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失策から知る

日本が世界に誇る固有種、
WF1スジブトヒラタクワガタの
ボトル交換を行う事にした。





スマトラで有名な
菌糸を使用し、
食痕が余り出ない事から
様子見となっていたが、
詰めたボトルは昨年の7月になる為、
劣化甚だしいものも見受けられる。


ボトルを取り出し
スプーンで掘り進めると、





oops!!


蛹室作製ボトルであった。


別ボトルに手を伸ばし、
幼虫を探す。





見た目声を上げる程でも無く、





8.3gの表示に
飼育魂に火を灯らず。


次なるボトルは、





8月に投入してこのサイズ、、、





私はコクワガタを飼育しているのか。


首を傾げながら
次なるボトルにスプーンを立てる。





今までが小さ過ぎた為、
巨体に見えるも





10.6gと話しにならない。


菌糸不適合か。


隣のヒペリオンssp.を
確認すると、





適度に育ち、





過去、相棒が16gから
60mm超えを果たしていた事から、
無難な50mm台と思われる。


菌糸の質に問題は無く、
スジブトヒラタに対し、
18℃の低温で体重を乗せる作戦が
失策となったようだ。


体色が黄ばみを見せる
個体ばかりで更なる成長は
到底見込めないが、
一つ学習した。


またの機会があれば
日本の固有種大型化に
臨みたいものである。

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固有種のスイッチ

週末に産卵セットした
ボーリンフタマタ、
ミニブラックボックス内を確認すると、
雌雄トレードで共同戦線を張る
DAIZさん♀が齧った痕跡を残した。





ミニブラックボックス内は
コナラ材が一本だけとなり、
齧らなければ他材の投与を
検討していただけに
嬉しい出来事となる。





採卵は週末と決めている為、
空砲の可能性が拭えないが、
今は採卵をぐっと堪える。





私が独自に購入した
44.8mm♀も同様に痕跡を披露する。





此方もボーリンフタマタ飼育をすると
採卵の虜となる所を、patienceと
口に出しながら自らの採卵魂を封じる。





♀にはゼリーを
しっかりと与えつつ、





産卵モードを継続して頂く。


さて、未だ産卵スイッチが
よく解らない日本の固有種、
スジブトヒラタのセットを覗く。





セットから3ヶ月が経過した
とんかちさん採集、
奄美大島産スジブトヒラタの
材を取り出した所、





材の中央から♂が現れ、
材を隈なく探すものの
食痕は現れなかった。


不発か。


材が柔らか過ぎたかと
反省していると、





1頭の幼虫を確認する。


材内部はこの1頭となり、
マット内部を探る事にすると、





♀の姿を捉え、
押し固められたマット部を
探るものの追加には至らなかった。


改めて産卵セットを組む為、
内部には霊芝材を入れて
動向を伺う。





しかしスジブトヒラタの産卵には
梃子摺るばかりである。


狙って採るAMGとしては
また燃える種となる。


少しでも攻略の糸口が探れるよう、
温度帯やセット内容を試行錯誤していく。


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不揃いの次世代

この孵化を待っていた。





未だ産卵のスイッチが
解らずにいる奄美大島産
スジブトヒラタクワガタ。


産卵セットは2015.12.10となり、
半ば諦めかけていた。


♀は既に他界し、
産卵セットを解体しようとした所、
幼虫の存在に気付いた。






最後の卵が孵化した
タイミングで割り出そうと決め、
本日それを手に取った。


中央に埋め込んだ材には
産み付けられたのか。





ケースを天地逆転させ、
材を押し出すと、
それは溢れた。





私のスジブトヒラタの産卵結果と言えば、
多くを語る事も出来ぬ片手数。


今回は底面、側面を見る限り、
片手を超える数が
産み落とされていると予想する。


埋め込んだ材には
無数の食痕が走り、





力を込めて材を割ると、





マットに産み落とされたのとは
比較にならない大きさで現れた。





材からはマットよりも
大きな個体が現れる為、
材への産卵が早期と思われる。





総数は、





WD63.3mm♂×33.5mm♀による
不揃いの次世代が13頭となった。


然し乍ら残念な事に、
何が産卵スイッチだったのか
未だに把握出来ていない。


日本の固有種である
スジブトヒラタ完全攻略を目論見、
次世代での累代を楽しむ事とする。


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愛知県大府市げんきの郷にて販売会開催中。
ご興味のある方は是非足を運んでみて下さい。


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ボトルマジックか否か

交換を一通り終えたボトルでは
その姿を見る機会が少ない。


幼虫フェチの私としては、
ボトル側面に映る立派な
体躯に魅了される。


唯一顔を出したのは、
先日交換した40gタランドゥス♂、





もはやラオウの如く
顔が筋肉で埋まってしまっている。


そんな所感である。


交換後に気をつけている事は
酸素量となり、上蓋を外し
お気に入りのクッキングシートを
二枚被せている。


幼虫投入孔がカワラ菌糸で
固く閉じた所で通常の上蓋を
取り付けボトルを逆さにする。


上記方法が良いかは
皆様の手法があるので
特段声を上げないが、
我が家ではこの手法で
暴れを防いでいる。


そして現在最も気になる
世界に誇る固有種、
スジブトヒラタクワガタ♂が
800ボトル側面によく顔を
覗かせる。





この頭幅はボトルマジックか否か、
2本目の交換が楽しみな個体となった。


現在スジブトヒラタクワガタは
♂♀共に一頭ずつと寂しい数だけに、
命の灯し火を消さぬように
管理の目を光らせなければならない。


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言葉を探す

月末の慌ただしさを終え、
vivids ssp.にて飼育に携わる。


頭が重く感じながら、
2015.9.21に産卵セットを組んだ
スジブトヒラタを割り出す事にした。





ケース底面、側面共に
変化は無く、坊主を覚悟しながら
タライに押し出した。





1頭転がり出た為、
製氷皿を用意し、
中央に埋め込んだ材を
確認していく。





マットからは幼虫の姿は見えず、
材を割り進めるものの
こちらからも姿は現れない。





世界の固有種、
スジブトヒラタクワガタ、
2頭確保。


もうこれ以上言葉は
見つからない。


♀は頗る元気の為、
追い掛けを行い累代数を
増やしていく。


家に戻り、
電子レンジで温めた晩御飯と
アルコールを口にすると、
睡魔は重くなった頭を
揺さぶり、ベッドで横になると
記憶を無くし、ドラクエの宿屋のシーン、
一瞬で朝を迎えた。


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レギウスオオツヤクワガタ 追加


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