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狭小空間

クロノグラフから離れたのは
2日程、たった二日でも
歯を磨けない感覚は
まさに歯痒さであった。



親しくさせて頂いている
方からの拍手コメントでの温かい
お言葉には、逢いに行く途中でも
私を支えるものに成り変わり、
優しさを実感し、感謝の念が
止まらなかった。



私の胸に立ちこめた
黒い積乱雲は、時と共に、
そして日常が鈍色へと変え、
悲しみの雨となり、やがては
澄んだ空へと移ろいでいくであろう。



この場を借り、心配して下さった
方々には御礼を申し上げたい。



ありがとうと。



帰宅後、心配していたのは
成虫の餌切れであったが、
皆が元気に活動していたのを
確認出来た為、産卵MDを実践した
レギウスWWの割り出しを
行う事にした。



IMG_43841.jpg



穿孔から約3週間を目安に
割り出しを考えていた為、
この日を楽しみにしていた。



穿孔したカワラ材を持ち上げ、
木屑を掘出すと、黒く光る
♀が容易に確認出来た。



IMG_51592.jpg



しかし、中の居住空間は狭小に
感じ、不安が去来した。



力を込め、材を繊維に沿って
割るとメソトプス特有の
緑掛かった卵が3つ現れた。



IMG_16773.jpg




膨らみ具合も色も、
このまま孵化に至ると直感し、
不安は安堵へと姿を変えた。



慎重にスプーンに乗せたが、
動画ならお見せ出来ない程
小刻みに震えていた。




IMG_64994.jpg



採卵した卵をプリンカップへと
移して行き、割り出しを進めた。



IMG_25945.jpg



大きく膨らんだ卵は
木屑に埋め込まれていた。



採卵は7個となり、
割り出し時に潰す事無く
実行出来た為、達成感と
充実感は更に増した。



IMG_00977.jpg




小さな身体から
産んでくれた♀を持ち上げると、
しがみつく強さは健在であった。



IMG_24508.jpg





次の2セット目には労いのゼリーを
投入し、産卵に至ったカワラ材と、
熟度が増したカワラ材をセットし、
産卵MDでの経過を観察する事にする。



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逢いに行く

今朝、現場に向かう際
虹が現れた。



IMG_399911.jpg




それは太く、帯のような虹。



その虹に願いを込めた。



生命を紡いで下さいと。



この願いは叶わず、



18:02



私にとっても、大切な人が
天に召された。



明日の朝には家を発ち、
安らかな顔に逢いに行く。



クロノグラフは今や、
私にとって歯を磨く事と同じ
日常の一部となった。



毎日歯を磨くように、
記事を掲載してきた。



毎日閲覧してくれる皆様に
少しでも楽しんで頂けるよう
綴ってきたつもりで。



少しの間更新が途絶えても、
それは大切な人に逢いに行く為。



歯を磨く事を忘れはしないので。



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変貌

会社に向かう前、心配になり
人口蛹室を覗くと、顎を伸ばした
姿を確認し、安堵した。



帰宅と同時にレンズを向けた。



IMG_35981.jpg



上翅は白桃から
DUCATIに並ぶ破廉恥な赤へと
様変わりしていた。



あるべき姿へと変貌を遂げ、
メンガタ化は免れた。



前回ベールに包まれた
最終体重54.4gの
ブロック飼育個体
を覗くと、
明日にでも羽化が始まるといった
シースルー感に満ち溢れていた。



IMG_73342.jpg



今回でスマトラオオヒラタの
羽化記事は綴り終えた為、
54.4gは固まった後に
紹介させて頂く。




体長測定が待ち遠しい種と
感じずにはいられない。



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あるべき姿へ

AM 6:15



起きてすぐにスマトラオオヒラタの
人口蛹室を確認する。



羽化には至っていなかった。



帰宅後確認したところ
白桃のような上翅が目に映った。



IMG_05381.jpg



上翅も内翅も綺麗に
収まりそうだが、
顎が起こせないのか、
ギラファノコギリ特有の
バルキリー、GERWALK MODEで
あった為、位置を変えた。



IMG_13082.jpg



もしこのままの状態なら、
スマトラではなくメンガタと
