午前0時の調達

タガメ飼育の水槽が窮屈に思え、
ヤフーショッピングを眺めていると
ゾロ目だからとかで割安になっていた為、
タップした。





届けられたのは、
ブラックシリコンが映える
レグラスシリーズ。


この水槽に入れる
流木を探しに行こうと
思い立ち、車に乗り込む。


時計を覗くと日付が変わる寸前、
曇り空から僅かに顔を見せる
月の灯りを頼りに、誰もいない
河川敷を独り歩いていく。


ライトを川に照射すると、





小魚が暴れ、水面に
小さな波が生じる。


赤い目が浮かび上がる
手長海老の存在を確認し、
網で掬う。





セイゴなのか、
この次に入るは、





手長海老となる。


ライトで手長海老を
探していると、





大きな巻貝が現れた。


ドラゴンクエストの如く
次々と現れる相手に独り
愉しみながら、





モンスタークラスが登場する。





半ズボン、サンダルという
装備でありながら、
この大物は逃せないと思い、
川に足を踏み入れ、捕獲した。





身体は其れ程だが、
手が長い為、とんかちさん採集
215mmに並ぶのではないか。


そう呟きながら
次なる大物を見つけ、網で抑え、
手長海老を網の奥へと追いやり、
地上に揚げる。





前回同様、小柄な手長海老が
多い中、本日は大物がよく現れる。





時計を覗くと、


AM 1:00


当初の目的にシフトし、
使えそうな流木を2つ手にする。


本日の成果は、





短時間でありながら、
充実した採集数となる。


40分程の採集を満喫し、
急いでvivids ssp.に向かう。





流木を加工し、
タガメ用の水槽が
よく解らない事になった。


そして本日採集した
モンスターを計測する。





180mmと、とんかちさんとは
35mmの差となる。


流木探しのついでなのか、
手長海老採集のついでなのか、
どちらにせよ、2つの興味は
私を突き動かす原動力となる。


手長海老は美味しく頂き、
タガメの新居を完成させる事とする。


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河川遊戯

2017.7.8
PM 7:00


息子達の念願である
とんかちさんから教えて貰った遊戯、
手長海老採集に出掛けた。


潮の満ち引きも
見ずに向かうには無謀と
思いつつも、此方の都合は
変えられない為、熱い採集魂を
携えるのみとなる。


PM 8:00


現地に到着し、
ライトを照らし手長海老の
目を赤く浮かび上げる。





息子達がスムーズに
網の中に入れていく中、





私も漸く網の中に
それを入れる事に成功する。





狙うはとんかちさん採集、
215mm超えとなる個体となる。


ただ、採集出来るのは
前回よりも小さなサイズとなる。





小さなサイズは安易に
採集出来る。





適度に採集を済ませ、





第2ポイントへと向かった。


PM 9:10





先程の場所よりも
遥かに多くの手長海老が
確認出来るも、前回採集時より
潮の満ちが採集を憚る。


目標となる215mm超えは
遥か彼方の記録となりつつ、
今回見た中で抜群のサイズとなる
手長海老を発見し、
次男が網を進め、
私がその先の道を阻み
網に入れた。





二人歓喜の声を上げ、





計測すると、





170mm超えは果たすも、
とんかちさんの記録が
化け物サイズと痛感した。


PM 10:40


明日の行動に支障をきたすと
判断し、急いで家路に向かった。


息子達の道楽となる
手長海老採集は、我が家に定着し、
今後も継続となる。


指標がある採集程
愉しいものはない。


そう思いつつ、


AM 1:00


眼を瞑る。


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卵塊鎮座

2017.6.14
PM 10:15


昨夜は新人の歓迎会で
アルコールを摂取した為、
vivids ssp.に向かえず、
月曜日に向かってから久方ぶりと
車の鍵を握ると、
ベランダで聞き覚えのある音がした。


