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第一植生調査ポイント

子供達が、毎週誰かしら
体長を崩し、採集に出掛けられない
私の姿を見兼ねて、嫁が「独りで
行ってきたら?」と鬱気味な
私に配慮してくれた。



ライガとフーガが
「僕達も行きたいのに」
と、後ろ髪を引かれる声を
聞きながら、とある河川の
植生調査を元に

AM10:30

アクセルを踏み込んだ。



幾つかの植生調査から
柳の群生場所とエノキがあり、
家から30分程で辿り着いた
第一ポイントがこちら。



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春の到来を告げるかのように、
雑草は生い茂り、菜の花が
点在していた。



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台風や増水の影響か、
根こそぎ倒れているのを
よく見かけたが、根は
乾燥しきっていた。



20M程歩くと、
このような倒木に出会った。



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産卵痕が多数ある柳だ。



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叩くと食痕だらけで次々と
姿を現した。



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開始して20分も経たずに、
メインケースが満杯に
なってしまった。



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コクワガタよりもヒラタが多く、
子供達に採らせてあげたかった
倒木だ。



場所を変え、竹が生えている
少し暗がりの中の細い柳にも
ヒラタがいた。


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数十メートル歩くと
このような倒木があった。



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サブケースの容量を気にする程
ヒラタが現れる。



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もうケースに余裕が無く、
敢え無く車に戻ろうとした時、
一本の柳が目に入った。



根は乾燥していた為、
期待は薄かったが、
一閃すると食痕が見え、
叩いていくと思わず声を
上げる幼虫が現れた。



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気付いたら携帯で
カーケーさんに
メールを送っていた。



レインボーアーチあり、と。



子供達の調子が悪いのと、
ケースが足りない事を考慮し、
河川敷を後にした。



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植生ポイントは
まだ第一ポイント。


期待に胸が膨らむばかりだ。


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何十年振りの展足

夕方の往生を確認し、
直ぐ様セリアに必要な物を
購入しに出掛けた。



展足を行う為の品目を。



発砲スチロールが無かった為、
オアシスを流用する事にした。



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次に展足の昆虫針をと思ったが、
そんな調子のいいものは店頭に
並んでいる訳もなく、裁縫用の
針を転用する事にした。



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履歴書に特技の欄があれば、
不器用と書ける程の私なので、
適当が花開いてしまう。



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二ヶ月乾燥させて、
ケースに収容したいと
考えている。


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思い出の艶を。


追従不能

3/13に記事にした
サキシマヒラタ27.7g
交換のタイミングで蛹室を
作成してしまった。



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これでは追従出来ない。



しかし、
暴れも無く、27.7gで羽化まで
持っていければ、それはそれで良しと
する事にした。(自分自身に言い聞かせた)



羽化を鶴首して待つ。


虜の往生

レギウスホワイトアイ♂の
動きが緩慢になっていた。



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夕方、採集から戻ってくると
往生していた。



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人生初の外産で、艶の魅力の虜になった
きっかけの個体だけに、思慮深く
感じてしまう。



迫力のボーダー越え

くわがた家でカワラタケMOと
プロゼリーを購入した際に、
オオクワガタHB81mmを
拝見した。



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繁々と眺め、
触れても良い許可を得て
掌に乗せてみた。


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後翅にしわがあり
完品ではないが、
圧倒的な迫力があった。



このような個体、
80mmアップをまずは目標に、
羽化までの管理を徹底していく。


旅立ちの遺産

レギウスホワイトアイ♀の
他界を確認した。



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私はカラーアイの飼育が初めての為、
無知な部分が多く、驚いてしまったのが
亡くなると眼の色が白から黒色に
変わっていた。



産卵セットは3回で、
産み落とされた子孫を確認する為、
最後の産卵ボトルを割り出した。



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中央の坑道は広く、
多産は望めないと覚悟した。



掘り進めて行くと、
2令幼虫が現れた。



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全て2令で5頭の生存を確認した。



ホワイトアイペアでの子孫は
全部で11頭となった。



前回の産卵セットでは
3頭のみとなった為、
私的に5頭はよくぞ頑張って
くれたと感謝の気持ちが
胸に広がった。



全てカワラMO1100ボトルに
投入した。


成長の早い艶を常時観察していく。


新着者

親しくさせて頂いている方から
タランドゥスペアを頂いた。



以前、タランドゥスの幼虫ペアを
頂いたのが羽化したところ、
レギウスと判明した経緯もあり、
蛹室にいた個体を起こし、
大顎の形状を確認して、頂いた。




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顎ズレがあるが、
累代には支障が無さそうだ。



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このペアで次世代の親超えを
誕生させる事にする。




奄美の新参者

親しくさせてもらっている方から
奄美大島F3
スジブトヒラタクワガタの
幼虫2頭を頂いた。



早速瓶交換を行い体重測定を
試みた。



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11.1g



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9.0g



このサイズが妥当なのかどうか
わからないが、羽化を楽しみに
待つ事とする。


追従態勢

2012/9/22
ファンタスティック瓶に投入した
今季期待度NO.1のサキシマヒラタ♂の
瓶交換を行った。



瓶から転がり出た姿に、
遂に大台の30g超えを
果たしたと思わせる体躯に
身体が震えた。



すぐさま体重測定を行うと
結果は、



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27.7g



私の飼育ではここまでなのか。
と、途方に暮れながら
3次発酵マットに投入した。


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目標は同会社のケージーさん。



お互いの結果をこのブログで
発表出来るように、
本日、本人と交渉を行う事にする。




漆黒の孤影

家の裏庭にある越冬ルームを
覗き、ゼリーの腐敗具合を
確認した。



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ケースが開いている容器に
漆黒の孤影が浮かんだ。



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活動を今か今かと
待ちわびているようだ。



親子御対面も間もない。







渦中の望み

2/25に詰めた菌床が約2週間を
経過した為、確認した。



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同じ日、
同じ菌床、
同じ容器、
同じ環境で菌の回りが異なっている。