なってしまう。



自らが持つ力を最大限に
引き出し、本来あるべき姿へと
移り変わるよう、切に願う。



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上映前の静けさ

帰宅後、怪物が私の顔色では
表現出来ない色となり、
脚が僅かに動き始めていた。



IMG_714011.jpg



羽化が間も無く始まる。



上映前の、静けさに包まれた
劇場にいるかのようだ。



明日の朝を楽しみに
眠りに就く事にする。



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完全除去に向けて

64mm♂に付着したダニ
駆除に向けて色々と思案していた。




IMG_67031.jpg




コナヒョウダニと思われ、
ブラシでは落とせないとの
文献があり、エタノールでの
駆除が効果的ともあったが
果たして生体に、ローゼンベルグには
耐えうる事が出来るのか。



2014/3/21



試しに針葉樹マットでの
経過を観察する事にした。



IMG_72662.jpg



3日が経過し、先程
取り出し確認した所、



IMG_42823.jpg



小楯板の上、前胸背板に
多数確認出来たダニが
消失し、上翅の縁には未だ
生存しているが効果は見て取れた。



IMG_41804.jpg



加湿環境での繁殖が
増殖傾向にあるようで、
完全除去されるまで重要度を上げた
観察下に置く。



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不意の爽快感

マット飼育に切り替えた
スマトラオオヒラタ♂に
線虫が見え始め、コバエ発生は
秒読みと思われ、羽化を
望みながらマットを廃棄する為
掘り進めていった。



画像は見るに耐えない為
割愛させて頂く。



蛹室に当たり、残念な事に
この個体のステージは蛹であった。



一先ず仮入居という形で
既製品の人口蛹室に
投入した。



IMG_50851.jpg



羽化が近く、
私の二軒目のような
桜色の顔色を浮かべている。



蛹独特のお尻を振り回す行為に
至ると、窮屈さが露わとなった為、
オアシスでの人口蛹室作製を決めた。



スプーンでなんとなく形成し、
指の腹で整えて完成させた。



IMG_06542.jpg



デリケートな時期に
取り出してしまい
心苦しい胸中の中、
オアシスをミニブラックBOXに
入れてみた所、カットせずに
綺麗に収まり爽快感が生まれた。



IMG_32653.jpg


ティッシュを複数枚重ね
霧吹きで湿度を調節し
蛹を投入した。



IMG_25554.jpg



私の4軒目のような顔色を
浮かべたスマトラオオヒラタ、
羽化シーンを観察出来れば
書き綴る。



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形状の魅力

100均ショップに行くと
ガラスコーナーに立ち寄る。



この950mlガラス瓶を
愛用している為、陳列されて
いる場合は毎回購入している。



IMG_67431.jpg



今回はピンク蓋の陳列が前面に
押し出されている棚から、
ローゼンカラー4つを買い占めた。



蓋に加工する必要があり、
カッターコンパスを使い
タイベストシールの径に
合わせ罫書く。



IMG_35632.jpg



罫書いた円の中心に
ドリルで穴を開ける。



作業をしながら感じたのは、
このローゼンカラーは
罫書きが見え難く、次回以降の
購入は手を伸ばす事は無いと思う。



穴を適当に開け、



IMG_99354.jpg



タイベストシールを
貼り付けて完成となる。



IMG_40606.jpg



最近1200瓶が登場しているが、
形状が丸型ではなく四角の為、
容量の魅力よりも形状を選択する。



4本を作り終え、
増税前と頼んでおいた
カワラ菌床が到着している為、
メソトプスの産卵が
成功していると踏まえ、
これから詰めていく。



今回も言霊の魔力に
酔いしれながら。



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One hundred

コバエ蔓延予防の為、
順次マット飼育瓶での
羽化組みを取り出した。



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羽化したギラファノコギリ
1900×2、1400×1となり
スプーンで蛹室を確認しながら
掘り進める。



