捻じれた顎

2012/12/1羽化個体である
西表島産 サキシマヒラタ♂
その顎の形状から私が命名した
ツイストクワガタが現在も尚健在だ。



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蛹の時点で幼虫の仮面が剥げず
残ったまま羽化した個体となり、
当初は雌雄同体のモザイク個体かと
思い込んでいた。



触角等も健常個体とは異なり、
羽化した時点で短命と思われたが、
右前足符節欠けはあるものの
体重も重く、身体を持ち上げると
捻じれた顎を動かし威嚇を試みる。



間も無く羽化後1年を迎えようと
している。



少しでも永く活動して貰えば
飼育者冥利に尽きる。



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延命の可能性

今朝起きると雪が
横殴りで吹雪いていた。



嫁から、今日は大人しく
家にいた方が良いと告げられ、
採集に出掛けられない気持ちが
鬱々と体内に広がりだした。



ふとツイストクワガタを覗くと、
ゼリーに夢中な姿を確認した。



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私が撮影の為容器に触れても
微動だにせず食していた。



顎の奇形で後食は微妙と
感じていた分、生き延びれる
可能性に安堵した。



鬱屈が和らぐ出来事だ。


Reckoning Day

比較を行う事で
最終結論付けたい。



モザイクの可能性を示唆した
サキシマヒラタの検証を
実行するに当たり、
2012.12.18に記事にした
サキシマヒラタ♂を取り出し、
ツイストクワガタとの比較を行う為に、
モデルを務めて貰った。



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まず右側の個体の
体長測定を実施した。



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65.9mm



親超えを果たす事が出来ず、
極めて遺憾である。



私の飼育力ではこのような事が
今後も多く掲載されるであろう。

落ち込んでなどいられない。



まず二頭を並列させて比較した。



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大顎までのラインは同じである。



次に腹部側での撮影・比較を試みた。



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こちらが正常な♂



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ツイストクワガタの腹部側。
やはり、大顎までのラインは
同じである。



前回♀との比較検証した際は、
♀にも似たフォルムで
モザイクの可能性を秘めていたが、
こうして♂との比較をしたところ、
明らかにモザイクではなく、
♂の奇形によるものと考えられる。



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今回の検証での結論として、
モザイクとの関係性は否とし、
完結させる。



ただ、
このツイストクワガタは
余命が短い可能性もある為、
他のクワガタ以上に
丁重にもてなす事とする。



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※大々的にモザイクの可能性と記事に取り上げ、皆様に誤解を生じさせた事に対し、お詫び申し上げます。
※カーケーさん、ブレッセでの情報、誠に有難うございました。

相違点の検証

今朝起きると
陽の光は無く、
横殴りの雪が別世界を
造り上げていた。




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この雪の影響で交通機関は麻痺し、
バス停で40分程途方に暮れ、
私は会社に遅刻した。



こんな日は早急に帰宅しようと
思ったが、仕事量が増えるばかりで
先程日付が変わり帰宅した。




部屋に入ると、
活動している成虫達の餌切れが無いか、
菌糸瓶で暴れやカビ等の変化はないかを
確認した。



その中で、
マット飼育をしていた
サキシマヒラタ♀に目が行き、
羽化後の掘出しを行った。



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ピカピカの新成虫だ。



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ここまで光が照り返すと
美しく見惚れてしまう。



私はオオクワガタ♀の上翅の
克明すぎるスジよりも、
ヒラタ♀の薄らと入るスジと
控えめなフォルムの方が好みだ。




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サイズは38.9mm。
淵を彩る金色の産毛も
上品さを醸し出す。




先に羽化した40.1mmよりも
小ぶりではあるが、
色艶ともにこちらの♀が好みだ。



ここでツイストクワガタとの
比較をしてみた。



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もう完全に別物だ。



ひっくり返すと、
やはり前胸から顎にかけては
♂のように見える。



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眼の位置や感じも♂のようだ。


見れば見るほど不思議な個体だ。

くっきりと雌雄が判別するものではなく、
色で例えるなら二色が混ざり合って
一つの別の色が誕生したようだ。


♂の蛹で時期羽化する個体が控えている。


羽化後は♂・♀・モザイク?で比較を
試みたい。



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モザイクの可能性

午前中、
嫁が小学校の役員を務めている為
手が塞がり、親子レクレーションに
参加出来ない理由で、私がお母様達に
混じり、ジャンケン電車・ドッジボールに
参加した。



これはこれで、息子達がどの友達と
仲良く遊んでいるのか、集団に馴染んで
いるのかが解り、参加して良かった。
(ドッジボールに大人気なく本気を出してしまった)



正午に解散し、
私は昼食を済ませ
岐阜のくわがた屋に、11/30に羽化した謎の
サキシマヒラタを持ち込んで見て貰った。




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こちらは羽化して2日経過した際に、
幼虫のマスクを剥ぎ取って
間も無い画像。



今日持ち込んだ際の個体はこちら。



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顎が捻じれており、
左眼が窪んでいる。

サキシマヒラタクワガタ改め、
ツイストクワガタとでも名付けようか。



店長の五十川さんも、
この個体には大変興味を抱かれ、
観察の末、モザイク個体ではないかと
声を上げた。



今年の夏に、
Yahoo ニュースでノコギリクワガタの
雌雄同体の記事を読んでいた為、
性的モザイクの言葉は理解していた。

※隣接する細胞間で性が食い違い、雌性を示す細胞と雄性を示す細胞が入り混じる事で産まれる個体を、
雌雄モザイクまたは雌雄嵌合体(しゆうかんごうたい)という。そうだ。




私が想像していたモザイクとは下の画像のような、
体を半分に分けた個体をイメージしていた。



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こんな綺麗に別れるものかという
程の画像だ。



あしゅら男爵としか例えようがない。




五十川さんは、前胸から顎部分は雄、
下部は雌ではないかと言われた。
(上半身と下半身の雌雄同体)



ひっくり返すとこんなお腹。
(触角にまだ蛹の殻が付着しているが、この部分は自然に剥がれるのを期待し触れなかった)



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足の長さ、太さは雄のようだ。



体長は49.6mm。
(幼虫時、最終体重24.5g、菌床:バンブー・インセクト ヒラタケ無添加)


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こうなると累代は絶望的だが、
標本家には堪らない個体だそうだ。



VIP保護観察の下、
克明に記録していきたいと
考えている。

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