区分けをするとこうなる。



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上部4本が菌の回りが遅く、
下部8本が使用可能となっていた。



一抹の不安が過るが、
下部8本を使用し、
自己採集系統の瓶交換を行った。



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13.3g



2012/11/3 三重県産F1
初令投入し、ファンタステッィク瓶に
全て投入。



昨年に投入した瓶との比較だと
3ヶ月経過の体重増が極めて
低い事になる。



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12.6g



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10.4g



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4.0g



これには私の意識が遠のくように
画像も不鮮明だ。



細長い体躯はノコギリを
彷彿させる程だ。



希望のAGに賭ける事にする。


驚愕のTransformation

3/8 AM6:00
3/6に記事にした
オオクワガタが蛹化していた。



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蛹室作りから時間が
経過していた事に
気付かなかっただけに、
驚きは計り知れない。



日々の疲れと
PCを独占されていた為、
本日の投稿となる。



今朝覗くと
体色はオレンジ色に変色していた。



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今季初のオオクワガタ蛹化。
顎が短い気がするが、
頭幅がやはり他とは異なり、
羽化が非常に楽しみだ。



タイミングを図り、
天地逆転を図る。



啓蟄のTransformation

今季初となる、
オオクワガタが前蛹と
化していた。



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阿古谷産F2
2012/6/1 初令投入
2012/7/22 14.4g
2012/10/8 24.2g
2012 12/24 22.3gで
無添加マットに投入した
個体になる。



体重を落とさない為に
敢えて菌糸瓶に入れなかったのだが、
果たしてどのような結果となるのか。
(我家には大型血統が存在しない為、比較にならないが)


気を付けなければならない点は、
瓶底での蛹室であるという事。



タイミングを見計らって
天地逆転を実行する事にする。


ラプラスの魔の見落とし

レギウスのカワラ除去作業に
困難を極めた為、
2012/12/21に記事にして以来、
生存が確認出来ていなかった
マンディブラリスフタマタ
カワラ800ボトルを開け、
カワラのモリモリ具合を
確認した。



3本中3本共食痕が確認出来て
いなかったのだが、一匹が
表層部付近で確認が出来た。



ほんの少し成長を遂げて。



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ラプラスの魔も見落としたようだ。



これには心底喜びが
込み上げた。



誰も居なかったら我を忘れ、
真夜中の雄叫びを上げていたに
違いない。大人気なく。



他の個体の生存も
祈るばかりだ。



MERRY-GO-ROUNDの行方

1/8に記事にした
暴れに暴れた
タランドゥス♀のボトルが
気になり、意を決して
掘出す事にした。



覚悟を決めた理由は、
瓶底で蛹化しており、
サキシマヒラタの
オフセット衝突上翅
繰り返さない為に、
タイミングを見計らって
ボトルを反転させていた
経緯があり、ライトで照らしても
姿が見えなかった事が
要因としてあった。



慎重にスプーンを使い
掘り進めると、空洞に当たり
♀個体が確認できた。



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身体にへこみもなく、
羽化から間もない色での
ご対面で、安堵の吐息が漏れた。



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この個体の側面、お腹の
分厚みを披露したかったのだが、
足がよたつき、コロコロと
転がってしまう為、諦めた。



時間が経過したら、
計測を実行する事にする。


点と線

今日こそフィールドへと
採集道具を整備していたが、
今朝方にフーガが風邪気味で、
大人しくする日となり、
フーガはしくしくと泣いた。



息子達が心底採集に行きたい
気持ちが私に伝わり、それだけで
心が満ち足りていった。



飼育部屋の
レギウスホワイトアイ幼虫の
カワラ2300を見ると、
カワラがモリモリ成長を経て、
空気孔まで僅かな位置まで
姿を変えていた。



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この除去作業に取り掛かる事にした。



まずペンチで安易に捻り
取り外そうとすると、
樹脂丸出しの防御で
傷さえ付ける事が出来なかった。



マイナスドライバーで
切り込みを入れようとしても、
跳ね返してくる。



これでは埒が明かないと
千枚通しを取り出し、
除去する部位に穴を一つずつ
付けていき、マイナスドライバーで
点を線で結んでいった。



この作業には時間を要した。
幼虫に接触しないように
する為だ。



ある程度進行した時点で
パン切り包丁を取り出し、
除去に踏み切った。



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なんとか傷つけることなく
除去に成功した。



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カワラは、成長途中の段階で、
早い芽摘みが必要だと
改めて実感した。



健やかに大きく育って
頂きたいものだ。



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弥生の活動

早期活動を開始してしまった
ブラックノコギリの餌交換の際、
交尾確認をした。



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3月に活動すると、
いつまで元気でいてくれるのか。


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