IMG_80482.jpg



この蛹室のサイズでよく
長い顎を伸ばしている
ものだと感心してしまう。



取り出した所、
綺麗に羽化していた。



IMG_60725.jpg



92.5mm



この個体の変遷は、
2013/6/22 初令投入
2013/9/29 33.5gとなる。



1400瓶で羽化したものに
ついては特筆すべき点が
無い為、個体紹介は割愛させて頂く。



しかし、蓋を開けたところ
アートを感じたので掲載する事にする。



IMG_26907.jpg


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キノコの傘のように中心が
残り、風の谷のナウシカにでも
登場していそうだ。



因みにこの1400個体は、
最終体重24.0gで
89.6mm♂となった。



そして見た目大きく見えた
個体を掘出すと、



IMG_72454.jpg



IMG_92603.jpg


こちらも綺麗に羽化していた。
部屋に戻り体長測定を行うと、



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100.4mm


こちらの変遷は、
2013/6/21 初令投入
2013/9/25 34.6g
2013/12/7 36.6gとなる。


3桁ジャストでの羽化で
WDからの現時点
最大個体となった。



ただ今後我が家での飼育種を
考えると、ギラファの累代は
行わないつもりでいる。



この種を好む方を探す事にする。


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救出の代償

自己採集オオクワガタが
蛹化した。



IMG_71371.jpg



こちらは3/8に青黴から
救出
しようと掘出したところ、
前蛹で対面してしまった個体となる。



顎ズレを示唆しているように見える。



前蛹や蛹のデリケートな
時期に取り出すものではないと
つくづく感じた。



青黴は着実に侵略を続けているが、
蛹室は無事のままの為、
人口蛹室への移動は身体が
固く成り始めた頃に検討する。



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Merchandising戦略

購入者は商品をA・Bとする場合、
価格、性質、付加価値等を
視野に入れ、商品を見比べる。



二者択一を提案すると、
購入する・しないではなく
AかBを選択しようとする
心理が働く。



この心理に当て嵌るか否かは
定かでなないが、我が家の
メソトプスの産卵に於いて、
霊芝材を単独一本、若しくは
カワラ材単独一本の場合、
齧りはすれど穿孔までには
至らなかった。



飼育ケースに霊芝材とカワラ材を
1本ずつ投入し、合計2本とした所、
3/14レギウスWWがカワラ材に、
3/15タランドゥスが霊芝材に穿孔し、
そして今朝、レギウスWWが
霊芝材に穿孔した。



IMG_868211.jpg



Merchandising戦略を
展開した事が功を奏したか。



マーチャンダイジング
(以下MD)とは一般的には、
消費者の欲求・要求に適う商品を、
適切な数量、適切な価格、
適切なタイミング等で
提供するための企業活動のこと。



とWikipediaは述べており、
上記を飼育に置き換えると、



産卵MDには、
産卵者の欲求・要求に敵う材を、
適切な数量、適切な状態、
適切なタイミング等で
提供するための飼育活動と言える。



二者択一心理と
このMD戦略を下に、
メソトプス産卵拡大に向けて
適切な材調達を行う事にする。



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急展開

我が家に到着してから
セリーに首ったけの
西ジャワ・ハリムン産
ローゼンベルグオウゴンオニクワガタ。



47mm♀がいつものように
ゼリーに齧り付いている。



しかしすぐに異変に気付いた。



触角が全く動かない為、
取り出した所、急逝していた。



IMG_27941.jpg



まさかの急展開となり、
暫く呆然と時が経過した。



他の個体を確認すると、



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76mm♂



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64mm♂



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52mm♀


全て頗る元気に動いている。



♀の他界により累代への道が
険しいものと変わりつつある。



♀の追加購入も視野に入れ、
成熟までの時を過ごす。



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終焉の足音

金曜日、masaさんとの
会話で急遽採集に二人で
出掛ける事となった。



masaさんと同行採集が
無くても単独で出掛ける
予定にはしていたが、
相棒との会話が楽しめるとなると、
採集の醍醐味がまた増す為、
当日を楽しみにしながら
斧を研いでmasaさんの到着を待った。


