反映されず、変遷としては2015/4/726.2g2015/5/2323.5gここまで落ち込んだ体重に対し、マットでの回帰は困難と判断し、菌床飼育に切替る事にした。カワラタケに投入した♂の姿が半透明のボトル越しに見えた。その姿は1本目の交換の時に目に映ったあの巨体に見えた。カワラタケの劣化と成長曲線回帰を願って交換に踏み切った。ボトル内部は太い食痕が走る。カワラタケ特有の固さに翻弄されないように慎重に掘り進み、底面に潜む♂と対面した。5月に掘り出した時から艶と迫力を増した体躯へと変貌を遂げた。ジャスト30.0g半ば賭けによる菌床飼育で成長回帰を果たした。♀も9.9gから11.8gへと微増となった。引き続きカワラタケ菌床に投入し、更なる成長を願う。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
温度、湿度に背中を押され 2015.07.14(Tue) 02:24 会社を出ると不快感漂う湿度が全身を一瞬で包む感覚に陥った。私の住む地域の温度と湿度を調べると、温度27℃ 湿度97%と表示した。この蒸し暑さに背中を押され、単独で森の中へと足を踏み入れる事にした。見慣れた景色を頼りに坂を登ると、尾根は木々のトンネルを作り出し、闇の中を歩き易いものとした。暫く歩くと樹液木が目に入った。しかしその周りに甲虫の姿は無かった。歩みを進めてもクワガタの姿は無かった。皆様のブログでは、既に大量の甲虫を採集する記事を目にする為、先駆者の後かと勘繰る。すると、コナラの根元に張り付くクワガタを確認した。長歯のオウゴンオニのようなノコギリクワガタ♂が必死に樹液を吸い上げるように見えた。その根元から西側に回り込むと、真夏の暴君♀が光など物ともせず樹液にかぶり付く。毎年訪れるこの森は、クワガタが付く樹が決まっている為、とても探し易い。大きな身体を揺らすようにノシノシと歩くように見えるのは、下から照らし出す光の仕業となる。落ちていた木の枝で振り落としたのは、ノコギリクワガタ♂更に歩みを進めると、私がこの森で一番気に入っている巨木コナラに、ノコギリクワガタ♀が展足されているかのように止まっていた。別の樹の根元に溢れる樹液を吸うペアも見かけた。掻き出すと、そこそこのサイズのペアであった。ここで家路へと足を向けた。家に着き、汗で張り付いたTシャツを脱ぎ捨てシャワーを浴びた。適度な運動で汗をかき、毎夜の如く第三の発泡酒を断てば、腹部の脂肪を落とせると安易な発想を浮かべ、樹液採集ダイエットを敢行しようか想いを馳せる。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
グリードの実力とアメリカの不明種 2015.07.13(Mon) 01:43 昨夜の話、masaさんの前でローゼンベルグオウゴンオニのグリード産卵セットを暴いた。59mm♂の仔はこの食痕の奥に潜むのか。ゴムのような弾力のあるカワラタケをスプーンで崩していく。オオクワガタのような伸びていく食痕が見えぬまま、第一累代仔を目にした。これは幸先が良いと後続を探すものの一向に姿が見えない。諦めムードの中、卵が現れた。卵での孵化率が悪い為、このタイミングの割り出しに腰を折る。初令での割り出しは大歓迎と声を上げる。この個体と、この卵で産卵セットの結果が卵×2幼虫×4となった。そして我が家最大の67mm♂による直仔は、孵化を目視で確認していた為、安堵ラインとなる。しかし、現れるのは卵ばかり。今にも孵化に至りそうな卵が続々と現れる。そんな中初令が確認出来、孵化仕立ても現れた。最後はW卵でグリード産卵を締めた。結果は、卵×6幼虫×2となった。ローゼン全体では、卵×8幼虫×6の14頭となった。お手軽産卵のグリードの実力は、着実な数の確かなものであった。そして本日は妹がアメリカから帰国となり、家族で乾杯を行った。気になる所は手土産のガーバーとなるが、妹にそれとなく聞くと、「そんな事すっかり忘れてた」と、まさかの手ぶら帰国となった。欧米人の信じられないといった顔をすると、アメリカのBARに飛来したクワガタを見せて貰った。写真のクオリティの悪さがレア度を加速させる。ミヤマ系にも見えるこの写真の個体に対し、勿論持ち帰ったのかと聞くと、条約に引っ掛かると大和撫子とは思えない発言で私を愕然とさせた。25日までの滞在で、妹の存在は家族に華を添えるであろう。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