目を凝らすと、





コクワガタが飛来していた。


最適採集日到来なのかと
尋ねたくなる。


vivids ssp.の扉を開け、
日曜日に同居させたタガメを
覗くと、





♀はドジョウを捕らえ、
体液を吸っていた。


素早いドジョウを
よく捕らえるものと感心していると、
流木の上でオーラを放つ♂がいた。





よく見ると、
♂が鎮座する場所には
卵塊が有り、驚きを隠せず
暫し呆然とした。


日曜日に♂を採集し、
月曜日に同居させ、
水曜日には卵塊が存在する。


交尾してから卵を産むまでの
時間は3日と大変短いと知る。


此れ程の早いスケジュールの
昆虫で自然界には稀の数。


また、♂が卵を護る昆虫は
思い浮かべても見当たらない。


コオイムシは♂の背中に
卵を産むが、タガメは卵を護り、
また卵に対して水分調整を施す。


なんと興味深い昆虫なのか。


その卵を護る姿に
見惚れるように佇むのは
クロゲンゴロウ。





卵は1週間程で孵化するようであり、
幼体の餌や水質調整に
忙しくなりそうである。


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メモリアルテラリウム

タガメを採集し、
家に戻ると娘は妻と近くの
公園に出掛けていた。


急いで長男とシャワーを浴び、
娘の下に向かい、
長男は発泡箱を開け、
採集したタガメを披露すると、
妻と娘は初めて見るその姿に驚き、
絶叫した。


その動き、奇抜なフォルム、
マッスルポージング、
全てがNGのようだ。


娘の友達の弟である
昆虫大好きしゅんちゃんに
生タガメを見て貰う為向かい、
発泡箱を開けると、
しゅんちゃんは臆する事なく
タガメを掴み、憧れのタガメに触れた。





皆からタガメ採集の祝辞を
頂く中、長男の採集を伝えると、
娘の友達ママから採集記念と言い、
水槽を譲り受けた。


皆が自分の事のように
喜んでくれる娘友達家族に
感銘を受けながら、
早速採集タガメ用に
テラリウム作製に着手した。


先ずはタガメの生命線とも言える
足場作りから始める。


とんかちさんと手長海老採りの際に
拾った流木を





水槽のサイズにカットし、
取り急ぎタガメと餌となる
カエル、オタマジャクシを投入した。


数時間も経たずに、
タガメはカエルを捕らえ、





北斗神拳奥義炸裂の如く、
アベシとなっていた。





水槽に水草が育つマットを
入れる為、タガメを取り出す。





セルの第1形態は間違いなく
タガメがモデルに違いない。


時にマムシや亀、ネズミなどを
捕食するタガメは昆虫界最凶とも呼ばれ、
水の帝王の名に相応しいものの、
卵を守る為♂は卵塊に給水をするなど
マメな一面も持ち合わせる。


マットと水草で
生活出来るよう整え、
タガメを投入すると、
ハンタースタイルで待ち伏せる。





帝王を観察すると、
シュノーケルとも呼ばれる
呼吸官の伸縮度合いにも驚いた。





ブリードをするのであれば、
縦に長さのある水槽が必要となる。


メモリアルテラリウムで
過ごして貰い、♂を採集した場合、
その先の展開を考える事とする。


二つの水槽は時間を忘れ、
いつ迄も見ていられる。





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流木テラリウム

先日、とんかちさんと
手長海老採りの際に拾った
流木をアクアテラリウムに導入した。





中央で見えていた
スポンジフィルターが隠れ、
厳かな雰囲気が立ち込める
テラリウムへと変貌を遂げた。


流木一つでここまで
印象が変わるものなのか。


足場がしっかりとしたせいか、
タイコウチも私の目の前で狩りを
披露する。





いつ迄も眺めていられる
このテラリウムにて
一つ解った事は、





餌として与えている
雑魚が万能である事。


イモリの餌を与えても
微動だにしなかったアカハライモリの
雑魚を口にしたその姿は、
些か葉巻を咥えた
不動産業者の風貌にも映った。





ゲンゴロウ科の我が家最大種である
クロゲンゴロウも、





雑魚を抱き抱えては、
食事に没頭する。


もしこれがナミゲンゴロウであったら、
そう思う度、採集魂に火がまた
焚べられる。


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