AM 6:00


masaさんが我が家に到着し、
私がポイントを定めた場所へ
車を走らせた。



道中の会話は他愛の無いもので
あるが、飼育や採集の話となると、
お互いが熱弁を振るう。



AM7:00



机上で眺めた地図と、実際に見る
山とのギャップを推し量りながら
狙いを定めていく。



第一に降り立った場所は
針葉樹が多く、すぐさま
引き返し、樹相を見ながら
車を流した。



次に降り立った場所は
遠目からも立ち枯れが
目に入り、斧を握る手に
自然と力が漲った。



樹液木もあり、
風の抜け具合も良好な
場所と判断し、二人で
落ち葉を踏みしめながら
進んで行く。



IMG_53721.jpg



立ち枯れをmasaさんが挑み、
私はその立ち枯れから折れた先の
倒木の状態を探った。


masaさんから一つ声が
上がり、駆け寄ると
3令幼虫が背中を露わにした。


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私も一閃し、その先に
目を凝らした。



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お互いが慎重に取り出し、
掌に乗せた。



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上が私が採集したもので、
下がmasaさんのものとなる。



どちらもコクワガタであるが、
私が採集した幼虫には卵巣が
見え、コクワガタ♀にしては
とても大きな身体付きであった。



私は倒木の食痕を再び
追い掛ける。



IMG_40365.jpg



3令や新成虫が現れる。



IMG_65976.jpg



このクヌギの倒木からは、
大型なコクワガタが現れる。



IMG_74787.jpg



程なくしてこの地に
見切りを付け、大幅に
場所を変えた。



開けた急勾配を登り続け、
尾根を目指す。



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尾根伝いに歩いて行き、
材を探し歩く。



IMG_245410.jpg



山の中を手分けして
歩く為、突然動物が
走り去る物音には
独り、驚きを隠せない。



地面に落ちている
糞から鹿と思われる。



尾根から少し下がった
コナラには、越冬コクワガタ♂が
材と地面の間で夏を待ち望んでいた。



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やがてmasaさんと
尾根で合流し、水分補給を
しながら地図を眺めていると、
masaさんが声を漏らした。