72時間マット投入 2015.07.12(Sun) 01:34 オークションにて落札したユダイクスミヤマクワガタ6頭を、プリンカップからボトルへと移す事にした。予めマット瓶を作成し、72時間の間隔を空けての投入となる。幼虫は側面から姿を確認出来ていた為、不安は皆無であった。元気のある姿は見ていて心地よいものとなる。同サイズが転がり出る。特筆すべき点は見つからないが、全頭を記録する為、羅列する。アクベシアヌスに先行して投入したマットと同様な物を使用している。それはアクベシアヌスが瓶底で優雅に過ごしている為、ユダイクスにも同様の効果が得られると考えられるからである。自身初の累代個体は、既に羽化している。マット選択ミスが露呈した形となり、小さな♀となった。磐石マットに出会えた事が今後のサイズに差が出そうである。そしてこの作業を微笑みながら、自身の作業をする男がいた。vivids ssp.に持ち込まれたヒペリオンssp.のボトル交換を行うmasaさんになる。ヒペリオンは低温飼育が良い事から、vivids ssp.にてレンタル飼育する事となった為、40頭程持ち込まれた。我が飼育部屋の、魔法瓶のようなブレない温度にメリットを感じて。一連の作業を終え、向かうはあのラーメン屋。本日は辛味噌海苔ラーメンを頼み、刺激を残す辛さに酔いしれながらmasaさんと堪能した。次回はプレス機を持参してくれる事となり、作業性を比較する事となる。筈だ。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
待望羽化 2015.07.11(Sat) 01:19 2014年9月採集個体が羽化していた為、掘り出す事にした。カワラタケは劣化の極みとなり、♀と記載したボトルを掘り出すと、♂のヒメオオクワガタが転がり出た。劣化したカワラタケが原因となり、サイズは可愛らしいものとなる。そしてもう一本のボトルから待望の♀が現れた。前胸の形状と脚の長さが同定を安易な物とする。飼育の予定は無い為、vivids ssp.にて出品する事とする。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
楕円採卵 2015.07.10(Fri) 04:23 タランドゥスの産卵が好調な中、レギウスの累代に手間が掛かっている。霊芝材のコンディションの兼ね合いもあり、2015/6/25に穿孔したセットを恐る恐る暴く事にした。材の湿度が重要となり、手で感触を確かめながら♀を探す。材は湿度が少し高く、状態を危惧しながら♀の緩慢な動きを確認した。ここから何時もの緑色宝探しを始める。穿孔屑を避けながら探すと、二つのそれを見つけた。黒く変色していない卵に安堵する。二桁の採卵を期待するものの、これが最後となった。楕円が4つ。孵化を祈りながら、メソトプスの中でもレギウス累代に注力しなければならないと、態勢強化を図る。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
順風なベクトル 2015.07.09(Thu) 00:00 カワラタケボトル産卵では孵化を確認しているローゼンベルグオウゴンオニ。2015/6/25人口霊芝材に穿孔した別セットを暴く事にした。霊芝材を手で触ると柔らかい箇所があり、力を込めて割ると潜入していた♀が姿を現した。材の状態が非常に良く、累代への期待が高まる。慎重にオガを避けていくと、正円を描く卵が確認出来た。メソトプスに目が慣れている為、緑色ではない卵が新鮮に映る。採卵からの孵化率の低い私にとって、卵でのご対面は萎縮する。初令に会えぬまま卵との対面が続き、これ以上の割り出しを打ち切った。霊芝材の端材をミキサーにかけ、マット状にしたものを割り出した卵達のケースの上に被せた。二週間後に再度割り出す事にする。会社からの帰り道、大切な友人から試験結果への祝辞を電話で頂き、心の底から交流的ブログ化したクロノグラフに感謝した。帰宅すると明日から職場復帰する、手術からお酒を控えていた妻と試験合格の乾杯をした。Mastar's dream良い響き、良い味に酔いしれ、公私共に順風なベクトルに帆を預ける。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
セオリーセット 2015.07.08(Wed) 00:00 本日執り行われた社内試験でのボーダーラインは超える事が出来、一先ず胸を撫で下した。これで家族を考慮しながら思い切り採集と飼育に携われる。先日同居させていたネパレンシスを取り出し、ゼリーを与えていた所♀の食べ方に変化が現れた為、産卵セットを用意していた。飼育ケース大にマットを5㎝程固詰めし、予め用意していたカワラタケブロックを置いた。セオリー通りに行けば、これに爆産するとの事。マットとカワラタケからの匂いを鑑み、2日放置し、♀をセットした。♀がゼリーに向くのであれば、産卵セットから取り出す。洒落たコクワガタの動向を観察する事とする。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