IMG_636911.jpg



写真がボケてしまい
判別が難しいが、
マダニがズボンの腿から
靴まで多数しがみ付いていた。



はたき落としながら
歩くが、マダニを発見してからの
masaさんの急激なテンション低下が
目に見て取れ、良材も見つからない為
車へと戻った。



最終ポイントも成果は
上げられず、本日の採集に
終止符を打った。



帰りに二人でラーメンを啜り、
再度飼育について熱弁を
振るい、振るわれた。



マダニや野生動物の
活発な動きから
冬季採集の終焉が
刻一刻と迫って来ていると実感する。



有終の美に向けて
咆哮を上げられるよう、
地図を眺め続ける日が続く。



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続く穿孔

親しくさせて頂いている方から
譲り受けたコンゴ産
タランドゥス F2
78mm♂×51mm♀の産卵セットに
動きが現れた。




IMG_77181.jpg



レギウスWWに続く穿孔となり、
安堵が全身を包む。




今回もレギウスWWと同様、
カワラ材と霊芝材を1本ずつ
投入した結果、タランドゥスは
霊芝材に穿孔した。



この時点では♀の姿が見えたが、
15時間程経過したところ
穿孔により掻き出された材は、
みるみると積み上げられ姿は
見えなくなった。



IMG_25352.jpg



3週間後の割り出しを
楽しみにし、増税前の
ブロックオーダーに着手する。



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淡い成長曲線

自己採集オオクワガタ
800ボトルの交換を行う事にした。



IMG_65991.jpg



こちらの個体で、投入から
2本目に全て移行完了となる。



幼虫は上層部にいた為、
すぐに出会えた。



IMG_01312.jpg



体色から、もう少し体重の
伸びが期待出来るのではないかと、
淡い成長曲線を描いてしまう。



スケールに乗せると、



IMG_87193.jpg



16.6g



WDらしい緩やかな伸びとなり、
次なるボトルで20gに乗れば
御の字である。



♀は早々に蛹化している
ものが多い。



IMG_60174.jpg



瓶底に蛹室を作成した
♂もこの1頭が先行して
蛹化した。


IMG_41085.jpg



飼育の中でも明らかに
趣きが異なる自己採集個体。



羽化までが非常に待ち遠しい。



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穿孔開始

先程、ガラス棚が揺れ
家全体に振動が走った。



慌てて棚上の菌糸瓶の
前に立ち、地震の動きに
耳を欹てた。



大きく揺れる事はないと
感じ椅子から降り、
地震速報を見ると
愛媛県西色伊予市で
震度5と表示している。



私の祖母が住む広島県と、
親しくさせて頂いている
ju_tsuさんが頭に浮かんだ。



何事も無ければ良いが。



こちらは余震もなく、飼育ケースを
覗いているとレギウスWWの
産卵セットに変化が生じていた。



IMG_134411.jpg



遂に穿孔開始した。



セットしたのは霊芝材と
カワラ材を1本ずつ入れ、
♀はカワラ材の方に潜りこんで行った。



注意した点は、飼育温度。



我が家の飼育部屋は21℃となり、
棚上は若干温度が上がり23℃で
ある為、この温度差を利用して
棚上でセットを組んでいた。



レギウスの成熟度、
材の状態、温度等が
産卵の鍵となるようだ。



3週間後に割り出し、
随時累代への架け橋を築けるよう
産卵環境を整えていく。



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諸悪の根源瓶

コバエが大発生している。



昨晩確認した時は
目にも入らなかったが、
その姿を追いかけて行くと
コバエが多数出入りしている
諸悪の根源瓶を突き止めた。



フローレス島産
ギラファノコギリクワガタ♂
2014/2/17羽化個体の瓶上層部は
コバエがフーリガンと化し、
会場内を暴れ回っていた。




慌てて早朝に瓶ごと外に持ち出し、
マットを廃棄する事にした。



マットを掘り捨てて行きながら
♂が見える蛹室を目指し、
やがて辿り着いた。



IMG_19111.jpg



身体は固まっているように
見える。


最終体重34.1gが
どのサイズになるのか、
興味を保ちながら掘り進める。



IMG_54292.jpg



帰宅後、計測を行った。



IMG_91373.jpg



97.6mm



3桁には達しなかったが、
まずまずのサイズとなった。



IMG_072144.jpg



羽化後自室で過ごして貰う
計画は儚くも崩れ、
今後も同様な出来事が
起こりえる為、フーリガンが
暴徒化する前に、順次羽化組みを
別室へ移す事にする。



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一産卵

親しくさせて頂いている方から
譲り受けた、ベンクール産
マンディブラリス♀が力果てた。


生前に残した子孫が数頭おり、
このラインは大切に
次世代に繋げていく。



それが頂いた礼儀でもある為。



残りの♀3頭はパダン産となり、
ブレッセからのF2♂登場で
現在順次同居を試みている。



IMG_61421.jpg



♀への忍び寄り方は
絶妙であり、スティンガーの
名を欲しいままにしている。



♀が態勢を変えても
即座に反応し、行為を継続させる。



IMG_37522.jpg



こちらは比較対象と
されてしまうレギウスWW



IMG_08043.jpg



後左脚も含めて
滑稽で仕方ない。



そんな中、
産卵セットへ投入していた
♀を確認すると、齧った後に
埋め戻した痕跡が見えた為
調べる事にした。


IMG_46314.jpg



久しぶりの採卵の為、
より慎重に剥がしていく。



IMG_98095.jpg



短期間のセットで
まずは一産卵成功となった。



ただ、この卵が確実に孵化する
確証は無い為、順次採卵を経て
次世代へと繋げていく事にする。



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シェンクリン、いや、

昨日、河川敷から戻り
遅い朝食を済ませてから
遠征で採集した個体を
割り出した。



1900瓶に
2頭投入したものになる。


菌床の劣化が激しく、
食痕は腐敗しコバエ発生は
目前と考えての割り出しとなる。



割り出し前の画像は
あまりにも不愉快な為、
画像記載を避けた。



掘り出すと男前な
シェンクリングオオ、いや、
大歯のコクワガタが躍り出た。



IMG_26761.jpg



二頭共ほぼ同じような
体躯をしており、シェンクリングオ、
いや、大型コクワガタの体長測定を
行う事にした。



IMG_90562.jpg



1頭目、49.8mm♂



惜しくも50mmUPには
至らなかった。



続いてノギスを当てると、



IMG_02383.jpg



50.9mm♂



50mmUPを成し遂げた
シェンクリング、いや
コクワガタとなった。



コクワガタの大型化への
道はさっぱり解らない。



マットが良いのか、
菌糸が良いのか。



以前、マットでも50mmUPが
羽化した事がある。



今回はバンブーインセクトの
ヒラタケ菌糸1900瓶での
二頭飼育となる。



採集した地での遺伝子なのか
解らないが、この大型のシェンクリン、
いや、コクワガタをどうするか
考えものである。



全国のコクワガタファンが
必要とするのであれば、
一報頂ければ、お送りしたいものである。



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特命の成果

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燃える前に

新しい朝が来た、
希望の朝だ。



と、眠い目を擦りながら
運転席に座り、口ずさんだ。



目指すは河川敷。



国土交通省の整理の下、
積み上げられた材の山の前に
降り立ち、見上げ、溜め息を吐いた。



IMG_07371.jpg



焼却される前に良材を探す。



山積みされた材を一周し、
再度目星を付けた材に
試し斧を入れていく。



私の前にも先駆者が
割痕を残しており、
その材の割り口からは
クワガタの生息は低く感じられた。



やがて埋もれた材に
可能性を感じ、足元に
気をつけながら進んで行き、
斧を一閃した。



IMG_69995.jpg



そこそこのサイズで
コクワガタが現れた。



次に振りかざし、
ストレートに太く伸びる
食痕を目にした瞬間、
鼓動が速くなっていくのを
感じた。



IMG_76096.jpg




しかし追いかけて行くと、
その伸びた終点は材が切られた
先となり、主には出会えなかった。



合計4頭の幼虫を割り出し、
家に余っていた菌糸瓶に投入した。



久しぶりに興奮する出来事が
起こり、心身イニシャライズとなった。



花粉に苦しまされる季節だが、
空いた時間が有れば
本命に会いに行く。



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コレクションケース

最近コバエをよく見かけるようになり、
家族からの舌打ちに耐え切れず
根源となるマットを追求したところ、
羽化したギラファノコギリからで
ある事が判明した。



活動までは蛹室で過ごして貰う
つもりだったが、コバエ撲滅の下、
マットを廃棄する事にした。



IMG_79621.jpg



両頭共♀となり、蛹室の場所を
外側から確認し、スプーンで
掘り進めた。



IMG_97182.jpg



45.2mm♀



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42.3mm♀



活動する、その日が
来るまでツールケースに
入居して頂く。