フォルスター起動 2015.07.07(Tue) 00:00 外産幼虫棚からガサガサと音が聞こえる為、その方向へ歩み、突き止めた。もっちさん印のフォルスターキヨタミが蛹室から抜け出していた。羽化は2015/5/23に確認していたが、活動はまだ先だと思い込んでいた。それならばと同じく5月に羽化を確認していた♀も掘り出す事にした。綺麗に羽化したペアを自身初となるフォルスター累代へ向けて記念撮影する事にした。種親78mm♂には到底及ばないサイズとなるが、マイペースで大型化へと繋げていければと思案する。明日は昇進を左右する社内テストがあり、こんな事をしている場合じゃないと、頭を振り試験モードに切り替える。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
バルコニーの攻防とAMG26改進捗 2015.07.06(Mon) 01:37 我が家に無賃で、悪びれた顔も見せない蝙蝠との闘いが続いていた。蝙蝠が嫌う固形物を住処に設置してもまるで効果がなく、忌避スプレーを吹き付けても留守中の攻撃であった。今朝バルコニーに蝙蝠の赤子が落ちていた為、脚立を梯子状に伸ばし、戦場へと向かった。瓦の隙間に板を挟んで浸入を防ごうとしたが、見事に破られていた。目を凝らすと親蝙蝠が目に入った。親を棒で引き摺り出し、忌避スプレーを吹き付けると、続々とファミリーが落下し始めた。蝙蝠は益獣の為、殺処分から外れる。ぶっ飛んだ目をした蝙蝠9匹を裏山に放った。夜には親蝙蝠が戻り、私目掛けて飛んできた事がとても印象的に残る。子供達が寝静まってからは、vivids ssp.に向かい、整理整頓後、セットしているAMG26改を覗いた。産卵成功しているようで、メンバー分の確保に至るよう次なるセットも視野に入れて爆産態勢を敷く。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
初客との語らい 2015.07.05(Sun) 01:36 2015/7/4PM 8:00masaさんが時間通りに現れた。羽化前の蛹を我が家に残し、全てを車に乗せて移転した飼育部屋へと向かった。初客となるvivids ssp.に足を踏み入れた彼は、羨望の眼差しで我が部屋を堪能し、再会を祝してノンアルコールで乾杯を行った。最近の事情を話しながら、成虫用の飼育棚を二人で組み立てた。成虫群に餌を与え、エアコンの部屋から西側へと移動させ、アクベシアヌスのボトル交換を行った。この小さなプリンカップによく詰めた物と感心しながら転がり出た個体をスケールに乗せる。14.4g残りの7頭共全て3令に加齢していた。最大個体はこちらであり、16.3gであった。他の体重は、11.2g8.5g12.6g10.9g6.3g11.9gとなった。楽しいひと時はあっという間に過ぎていき、小腹の減りを満たす為、とあるラーメン屋で二人啜った。海苔が特に旨味を引き出し、二人して満足な顔で平らげた。AM 1:00笑顔で走り去るmasaさんを見送った。人生について、採集について、飼育について語り明かしたこの日を、この先忘れる事はないだろう。vivids ssp.アカアシクワガタ追加
Round 2 2015.07.04(Sat) 10:23 2015/5/10に投入したタランドゥスの交換を決めた。2か月に満たない期間でとても大きく成長しているように見える。弾力性のあるカワラタケに難儀しながら慎重に取り出した。丸々と太った個体は、31.1g♂そしてもう一本の交換対象も同日に投入した個体群であり、こちらは太さはあるが身体が短い為♀と判断した。体重は、ゾロ目の22.2gであった。♂は2300に、♀は1400に投入し、羽化を待つ事にする。そして産卵に至った人口カワラ材を調達した為、産卵第二ラウンドに向けてセットを組む事にした。今回は材の状態を把握する為に樹皮を剥く事にした。綺麗な材が見え、当たり材に気持ちが高ぶる。全てを剥き終え、産卵に至ったタランドゥス52mm♀を投入した。もう片方の材は水分が多く、芯の占有も大きかった。樹皮を剥き、乾燥気味の割り出しオガで半ば埋める事にした。この材はペアリングしていたレギウスに使用する。メソトプスの本格的第二ラウンド開始の旗が振られた。vivids ssp.アカアシクワガタ追加