IMG_19384.jpg



ティッシュと水苔の
差は気分的な物になり、
深い意味は全く無い。



蓋を閉じると、



IMG_62545.jpg



コレクションケースと化す。



♀は1頭蛹の状態で亡くなり、
4頭がブレッセ購入WDの
子孫となる。



現在蛹の♂が全て
無事羽化となれば、
♂の数が上回る事になる。



累代を続けるか微妙な
種となり、暫く考える事にする。



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青の猛攻

2013/11/11
自己採集オオクワガタ♂の
1400瓶に青黴の侵攻を確認し、
表面部を取り除いていたが、
事態は終息に至らず、帰宅後
瓶交換を行う事にした。



IMG_24991.jpg



同時期に詰めた、同じ形状の
ボトルや同条件の菌床について
青黴の侵略は皆無となり、
首を傾げるばかりである。



表層部はアオサを振りかけ
始めたようだ。



IMG_16612.jpg



この猛攻から救い出す為、
慎重にスプーンを当てていくと
空間が生まれそれは現れた。



IMG_47113.jpg



前蛹で取り出してしまった。



幼虫での対面を予想し、
新しい菌床を用意していたが、
前蛹であれば人口蛹室が必要となる。



用意が出来るまで、
自らが作製した空間に
留まって貰い、侵攻が
終息に至るのであれば
自らの空間で羽化を行って貰う。



IMG_93164.jpg



青の猛攻に耐え凌ぐ、
菌糸再生力に期待する。



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正餐風景

2014/2/27
我が家に到着した新参者の
ローゼンベルグオウゴンオニだが、
到着した当初は与えたゼリーに
見向きもせず、ただ脚を動かし
続けていただけであった。



最近は16gゼリーの半分を、
あっという間に平らげるようになり、
正餐風景を撮影する事にした。



IMG_30131.jpg



64mm♂



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ひっくり返る程
食べ尽くした♀ 52mm



そして期待の♂76mmも
ペロリと平らげてしまう。



IMG_79823.jpg



気付くと黄金の身体に
触れてしまう。



IMG_17774.jpg



47mm♀のみ活動は
停滞している。



成熟の時を待ち、
次世代に繋がるよう
黄金の飼育法を熟読しておく。



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複数要因による足枷

我が家の今季初となる
オオクワガタ♂の蛹化を
確認した。



IMG_18511.jpg



大変見づらく恐縮だが、
蛹へと変化し、お尻を
振り回している。



IMG_12442.jpg



頭幅からすれば、
それ程大きな個体では
なさそうだ。



オオクワガタ♂
久留米産 KU13-B
2013/6/16 投入
2013/8/27 25.7g
2013/12/1 26.4g



素晴らしい産地の
大型血統の潜在能力を、
存分に発揮させられたかと言うと、
口を閉ざしてしまう。



・菌床の統一性の無さ
・目視による餌交換
・温度帯



これらの点が足枷と化し、
更なる成長を阻んだかもしれない。



飼育変革は上記の点を考慮し、
・菌床統一化
・期間餌交換
・各ステージによる温度帯




これらを見直し、飼育革命の
第一歩を踏み出す。



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懸念回避

2014/2/20に蛹室から
取り出したタランドゥス♂

覗くと、懸念された顎ズレは
回避出来ていた。



IMG_99021.jpg



出来る限り蛹や羽化間際の
個体は触れたくないのが
私の信念となるが、
親しくさせて頂いている方の
ご厚意と、生命線を鑑みての
行為となった。



IMG_04802.jpg



光り輝く納車後の
愛車の如く、光を宿している。



IMG_23253.jpg



建造物にも見える出で立ち。



IMG_44984.jpg



活動が訪れる日まで、
たゆたう日常を眺めると良い。



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最終瓶の立証

ギラファノコギリクワガタの
羽化が続いている。



興味は、どのようにして
顎を伸ばしているか。



我が家では1900瓶を
最終瓶としており、
顎の長いギラファが
無事羽化出来るのかが焦点となる。



1週間程前に確認した
GERWALK MODE



IMG_10991.jpg



私の手も借りず
正常な形を保っている。



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菌床の劣化で蛹室が
今にも崩れそうな個体も、
小さい羽化だが不全は無い。



IMG_88883.jpg



本日帰宅し、別の瓶を覗くと
顎を伸ばした状態で羽化していた。



IMG_78484.jpg



蛹室の角度はさほど影響も無く、
1900瓶での羽化可能を立証している。



IMG_02455.jpg



体長が110mmクラスで
なければ、羽化は問題なく
済まされそうだ。



残りの個体もその都度、
羽化記事として報告していく。




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系譜の同定

サキシマヒラタF2
Lucifer(♂73.2mm×♀40.2mm)
瓶交換を行う事にした。



当初2令での雌雄同定は、
1♂4♀であった。



今回は3令と思われる為、
確定的となる。



まずは自信を持って♂と判定した
ボトルから幼虫を取り出す事にした。



IMG_84801.jpg



そこそこの大きさに成長を
遂げていた。



早速スケール測定を行った。



IMG_07142.jpg



10.5g



評価の言葉が見つからない。




続いて♀を取り出した。



IMG_30073.jpg



7.1g



こちらは体色が黄色を
帯び始めていた。



測定は続く。



IMG_70254.jpg



9.5g



残り2頭も♀と思い、
今回のマット飼育失策が
頭を過った。



4頭目を掘り進めると、
大型な身体が目に入った。



IMG_67055.jpg



取り出した身体は、マット飼育特有の
白いボディに青色が散りばめられた、
上空からの景色にも似てとても
好ましく、頭色の赤が映え、尚良い。



IMG_43496.jpg



スケールに乗せる際に
重いと思わず漏らした。



IMG_48787.jpg



25.3g



Luciferの系譜を
見事受け継いだ。



悦に浸りながら
最後の個体の計測を
行う為、取り出した。



IMG_57068.jpg



一瞬♂と思いきや、
♀特有の卵巣が窺える。



反対側を確認すると、



IMG_07589.jpg



やはり卵巣が見える。



スケールに乗せると、



IMG_328510.jpg



20.1g



卵巣が見えても♂で羽化すると
よく聞く為、この身体付きから
♂と思われる。



纏めると、
10.5g♂
7.1g♀
9.5g♀
25.3g♂
20.1g?となった。



3令で確定的になるはずが、
動揺を隠せない掘出しとなった。




IMG_893411.jpg



こちらが♀なら
モンスターライン形成となる。



羽化を心待ちにする。



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Encounter

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遭遇

ひろさんが休みを合わせて
頂いたので、二人で未だ
降り立った事のない
フィールドへ出掛けた。



材はある。



所謂本命が入らない材が多く、
森を駆けていると
耳を劈く音が鳴り響き、
その感覚は短く、より身近に
聞こえてきた。



狩猟を行っているようで、
撃たれてはなるまいと
別の道を選択した。



大きくポイントを変えると、
ひろさんが慌てて坂を
駆け上って来た。



聞くと、真黒い動物が
近くに居たと言い、
すぐその後に物凄い大きな音が
遠くの方から聞こえた。



体長は1.5m程と言うので
熊だと思われる。



その後二人で音を鳴らしながら
歩いて車まで戻った。



本命が生息しそうな
雰囲気は感じながらも、
出てくるのはお馴染の
ポピュラーな種となる。



最後のポイントからは
新成虫が現れた。



IMG_90101.jpg



可愛らしい彼女に
別れを告げ、
PM5:00採集を打ち切った。


本命と殺人ダニには
遭遇しなかったが、
日頃の鬱憤を少々晴らせた。



サプライズが多く、
非日常を体感出来た日となった。



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